琉球大学 教務情報システム
2013年04月07日
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最適システム設計工学特論
科目番号
履修年度
2013年前期
開設学部等 理工学研究科(後期) 総合知能工学専攻 電子情報工学
期間
前期
曜日時限 水曜日2時限 工2-413
単位数
2
担当教員 玉城 史朗
講義コード
R0015700
■授業内容と方法
現代の工業社会において、制御という技術はいたるところで活躍しており、それは、すべての工学的技術を支える基本となっている。本講義では、まず、制御工学を大きく鳥瞰することから始める。次に、制御工学の必要性、デザイン(設計法)の概念、さらには最適設計へと話を展開する。次に、制御工学における数理工学的な枠組みへと展開し、最適制御、適応制御、学習制御の数学的構造を示す。ここでは、特に変分法より最適性の原理を述べ、それを基にした最適制御系の構造について説明する。さらには、線形計画法などで広く表れる行列方程式の解法、固有値分解法、特異値分解法などの話題も提供する。      
■達成目標
制御工学および最適化の工学的位置づけを明確にできる。
変分原理、最適化の原理を理解する。
最適化、適応システム、学習システムを理解する。    
 
■評価基準と評価方法
講義の課題レポートで評価する。      
■履修条件
特になし。微分方程式、偏微分方程式、行列論の知識を必要とする。      
■授業計画
1.本講義のイントロダクション
2.制御システムの工学的役割
3.フィードバック制御系
4.最適化のための変分原理1
5.最適化のための変分原理2
6.最適制御系とは
7.適応制御、学習制御
8.制御系に現れる行列方程式
9.固有値分解、特異値分解
10.ある種の行列方程式の解法
11.最適デザインとは
12.最適化アルゴリズムとは
13.最適化アルゴリズム(ニュートン法)
14.最適化アルゴリズム(最急降下法)
15.終わりに    
 
■事前・事後学習
講義においては、解を手計算で解くため、そのための事前学習を怠りないこと。      
■教科書 ISBN
 
■参考書 ISBN
物理数学の直感的方法 長沼伸一郎著
 
■備考(メッセージ)
 
■オフィスアワー
月曜日午後3時ー5時  
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