Operating System Lecture 10/24
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復習 ファイルシステム
ファイルをアクセスする方法ファイルのモード
リンク
gdb の使い方
デバッガの使い方をマスターしよう
プロセスとカーネル
プロセスは、一つのコンピュータに、仕事のまとまりを作る。これは、あたかも、そのプロセスが一台のコンピュータを一人で使っているように見える。プロセスには以下の要素が付属している。- メモリ
- CPU時間
- コンテキスト
複数のプロセスが互いに、不法な方法で干渉しないように、ハードウェアとオペレーティングシステムが管理を行っている。
プロセスの作り方
ここでは、csh からのプロセスの作り方を勉強しよう。
- コマンドの起動
- 停止
- 並列実行
- バックグラウンドで実行
- script の取り方
システムの使い方
http://rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp/~kono/internal/ に システムの使い方を置いてあります。少なくとも、Mule の日本語チュートリアルを復習しておくこと。
プロセス
Operating System上にはいろいろなプロセスがあり、それらを一つのCPUが順に実行していく。 コンピュータの基本的な要素は、計算を行なうCPUと結果を格納するメモリやディスクである。実際には要求される動作には様々なものがあり、それらが一つ一つ、CPUやメモリを必要とする。これを仮想的なコンピュータにまとめたものがプロセスである。それらを、実際のコンピュータの持つ物理的なCPUやメモリに配分する作業を担当するのがOperating Systemである。
プロセスうち、いくつかの処理は、特別な扱いを受ける。
* Interrupt CPUに信号が伝わった時点で行われる処理 * DMA (direct memory access) CPUを経由しないデータ転送 * Kernel Process Operating System 自身が必要とする仕事これ以外の処理は、平等に時間分割(Time sharing)されて実行される。
しかし、仕事のないプロセスにCPUを割り当てても意味がない。プロセスには決まった状態があり、そのうち、実行可能な状態のプロセスのみが実行される。
* new プロセスが生成された * ready 実行可能な状態 * running 実際に実行されている * waiting 何かを待っている * terminated 終了中これらの状態遷移を引き起こす操作には以下のようなものがある。
* new fork system call * running->waiting wait system call / I/O call (read/write) * waiting->ready 外部からの入力, I/O 終了 * ready->terminated kill, exit
コマンド top を動かしてみて、プロセスの動きを観察しよう。
サブルーチンとプロセス生成の違い
この二つの違いは、メモリ空間の扱いが異なることである。サブルーチン呼び出しでは、メモリ空間は元と同じであるが、プロセス生成では、異なるものが呼び出される。サブルーチンには、wait に相当するものがないのは何故だろうか? 考えてみよう。
プロセスとユーザ
su コマンドは何をするものか?setuid bit について理解しよう。
プロセス空間の切替え方は?
ファイル入出力
プロセスの入出力は、システムコール、特に、ファイルを経由して行われる。プロセスがアクセスしているファイルには、プロセスごとに番号がついている。これをファイル・ディスクリプタという。
ディスクリプタには、open system callによって、ファイルシステム上のファイルを結びつけることができる。ファイルだけなく、他のプロセスとの間を結ぶソケットや、その一方向版であるパイプを結びつけることもできる。
Unix では最初の3つのディスクリプタは、ユーザが持つログイン・シェルの入出力に接続されている。
この切り替えはcloseと dupによって行われる。
fork と exec
fork は、同じメモリ空間上で、異なるコンテキスト(context)を生成する。exec は、同じコンテキストで別なプログラムを実行する。相手のプロセスの待ち合わせ(join)は、Unixではwait というシステムコールを使っておこなわれる。
例えば、
% du /usr/localとした時には、以下のようなプロセスの状態遷移が起きる。
tcsh du | +---- fork --> new | | wait running : | : v completion <--interrupt-terminated | v runnning
問題
以下のシェルスクリプトを実行した時に、どのようなプロセスの状態遷移が起きるかを記述してみよ。
% ( du -s /usr/local ; echo end ) &
宿題
「UNIX のプロセスの観察と簡単な操作」 と「プロセスの生成」をさ来週までに、おこなうこと。
Subject: Practice on Operating System Lecture 10/24というように、課題を出した日付をサブジェクトに入れたメールで提出して下さい。なお、実験の時間は特に決めませんが、レポートの締め切りは守ること。
この日の課題を
Subject: Report on Operating System Lecture 5/14というサブジェクトでメールで提出すること。