■授業内容と方法 |
近年、携帯電話は社会生活に必要不可欠の存在になっているが、音声がどのようにディジタル情報に変換されて伝送されているかの基本原理を理解している人は皆無であろう。本講義では携帯電話、IP電話で用いられている音声分析、音声符号化方式について、Z変換やフィルタなどのディジタル信号処理の基礎理論からLPC分析、CELP音声符号化などの要素技術まで説明するとともに、国際標準化方式の説明を行う。さらに、音声強調、パケットロス隠蔽について説明を行う。また、外部の方をお招きし、最新技術に関する講演をして頂く。
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■達成目標 |
○LPC音声分析法とCELP音声符号化法など、携帯電話、IP電話で採用されている要素技術について理解すること。標準化の必要性と標準化はどのようになされるかを理解すること。講演を通じて最近の技術に対して興味を持つこと(専門性)。 ○SCILABによるLPC分析のプログラミングならびにシミュレーションによりディジタルフィルタの伝達特性、LPC分析のスペクトルの概形と極配置の関係を理解すること(実践性)。 ○SCILABによるシミュレーションにより方式の改良ができるようになること(創造性)。
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■評価基準と評価方法 |
欠席5回で不可。13時15分以降は遅刻。遅刻は2回で1回欠席にする。 レポート3本(SCILABによるシミュレーション)で評価する。 レポート1: フィルタの特性 レポート2: LPC分析によるスペクトル推定と極推定 レポート3: 講演2件の感想文
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■履修条件 |
特になし。
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■授業計画 |
第 1回目 オリエンテーション 第 2回目 音声生成の仕組みとそのモデル化 第 3回目 音声分析:サンプリング定理とピッチ推定 第 4回目 音声分析:最小2乗法(MMSE)とLPC分析 第 5回目 音声分析:Levinson算法とPARCOR分析 第 6回目 音声分析:LSP分析 第 7回目 SCILAB演習:Levinson算法をプログラミングします。 第 8回目 音声符号化:音声符号化の原理と波形符号化 第 9回目 音声符号化:マルチパルスとCELP符号化 第10回目 音声符号化:VSELP,PSI-CELP,ACELP 第11回目 音声符号化の国際標準、AMR-WB他 第12回目 IP電話:パケットロス隠蔽(PLC)とSkype(スカイプ) 第13回目 最近の標準化動向:G.711.1PCM音声符号化とロスレスオーディオ符号化、音声強調 第14回目 講演:NHK放送における音声処理(仮題)(NHK技研、世木寛之 様) 第15回目 講演:ボーカロイドと歌声合成(仮題)(ヤマハ、剣持秀紀 様)
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■事前・事後学習 |
なし
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■教科書 |
ISBN |
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■参考書 |
ISBN |
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■備考(メッセージ) |
SCILABはフリーソフトです。ダウンロードして使ってみてください。 http://www.scilab.org/
実験III歌声班の履修者は必修です。履修者から選択します。
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■オフィスアワー |
金の15時から17時
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■メールアドレス |
funaki@cc.u-ryukyu.ac.jp
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■URL |
WebClassを使用します。
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