■授業内容と方法 |
まず、ダイナミックシステム設計に重要なシステムの安定性解析の方法について述べる。解析手法はリアプノフの理論を用いる。次にあいまい情報を含むファジィシステムの関係式について述べ、その解法について考察する。さらに人間システムの一つのモデルとなる「人間の意思決定構造」について講義し、AHP(階層分析法)を中心にした意思決定支援システムの構築法について述べる。
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■達成目標 |
リアプノフの理論を用いて、簡単なシステムの安定性が論じる事ができるように、また、あいまいシステムの代表的表現であるファジィ関係式ならびにその解法によって、簡単なあいまいシステムの解析が行えるようにすることを目標とする。さらに人間モデルとしての意思決定構造を解析できるようにする。
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■評価基準と評価方法 |
大きな3つの課題、(1)例題ダイナミックシステムのリアプノフ関数の構築、(2)ファジィ関係式の解法、(3)意思決定機構の構築、に関する各種課題のレポートの成果によって評価する。
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■履修条件 |
特になし
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■授業計画 |
第1回(4/11) ガイダンス、システムとは何か。システムの種類。 第2回(4/18) システムの制御と安定性、リアプノフの考え方 第3回(4/25) 2次元非線形システムの安定性 第4回(5/2) リエナール型システムのリアプノフ関数 第5回(5/9) 線形ダイナミックシステムのリアプノフ関数 第6回(5/16) ルーリエの問題 第7回(5/23) ファジィシステム、ファジィ関係式、関係式の基本 第8回(5/30) ファジィ関係式の解の意味 第9回(6/6) ファジィ関係式の解の性質 第10回(6/13) ファジィ関係式の解法 第11回(6/20) ファジィ関係式の双対性 第12回(6/27) 人間の意思決定構造、あいまい性 第13回(7/4) 階層分析法、階層と評価 第14回(7/11) 階層分析法による意思決定 第15回(7/18) 意思決定研究の最近の動向
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■事前・事後学習 |
事前:各回に出てくる単語の意味について学習しておくこと(30分)。 事後:講義で出てきた方法、あるいは独自の方法によって課題を解決する。またレポート作成を行う。(2.5時間)
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■教科書 |
ISBN |
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■参考書 |
ISBN |
システムの安定論関係図書、ファジィ理論関係図書、意思決定論関係図書
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■備考(メッセージ) |
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■オフィスアワー |
金曜日 13:00~15:00
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■メールアドレス |
miyagi@ie.u-ryukyu.ac.jp
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■URL |
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