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Subject: 地球幼年期の終り Childhood's End
From: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO)
Organization: Information Engineering, University of the Ryukyus
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Date: Wed, 31 Dec 2008 21:19:56 +0900
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河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

今年は、A.C.ClarkeとMichael Crichton の亡くなった年なわけだ
けど、読み直しているのは、それとは関係なく... 

SFの原点の一つで、侵略物としても、昇天物としても、色んな発
展を見せた話。Blood M usic とかEvangelionとか。

円盤型宇宙船が複数いきなり登場するのは、Independence Dayが
パクったわけですけど、「 せっかく幼年期を無事に乗り切れるよ
うにoverloadが来たのに、それを打ち倒してしまう物語だったの
ね」とか自分では書いてるな。

ニューアテネで、新しい文化の創成を目指すみたいな話があるん
だけど、「いまのところもっとも成功をおさめたのが、形式とし
ては無限の可能性を秘めている漫画映画なのだ」とか書いてある。
53年(邦訳69年)だとアニメという言葉は一般的ではなかったのか。

英語も含めて何回か読み直している本ですが、それを含めて予測
が詳細なのを再発見しました。overloadが来た時に、科学や文化、
宗教にどういう影響があるかを丁寧に書いてある。このテーマ(侵
略ものとして?)はいろいろ焼き直されているわけだけど、この点
に関しては、乗り越えられてないかも知れない。Evangelion はか
なり良い線だったか。予測が当たるかどうかは別だけど。

「こっくりさん」が効果的に使われている話と言う印象が強い。

英語で読んだかどうかは記憶が曖昧。手元では発見できませんでした。

 訳すな、訳してもらってから読め
  http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51157614.html

でも、邦訳を読んでから英語の原文を読むと英語の勉強になるみ
たいな話が出てますが、A.C.Clarke の短編集をいとこに買って来
てもらって読んでました。知っている話だと、読むmotivationは
落ちるかな。

カレレンの綴は、Kalleren なんだけど、綴を思い出せなかったと
ころを見ると英語では読んでないのかも。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
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