■授業内容と方法 |
高等学校普通教科「情報」の免許取得のために履修が義務づけられている「情報科教育法」を実施する科目である。 (1)教授手段としての情報技術・メディア (2)学習手段としての情報技術・メディア (3)情報技術そのものについての科学的な理解 (4)情報化社会における社会的・経済的・倫理的な認識と理解 以上4つの視点を考慮した情報化時代における教育観・学習観を体得することを目標とする。 講義内容は,指導方法の検討と教育内容の概観の2部に大別され,これら理論的背景に基づいた模擬授業も実施する。
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■達成目標 |
【積極性[A-2]】 自由な発想に基づき,自ら積極的に考え自ら意欲的に行動することができる。 【実践性[F-1]】 模擬授業の設計と実施をおこない,独自性を活かすことができる。 【専門性[H-3]】 「情報」に含まれる各分野の内容を正確に理解し,先端の研究内容との関連づけができる。
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■評価基準と評価方法 |
(1)毎回の発表において、自由な発想に基づき,自ら積極的に考え、自ら意欲的に発表し質疑・応答できること。【積極性[A-2]】 (2)自分で、わかりやすい模擬授業を設計し、実施できること。【実践性[F-1]】 (3)「情報科」に含まれる内容を正確に理解できること。専門的に学んでいる内容を活かせること。【専門性[H-3]】 以上のことを、受講状況(20%)、中間テストとしてのノート提出(20%)、授業計画書(20%)、模擬授業(20%)、報告書(20%)により総合的に評価・判定する。
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■履修条件 |
普通教科「情報」免許取得の意思があること。教育実習を履修済または履修予定であること。
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■授業計画 |
第1回(10/12) イントロダクション,講義計画,グループ分け 第2回(10/19) 第1章情報科の成立 第3回(10/26) 第2章新学習指導要領における情報教育 第4回(11/2) 第14章評価の工夫 第5回(11/9) 第15章学習指導案の作成 第6回(11/16) 第16章情報科とプレゼンテーション、17章授業形式の実習 第7回(11/30) 学習指導案検討 第8回(12/7) 模擬授業、評価 第9回(12/14) 学外授業実習準備 第10回(12/21) 学外授業の結果検討 第11回(12/28) 授業評価表の検討、模擬授業準備,学習指導案検討 第12回(1/11) 模擬授業(各グループ毎) 第13回(1/18) 学内研究授業見学 第14回(1/25) 模擬授業評価,総括 第15回(2/) 沖縄県教育センター研究発表会参加または授業見学
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■事前・事後学習 |
予習:分担の決まったところをよく読み、発表用スライドを作成すること。他の学生は教科書の該当部分を読み、疑問点や議論すべき点を抽出しておくこと。 復習:当日の感想や意見を自分のノートにまとめておくこと。次の授業の準備のための課題(授業計画書作成など)をこなすこと。
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■教科書 |
ISBN |
文部省「高等学校学習指導要領解説情報編」(開隆堂出版)ISBN4-304-04075-8
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9784304041655 |
久野靖・辰己丈夫「情報科教育法」(オーム社)I
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9784274206641 |
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■参考書 |
ISBN |
鳥居雄司・宮城優・若菜初「普通教科情報の授業はこう創る」(学事出版)ISBN4-7619-0770-3
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4761907703 |
文部省「高等学校学習指導要領解説総則編」(東山書房)ISBN4-8278-1201-2
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9784827814804 |
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■備考(メッセージ) |
教科書は各自生協にて購入しておくこと。 WebClassを活用する。 ニュースグループ ura.ie.classes.edu-a 授業計画に日程と内容が示してあるので、予習復習に活用すること。
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■オフィスアワー |
月、水、木の9:00-10:00
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■メールアドレス |
takara@ie.u-ryukyu.ac.jp
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■URL |
http://www.iip.ie.u-ryukyu.ac.jp/iip/takara.htm
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