CISCO network academy 05/15
Menu Menu参考書を頼んだ人は、今日、購入できるようです。
OSI 7階層の復習
APSTNDP の 7階層の役割をを、キーワードと一緒に理解しましょう。
Application | Netscape, Outlook | ユーザが使用するアプリケーション | |
Presentation | GIF, ASCII, WAV | コンピュータが理解できるバイナリデータ形式に変換する | |
Session | NFS, SMTP, telnet, httpd | 要求応答の組、サービスの始まりから終りまでを管理します | |
Transport | TCP, 信頼性, 順序性, 再送 | segment | 順序を保証する通信を提供します |
ここに大きなギャップがあります。ここより上は一つのPC内部での処理。ここより下は、ネットワーク機器 に分かれています。 | |||
Network | IP アドレス, Routing, ICMP | packet | 複数のネットワークをつなぎ、データを中継します |
Data Link | 物理アドレス, Ethernet Packet | frame | 複数のネットワークをつなぎ、データを中継します |
Physical | ケーブル, NIC | bit | 電気信号や光信号をつなぎます |
ハブ、スイッチ、ルータの区別
機材 | 動作階層 | 中継するもの | ブロードキャスト | コリジョン |
リピータ | 物理層 | 電気信号を中継する | そのまま通過 | 伝搬 |
ブリッジ | データリンク層 | パケットを中継する | そのまま通過 | 伝搬しない |
ルータ | ネットワーク層 | パケットを中継する | 通さない | 伝搬しない |
ネットワーク機器の見学
沖縄大学のネットワーク機器を見学しましょう。
IP アドレス
TCP/IP を使って通信する時に使うアドレスです。 32bit ですが、これを、8bit (1byte) ずつ4つに分けて表示します。0-255 の10進数を . (dot)でつなげたものになります。
172.16.0.2 133.13.80.3など、さらに、この IP アドレスは、ネットワーク部分とホスト部分の二つにわかれます。
ここでは、
172.16.0.2 172.16.0.0 がネットワーク部分 0.2 がホスト部分 133.13.80.3 133.13.0.0 がネットワーク部分 80.3 がホスト部分となります。(この切れ目は、netmask によって変えることができます)
Windows のIPアドレスは、winipcfg (OSによって、少し異なることがある) によって調べることできます。
ルータにtelnet でアクセスする
以下の設定でルータをつなげて、telnet でルータに接続して、CISCO IOS のコマンドを触ってみましょう。
まず、console cable をつなげて、IP address を設定する必要があります。
TeraTerm を使って 9600 baud で通信します。
接続できたら、setup にしたがって ip address を指定します。
以下のようなコマンドでもできます。これらのコマンドをセメスタ2 では習うことになります。
enable conf t interface ether 0 ip address 172.16.100.1 255.255.0.0 exit exit write設定を間違えると他の人に迷惑がかかるので気を付けましょう。
telnet で繋げる時は、virtual line というのを使いますが、そこにpassword が設定されてないと接続できません。この場合は、設定を消して最初から設定する方が楽なようです。
enable erase startup-config <電源 off/on>この後、setup script に従って設定します。
Windows からアクセスする
「名前を指定して実行」から telnet と入力します。「接続」メニューから、ルータのIP アドレスを入力して接続します。
基本的なコマンド
? ヘルプ英語ですが、ヘルプがでます。
e? e から始まるコマンドの一覧e から始まるコマンドの一覧がみれます。候補が一つになれば、そのままEnter することでコマンドが実行できます。
en <Enter>例えば、
conf tは、
configure terminalと解釈されます。
ping, traceroute
ping ip-address traceroute ip-addressを使ってネットワークの動きを調べます。
ルータの IPアドレスを変更したら、動きがどう変わるか調べましょう。
(telnet 側から変更すると、いきなり接続が切れるので注意)