琉球大学 教務情報システム
2011年01月05日
シラバス詳細
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音声・画像処理
科目番号 情326
履修年度
2010年後期
開設学部等 工学部 情報工学科 知能情報工学
期間
後期
曜日時限 木曜日3時限 工1-322
単位数
2
担当教員 長山 格
講義コード
60108300
■授業内容と方法
ディジタル信号の高位形態である画像・映像・音響・音声などの情報処理について解説する.これらの情報は人間にとってのみ意味のある高度な創造性の現れともいえる.それでは人間はどうやってこれらの情報を『理解・処理』しているのか,さらにコンピュータでこれらの情報を処理・生成するには,どのような手法・機構が用いられているのか,情報表現の基礎的手法および応用について解説する.
また、講義の進展に応じて理論を実践する画像処理プログラミングを行い、講義の理解を深めるとともに応用力を涵養する。
 
■達成目標
○画像と音声及び人間の知覚機構とデジタル信号の概念を理解し,様々な処理アルゴリズムと新しい計算法を実行できること(専門性)
○画像処理アルゴリズムをプログラムする知識を身につけること(実践性)
○基本的な問題に対する解法を設計できること(創造性)
 
■評価基準と評価方法
評価基準
  以下の項目について達成できるかどうかを評価基準とする。
  (1)  画像におけるデータ処理アルゴリズムについて説明できる。
  (2)  画像におけるデータ処理アルゴリズムをプログラム実装できる。
  (3)  音声画像に対する感覚と心理の特性を説明できる。
  (4)  音声画像に関する基礎知識を説明できる。
  (5)  ディジタルフィルタの概念を説明できる。
  (6)  画像処理応用システムの仕組みを説明できる。

評価方法
中間(50%),期末(50%)によって評価する。100点満点中の60点以上を合格とする。
また、学則に従い60点以上70点未満を「D」、70点以上80点未満を「C」、80点以上90点未満を「B」、90点以上を「A」とする。ただし、全講義数の3分の2以上の出席の無い者は不可とする。  
■履修条件
JAVAまたは何らかのプログラミング言語を利用できることが望ましい。
先修科目として線形代数学、ディジタル信号処理、パターン認識等のどれかを履修していれば望ましい。  
■授業計画
第1回  ()    概説  画像・音声の信号処理の基礎    
第2回  ()    デジタル信号と人間の心理・知覚機構    
第3回  ()    信号・画像の入出力と生成モデル
第4回  ()    信号・画像の性質とパラメータ
第5回  ()    濃淡変換
第6回  ()    空間フィルタリング    
第7回  ()    周波数フィルタリング    
第8回  ()    中間    
第9回  ()    復元と再構成  
第10回  ()  幾何学変換    
第11回  ()  2値画像と領域処理    
第12回  ()  パターン認識  
第13回  ()  動画像処理    
第14回  ()  画像符号化    
第15回  ()  復習等予備日    
第16回()  期末  
■事前・事後学習
 
■教科書 ISBN
「ディジタル画像処理」 CG-ARTS協会 9784903474014
 
■参考書 ISBN
田村秀行「コンピュータ画像処理入門」, オーム社 4795263043
J.C.Russ:The Image Processing Handbook ,CRC Press (2002)  9780849372544
安居院猛 , 中嶋正之,画像情報処理, 森北出版(2003)
 
■備考(メッセージ)
講義時間以外にも十分な自習学習時間をとり、知識習得に努めること。  
■オフィスアワー
木曜日15:00-17:00    その他いつでも電子メールで対応します  
■メールアドレス
nagayama@ie.u-ryukyu.ac.jp
 
■URL