Cisco Local Academy 02/04/17

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河野真治


この授業の目標

この授業は、基本的に、セメスターと呼ばれる半年の単位に分割されています。CCNA と呼ばれる CISCO の認定に相当する知識を得るためには、セメスター 1, 2,3,4 を受ける必要があります。

セメスター1 は、以下のような15レッスンの目標があります。だいたい、一日に1 レッスンずつ進めていきます。

    0: カリキュラムの使い方
    1: コンピューティングの基本
    2: OSI モデル
    3: ローカル・エリア・ネットワーク (LAN)
    4: レイヤ1、エレクトロニクスと信号
    5: レイヤ1、メディア、接続、衝突
    6: レイヤ2、概念
    7: レイヤ2、テクノロジー
    8: 設計とドキュメンテーション
    9: 構造化ケーブリング・プロジェクト
   10: レイヤ3、ルーティングとアドレッシング
   11: レイヤ3、プロトコル
   12: レイヤ4、トランスポート層
   13: レイヤ5、セッション層
   14: レイヤ6、プレゼンテーション層
   15: レイヤ7、アプリケーション層

いろんな演習を行うので、この通りに授業を行うとは限りません。カリキュラムにないトピックも取り扱います。何か、興味のあるものがあれば取り上げますので、メールで教えて下さい。

   Mail: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp

Mailing list も作る予定です。

注意

この教材は、アメリカ向けのために少し実情に合わない部分があります。また、ネットワークの進歩はので、既に時代遅れになっている部分もあります。なるべく、修正してお教えしますが、教材には間違っている部分もあると考えたほうが良いでしょう。

授業は、6:30から9:40ですが、授業は7:00からとします。それまでは、Online 教材を使って自習して下さい。授業、なるべく、9:00とし、残りは自習あるいは実習の時間とします。

Online Assesment という試験があります。答え合わせまで行うと、9:30ぐらいになってしまうようですね。


コンピュータの構造

コンピュータの中身を見てみましょう


2進数の計算

2進数の計算ができないと、ネットワークアドレスの計算ができません... しっかり練習しましょう。

1を、どんどん2倍していきます。

2進数10進数
1回目11
2回目102
3回目1004
4回目10008
5回目1000016
6回目10000032
7回目100000064
8回目10000000128
9回目100000000256

2進数で2倍すると、10進数で10倍するのと同じように桁があがります。

10進数が10の倍数の和で表されるように、2進数が2の倍数の和で値を表します。

2進数10進数
00
11
102
113
1004
1015
1106
1117
10008
10019
01010
101111
110012
110113
111014
111115

このあたりは、覚えてしまっても良いです。


10進数から2進数の変換

255までしか計算しないので、
     128 より大きいか?   8桁目が1、大きかったら128を引く
      64 より大きいか?   7桁目が1、大きかったら 64を引く
      32 より大きいか?   6桁目が1、大きかったら 32を引く
      16 より大きいか?   5桁目が1、大きかったら 16を引く
  (0000-1111を覚えていたら、ここで答えが出る...)
       8 より大きいか?   4桁目が1、大きかったら 8を引く
       4 より大きいか?   3桁目が1、大きかったら 4を引く
       2 より大きいか?   2桁目が1、大きかったら 2を引く
       残りが1桁目

というのがわかりやすいようですね。

    55
       64 より小さいので  00xxxxxx
       32 より大きいので  001xxxxx
       32 をを引いて 
    23
       16 より大きいので  0011xxxx
       16 を引いて16より小さくなったので、
     7 は、0111 なので、  00110111

16で割る方法もあります。

    55 ÷ 16 = 3 ...  7
         3 は 0011、7 は 0111 合わせて 00110111

(が、結構めんどくさい)(なぜ、こうしてよいのかわかりますか?)

例題

     128
     123
     100
      12
      96
      25
      48
      70


2進数から10進数への変換

各桁は、128,64,32,16,8,4,2,1 なので、1の所を足してやればよろしい。

   1010101 = 128*0+64*1+32*0+16*1+8*0+4*1+2*0+1

これも16を使って、

   101 0101 と分けて、5*16+5 = 85

(こっちの方がちょっと楽かな?)

例題

   1111 1111
   1111 1110
   0000 0011
   0001 0000
   1011 0001
   0101 0101
   1110 1001

(空白は見やすさのために入れてあります)

Excel のマクロを作ってみました。

ip address Excel file


河野真治 / Wed Apr 24 17:52:26 2002