■授業内容と方法 |
本科目は、コンピュータやデジタル機器で使用されているデジタル回路やシステムをハードウエア記述言語(VHDL)を用いて設計する手法を習得することを目的とする。授業の約50%で、VHDLの文法、デジタルシステムの記述方法、および具体的記述例を説明する。残りの50%の授業においては実習を行う。講義は、総合情報処理センターにて、センターのPCを用いて、実際の企業と同じ環境での設計を行い、FPGAボードを動作させる。実用的なデジタル回路を取り扱い、最終課題として、やや大きめな実用的な設計を行う。 旧講義名はCADという名称であったが、カリキュラム改訂によりVLSI設計という名称に変わり、FPGAを使用した設計内容を強化している。 11月22日土曜午後に集中実習を実施するので、これに参加することが単位取得の必須条件となる。
|
■達成目標 |
○ハードウエア記述言語を用いて中規模(数1000ゲート規模)の実用化に耐えるデジタル回路を設計できる(専門性H2)○最終設計課題をVHDLにて構築し、設計レポートを仕上げる(実践性F1)○最終設計課題で、自分なりの回路アーキテクチャを設計する(創造性G3)
|
■評価基準と評価方法 |
課題(20%),中間試験(40%),最終レポート(40%)によって評価する.
|
■履修条件 |
ディジタル回路
|
■授業計画 |
受講人数によって、スケジュールを調整する。 第01回(10/07) 登録、VHDLの基礎知識 第02回(10/14) 環境設定 10/21, 28は出張により休講 第03回(11/04) オンライン中間試験(1) 11/11は出張により休講 第04回(11/18) process文を用いた組み合わせ回路の記述 I 集中補講1(11/22、土曜 午後) 集中実習 13-17時 第05回(11/25) process文を用いた組み合わせ回路の記述 II 第06回(12/02) 順序回路 I 第07回(12/09) 順序回路 I 第08回(12/16) オンライン中間試験(2) 第09回(01/06) 最終課題の説明(主に処理アルゴリズム) 第10回(01/13) 最終課題に関する指導 I 第11回(01/20) 最終課題に関する指導 II 第12回(01/27) 最終課題に関する指導 III
|
■事前・事後学習 |
宿題は実際にVHDLを用いた、コンピュータ上の実習となるので、開発環境と慣れも必要であり、前半で出遅れないように宿題等に取り組むことが重要である。
|
■教科書 |
ISBN |
改訂 VHDLによるハードウエア設計入門 長谷川裕恭 CQ出版社
|
9784789833967 |
|
■参考書 |
ISBN |
|
■備考(メッセージ) |
3/13ごろに LSIデザインコンテスト発表会を予定しており、優秀チームの参加を計画している。就職活動時のキャリアとして、大変有効なイベントであるので、活用を期待してます。
|
■オフィスアワー |
月曜日15-16時、金曜日11-12時メイルでアポをとってください。
|
■メールアドレス |
wada@ie.u-ryukyu.ac.jp
|
■URL |
http://www.ie.u-ryukyu.ac.jp/~wada/lecture.html
|