琉球大学 教務情報システム
2011年01月05日
シラバス詳細
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情報科教育法A
科目番号 情367
履修年度
2010年後期
開設学部等 工学部 情報工学科
期間
後期
曜日時限 火曜日2時限 工1-321
単位数
2
担当教員 高良 富夫
講義コード
60123500
■授業内容と方法
高等学校普通教科「情報」の免許取得のために履修が義務づけられている「情報科教育法」を実施する科目である。
  (1)教授手段としての情報技術・メディア
  (2)学習手段としての情報技術・メディア
  (3)情報技術そのものについての科学的な理解
  (4)情報化社会における社会的・経済的・倫理的な認識と理解
以上4つの視点を考慮した情報化時代における教育観・学習観を体得することを目標とする。
講義内容は,指導方法の検討と教育内容の概観の2部に大別され,これら理論的背景に基づいた模擬授業も実施する。  
■達成目標
【積極性[A-2]】  自由な発想に基づき,自ら積極的に考え自ら意欲的に行動することができる。
【実践性[F-1]】
模擬授業の設計と実施をおこない,独自性を活かすことができる。
【専門性[H-3]】
「情報」に含まれる各分野の内容を正確に理解し,先端の研究内容との関連づけができる。    
■評価基準と評価方法
(1)毎回の発表において、自由な発想に基づき,自ら積極的に考え、自ら意欲的に発表し質疑・応答できること。【積極性[A-2]】
(2)自分で、わかりやすい模擬授業を設計し、実施できること。【実践性[F-1]】
(3)「情報科」に含まれる内容を正確に理解できること。専門的に学んでいる内容を活かせること。【専門性[H-3]】
以上のことを、受講状況(20%)、中間テストとしてのノート提出(20%)、授業計画書(20%)、模擬授業(20%)、報告書(20%)により総合的に評価・判定する。
 
■履修条件
普通教科「情報」免許取得の意思があること。教育実習を履修済または履修予定であること。  
■授業計画
第1回(10/12)  イントロダクション,講義計画,グループ分け  
第2回(10/19)  第1章情報科の成立  
第3回(10/26)  第2章新学習指導要領における情報教育  
第4回(11/2)  第14章評価の工夫  
第5回(11/9)  第15章学習指導案の作成  
第6回(11/16)  第16章情報科とプレゼンテーション、17章授業形式の実習  
第7回(11/30)  学習指導案検討  
第8回(12/7)  模擬授業、評価  
第9回(12/14)  学外授業実習準備
第10回(12/21)  学外授業の結果検討
第11回(12/28)  授業評価表の検討、模擬授業準備,学習指導案検討  
第12回(1/11)  模擬授業(各グループ毎)  
第13回(1/18)  学内研究授業見学
第14回(1/25)  模擬授業評価,総括  
第15回(2/)  沖縄県教育センター研究発表会参加または授業見学    
■事前・事後学習
予習:分担の決まったところをよく読み、発表用スライドを作成すること。他の学生は教科書の該当部分を読み、疑問点や議論すべき点を抽出しておくこと。
復習:当日の感想や意見を自分のノートにまとめておくこと。次の授業の準備のための課題(授業計画書作成など)をこなすこと。  
■教科書 ISBN
文部省「高等学校学習指導要領解説情報編」(開隆堂出版)ISBN4-304-04075-8 9784304041655
久野靖・辰己丈夫「情報科教育法」(オーム社)I 9784274206641
 
■参考書 ISBN
鳥居雄司・宮城優・若菜初「普通教科情報の授業はこう創る」(学事出版)ISBN4-7619-0770-3 4761907703
文部省「高等学校学習指導要領解説総則編」(東山書房)ISBN4-8278-1201-2 9784827814804
 
■備考(メッセージ)
教科書は各自生協にて購入しておくこと。  
WebClassを活用する。
ニュースグループ  ura.ie.classes.edu-a  
授業計画に日程と内容が示してあるので、予習復習に活用すること。  
■オフィスアワー
月、水、木の9:00-10:00  
■メールアドレス
takara@ie.u-ryukyu.ac.jp
 
■URL
http://www.iip.ie.u-ryukyu.ac.jp/iip/takara.htm