■授業内容と方法 |
科学者としての倫理観を形成する上で必要な事柄についてオムニバスにより様々な側面から問題提起を行い、それらについて主にグループディスカッションを通して考察を深める。
|
■達成目標 |
科学者として責任ある行動のとれる倫理観を確立することができる。
|
■評価基準と評価方法 |
授業における発言等の積極的取組(50%)と各回の短文レポート(50%)
|
■履修条件 |
無し
|
■授業計画 |
1回 オリエンテーション(全教員) 2回 科学研究における不正行為、特に論文ねつ造の問題について事例をもとに討論する。第5章(情報工学) 3回 情報倫理について討論を行う。すなわち情報の秘密保持、情報開示、さらには、情報倫理に対するコンプライアンスについて討論する。第11章(情報工学) 4回 知的財産に関する討論を行う。まず、知財とは何かから掘り起こし、知財の確立、保護、さらには、知財で利益を得る上での遵守事項について討論する。第4章(情報工学) 5回 科学者の発表倫理。第9章,第10章(電気電子) 6回 企業と大学における国際的な研究について。第13章(電気電子) 7回 実験データの取り扱い方。第3章(電気電子) 8回 ミリカンの油滴実験を題材にして科学データと科学的発見の観点からミリカンの取った行為の何が問題であるのかについて討論を行う。 第3章(機械システム) 9回 技術の国際進出と技術者・科学者の倫理について討論を行う。第12章(機械システム) 10回 組織内での技術者・科学者の倫理について討論を行う。第1章(機械システム) 11回 建築設計に関わる倫理について、違法性や著作権等の問題を具体的な事例を基に討論を進める。第13章(環境建設) 12回 土木関係の入札制度における倫理問題について討論を行う。第13章(環境建設) 13回 環境工学技術における倫理問題について討論を行う。 話題は、エネルギー問題と循環型社会の矛盾、人体の健康と地球環境の相反、生活環境の維持と自然環境の保全の関係。第12章(環境建設) 14回 産学官連携における科学者倫理について。「大学の法人化以降、研究成果を通じた社会貢献には金銭も絡み、科学者倫理にとり問題となる事象もおこり得る。事例を紹介しながら何が問題か、また、どうすれば防げるか皆で考えていく。」第11章(近藤) 15回 科学者の倫理に関する総合討論・まとめ(コーディネーター)
|
■事前・事後学習 |
|
■教科書 |
ISBN |
池内 了(訳):「科学者をめざす君たちへ 研究者の責任ある 行動とは 第3版」、(株)化学同人、2010年 ISBN: 978-4-7598-1428-6
|
|
|
■参考書 |
ISBN |
|
■備考(メッセージ) |
|
■オフィスアワー |
|
■メールアドレス |
shibata@tec.u-ryukyu.ac.jp
|
■URL |
|