大会併設チュートリアル:ストリーミングコンピューティングの基礎と実践

【概要】
日本ソフトウェア科学会第28回大会に併設
http://www.jssst.or.jp/tutorial/detail/id=131

【開催日時】
2011年9月26日(月) 13:00~18:00 (12:30受付開始)

【場所】
沖縄産業支援センター 大会議室(303号室)

【講師】
鈴村豊太郎氏 (東京工業大学/日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)

【開催内容】
コンピュータを活用して、多様で、体系化されていない、互換性のない、しかも複数のデータ・ストリームをリアルタイムに分析し、迅速・正確で、洞察的な決定作業を可能にする – この技術が持つ非常に大きな可能性は、情報技術の著しい進歩を示しています。世界がますます相互接続され、機能化していくに伴い、データベースなどの体系化された情報だけではなく、電子センサーやウェブ・ページ、e-メール、ブログ、ビデオなどから捕らえられる、体系化されていない、互換性のない、様々なデータなど、データの量の増大は、とどまるところを知りません。
従来のグリッド技術や大規模データ処理基盤では、 受信したデータを一旦ディスクなどに格納して処理しますが、昨今、データ量は爆発的に増大しており、これではストレージ容量が肥大化し、 かつその格納されたデータに対して何らかの解析をするためには莫大な時間を要してしまいます。これを解決するための新たな計算 パラダイムがストリームコンピューティングです。
ストリームコンピューティングの原則は、到着したデータをオンメモリ上に載る範囲内でバッファリングし、 その中で実時間でデータ解析を実行します。到着したデータに対して逐次的にデータを処理していくので、 リアルタイム性が確保され、かつストレージの肥大化も防げます。また、デジタル信号処理(DSP) などの研究領域ではこれらの概念が昔からありましたが、ストリームコンピューティングでは、そのようなドメイン特化型の処理ではでなく、 様々な情報源からの様々な形式のデータ(構造化、非構造化)が莫大なデータレートで到着したときに必要になる汎用的なソフトウェア処理技術と言えます。このようなソフトウェアシステムを設計する上では様々な研究テーマがあり、 プログラミングモデル、スケジューリング技術、ラインタイム性最適化などの重要な研究領域が未だ発展途上にあり、 ICDE/SIGMOD/VLDB と言ったデータベース系の著名な国際学会でも昨今非常にホットな研究として取り上げられています。
本チュートリアルでは、ストリームコンピューティング分野の第一線でご研究に取り組まれ,顕著な成果を挙げられている鈴村豊太郎氏 (東京工業大学/日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)を講師としてお招きし、その基本概念と応用事例を学ぶと同時に,その実装例として大容量のストリーミング・データを処理可能なIBM InfoSphere Streamsを用い,ストリーミング処理の実践方法を学ぶことを目的としています。
本チュートリアルは、これから大規模ストリームデータ処理を学ぼうとされている大学生・大学院生、自身の研究ツールとして利用しようと考えている研究者、莫大なセンサデータ/電子センサデータの処理に取り組む実務者など、ストリーミングコンピューティングを基礎から学びたい方を対象としています。

【プログラム】
本チュートリアルは2部構成にて行います。
13:00~15:00 [解説] ストリームコンピューティングの基礎と応用事例
15:30~18:00 [演習] InfoSphere Streamsを用いたストリームコンピューティングの実践
前日までに各自のマシンにVMWare Player と演習や処理系をすべて入れたCentOS の VMイメージをインストールして頂きます。詳しくは、参加希望者へ別途メール致します。後日、WEBにも掲載致します。

【参加要領】

参加費
会員 非会員
学生 2,000円 4,000円
一般 5,000円 10,000円
入会手続き中の方と当日入会される方は会員価格で受講できます。

事前登録が必要です。

[最終更新日]2011/09/16