■授業内容と方法 |
最近の我が国においては、長期的不況の中、求人が激減している。このことは、みなさんが将来の人生の計画を描くとき、大きな不安要因であることは否めない。ところで、求人数と卒業者数のバランスをみた場合、工学部の学生は卒業後、必ずどこかの企業に就職できるということも事実である。しかし、自らが望む職業を選択できるということは、社会人として第一歩を踏み出す場合、非常に優位なことであると考えられる。本講義は、みなさんが、希望する職業選択を行う際の一助となり、かつ、幸せな人設計を行なうための「智慧」を獲得するための実践的なキャリア教育と、実社会で必要な技能を習得する心構えを育む事を目的とする。
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■達成目標 |
講義の意図するところは以下の3点に集約される。 1) 問題意識の啓発(なぜ、就職が必要であるか。自分は何に向いているのか、将来像を描くことの大切さ) 2) Logical thinking and aggressive action(論理的に考え、積極的に行動する) 3) 気配り、目配り、心配り(社会の一員としての人間力,コミュニケーション力の涵養) 講義受講後には, ア) 自己分析および他者分析の結果から,自身の長所を把握しそれを適切に他者に説明することが出来る. イ) 社会に出て働く事の意義や自身の目標について他者に説明することが出来る. ウ) グループ討論において自身の役割を理解し,討論を効果的に進めることが出来る. エ) 自主的な修学計画を立案し,実践することが出来る.
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■評価基準と評価方法 |
講義および実践的な実習での貢献度,要求する提出物の内容を総合的に評価する.
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■履修条件 |
プロジェクトデザインI,IIの履修が望ましい.情報工学科達成度評価を行っている事.
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■授業計画 |
1.オリエンテーション(4/16) シラバスの説明,スケジュールの説明,登録作業(遠藤 30分程度) 挨拶とボランティアについて(岡崎 30分程度) 毎ナビ担当者による就活キックオフの話(30分程度)
2.ビーチ清掃(4/20(土)午前を予定) 詳細は別途(日程を調整の上参加の事)
#4/23はビーチ清掃に振替のため休み,4/30は月曜の講義日
3-4.TOEFL-ITP:(5/7) 4限ー5限 1:TOEFL-ITP受験(130分) 2:自主的な英語学習の計画とGTECスコア目標設定(30分)
5.「5つの要素×4つの視点×5つのWH =自ら創りつづける100の可能性」(5/14) (非常勤講師 沖縄人財クラスタ研 白井旬氏、遠藤)
#5/21&5/27は6/22(土)のイベント授業に振替のため休み
6.社会人基礎力テストによる自己分析(6/4) (世話人:遠藤) 1:リアセックによるPROGテストによる社会人基礎力の分析
#6/11は6/18の連続授業へ振替
7-8.「ビジネスにおける多角的コミュニケーション~仕事とプライベートにおけるコミュニケーションの違い~」 (6/18) 2コマ連続(非常勤講師 未来図コミュニケーションズ 豊田麻琴氏、世話人:遠藤) 1:交渉、連携、渉外対応、会議の司会など「一対一」、「一対多」、「多対多」など、あらゆる場面で対象者に応じた「ビジネスコミュニケーション」についてのレクチャー 2:現在のビジネス環境と課題、そして演習ワークを通してビジネスコミュニケーションを「体験」する.
9-10.キャリア形成イベント(6/22(土)浦添市 結いの街 9:00-)2コマ相当 1:高校生+大学生+社会人・教職員混合のレゴブロックワーク 2:社会人によるパネルディスカッション(働くってなんだろう?高校・大学時代に大切にしてほしいこと) 3:大学生と高校生のディスカッション。
#6/25は5/7の2コマ連続に振替のため休み
11.アメリカ人と日本人(和田)(7/2) 世界一の大国であるアメリカと日本を総合的に比較することにより、両者の長所や欠点を発掘し、その上で我々が住む沖縄の立ち位置の在り方について考える。
12. 自己分析結果&客観分析結果と2年間の学習成果による自己アピールの文書化(7/9) 1:PROGテスト結果の比較分析 2:講義のショートワークおよび学科ポートフォリオによる自己の長所分析 3:自己アピールの文書化
#7/16は7/23の2コマ連続のためお休み
13-14.就職準備プレ実践(非常勤講師 マイナビ 城丸結布子 世話人:遠藤)2コマ(7/23) 模擬グループディスカッションおよび模擬集団面接による実践.
15.沖縄の情報通信産業の動向について(IIA 渡真利氏)(7/30) http://www.iia-okinawa.or.jp/
16.試験に代えて
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■事前・事後学習 |
情報工学科3年生は,1年生のときに受験したGTECスコアおよび社会人基礎力テストの結果を準備のこと.
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■教科書 |
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■参考書 |
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■備考(メッセージ) |
授業登録は,web登録ではなく講義初回に行います.また,情報工学科の必修科目のため情報工学科の学生が優先されます. 本講義は,「実践」に重きを置く事から,座学の内容を行動に移すためのワークをセットにして学ぶケースがあるため,15コマを毎週行うのではなく,一部二コマ連続による実施や休日(土曜日)にイベント形式で実践に参加する事を要求する.情報工学科3年次は必修科目となっているので,日程についてあらかじめ確認の上,参加できるように調整の事.
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■オフィスアワー |
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■メールアドレス |
endo@ie.u-ryukyu.ac.jp
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■URL |
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