琉球大学 教務情報システム
2011年01月05日
シラバス詳細
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ファジイ理論
科目番号 情222
履修年度
2010年後期
開設学部等 工学部 情報工学科 知能情報工学
期間
後期
曜日時限 木曜日3時限 工1-321
単位数
2
担当教員 宮城 隼夫
講義コード
60102600
■授業内容と方法
ファジィ集合の意義,メンバーシップ関数の役割,ファジィ集合の演算,レベル集合,分解定理,拡張原理,ファジィ関係,ファジィ関係の演算,ファジィ関係の合成について述べるとともに,ファジィ推論,ファジィ測度の考え方について説明する.  
■達成目標
この講義の達成目標は,ファジィ集合とクリスプ集合の違い,メンバーシップ関数の働き,ファジィ集合をもとにした代数基礎理論を理解させ([H-2]専門性),技術者としてより有効な新しい情報システムを開発できる([G-1]創造性)ための基礎力を養成するとともに,簡単なシステム上の問題が解ける([F-1]実践性)レベルまでもっていく事である.  
■評価基準と評価方法
1)レポート・宿題(20%),2)テスト(80%)の結果を総合して評価する.  
■履修条件
情報数学I,  IIを既に履修している方が望ましい.  
■授業計画
第1回(10/7)  ファジィ理論の誕生  :  ファジィ理論の誕生と背景
第2回(10/21)  ファジィ理論の意義:ファジィの意義,人間とファジィ科学
第3回(10/28)  ファジィ理論の応用例:推論問題への応用,エキスパートシステムへの応用,制御への応用
第4回(11/4)  ファジィ集合:ファジィ集合,クリスプ集合,メンバーシップ関数,メンバーシップ関数の役割
第5回(11/11)  ファジィ集合の演算:論理和,論理積,代数和,代数積,限界和,限界積,ド・モルガンの法則
第6回(11/18)  レベル集合と拡張原理:αーレベル集合,分解定理,拡張原理
第7回(11/25)  ファジィ数:凸性,凸ファジィ集合,ファジィ数
第8回(12/2)  ファジィ数の演算  :  ファジィ数の和・差・積・商
第9回(12/9)  ファジィ関係:従来の関係とファジィ関係,ファジィ行列,分解定理
第10回(12/16)  ファジィ関係の演算:代数和,代数積,限界和,限界積,関係のmax・min合成
第11回(1/6)  特別なファジィ関係:反射的,対称的,反対称的,推移的,相似関係,類似関係
第12回(1/13)  ファジィ推論の基礎:ファジィ述語,ファジィ命題,ファジィ修飾命題,含意
第13回(1/20)  ファジィ推論法:ファジィ推論,Lukasiewiczの含意,Zadehの推論法,Mamdaniの推論法
第14回(1/27)  ファジィ測度:測度,ファジィ測度,ファジィ測度の種類
第15回(2/3)  まとめの総合演習とテスト      
■事前・事後学習
 
■教科書 ISBN
坂和正敏:「ファジィ理論の基礎と応用」,森北出版
 
■参考書 ISBN
井上洋,天笠美知夫:「ファジィ理論の基礎」,朝倉書店
 
■備考(メッセージ)
毎回、講義の最後に家庭学習用(3時間程度)の小問を課す.  
■オフィスアワー
金曜日(13:00-15:00)    
■メールアドレス
miyagi@ie.u-ryukyu.ac.jp , miyagi@tec.u-ryukyu.ac.jp
 
■URL