■授業内容と方法 |
ファジィ集合の意義,メンバーシップ関数の役割,ファジィ集合の演算,レベル集合,分解定理,拡張原理,ファジィ関係,ファジィ関係の演算,ファジィ関係の合成について述べるとともに,ファジィ推論,ファジィ測度の考え方について説明する.
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■達成目標 |
この講義の達成目標は,ファジィ集合とクリスプ集合の違い,メンバーシップ関数の働き,ファジィ集合をもとにした代数基礎理論を理解させ([H-2]専門性),技術者としてより有効な新しい情報システムを開発できる([G-1]創造性)ための基礎力を養成するとともに,簡単なシステム上の問題が解ける([F-1]実践性)レベルまでもっていく事である.
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■評価基準と評価方法 |
1)レポート・宿題(20%),2)テスト(80%)の結果を総合して評価する.
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■履修条件 |
情報数学I, IIを既に履修している方が望ましい.
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■授業計画 |
第1回(10/7) ファジィ理論の誕生 : ファジィ理論の誕生と背景 第2回(10/21) ファジィ理論の意義:ファジィの意義,人間とファジィ科学 第3回(10/28) ファジィ理論の応用例:推論問題への応用,エキスパートシステムへの応用,制御への応用 第4回(11/4) ファジィ集合:ファジィ集合,クリスプ集合,メンバーシップ関数,メンバーシップ関数の役割 第5回(11/11) ファジィ集合の演算:論理和,論理積,代数和,代数積,限界和,限界積,ド・モルガンの法則 第6回(11/18) レベル集合と拡張原理:αーレベル集合,分解定理,拡張原理 第7回(11/25) ファジィ数:凸性,凸ファジィ集合,ファジィ数 第8回(12/2) ファジィ数の演算 : ファジィ数の和・差・積・商 第9回(12/9) ファジィ関係:従来の関係とファジィ関係,ファジィ行列,分解定理 第10回(12/16) ファジィ関係の演算:代数和,代数積,限界和,限界積,関係のmax・min合成 第11回(1/6) 特別なファジィ関係:反射的,対称的,反対称的,推移的,相似関係,類似関係 第12回(1/13) ファジィ推論の基礎:ファジィ述語,ファジィ命題,ファジィ修飾命題,含意 第13回(1/20) ファジィ推論法:ファジィ推論,Lukasiewiczの含意,Zadehの推論法,Mamdaniの推論法 第14回(1/27) ファジィ測度:測度,ファジィ測度,ファジィ測度の種類 第15回(2/3) まとめの総合演習とテスト
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■事前・事後学習 |
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■教科書 |
ISBN |
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■参考書 |
ISBN |
井上洋,天笠美知夫:「ファジィ理論の基礎」,朝倉書店
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■備考(メッセージ) |
毎回、講義の最後に家庭学習用(3時間程度)の小問を課す.
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■オフィスアワー |
金曜日(13:00-15:00)
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■メールアドレス |
miyagi@ie.u-ryukyu.ac.jp , miyagi@tec.u-ryukyu.ac.jp
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■URL |
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