プレ告知: テーマ「子どもの貧困対策」

<背景&テーマ解説>

平成27年11月沖縄県が実施した調査によると、以下のような状況が報告されています。

  • 子どもの相対的貧困率は29.9%で、全国の16.3%と比較し約1.8倍と高い水準であること。
  • 就学援助制度を知らなかった困窮家庭が20%おり、困窮層の高校生は約4人に1人が一週間に5日以上働いていること。
  • あくまでも主観調査だが、「保護者の15歳時の暮らし」の世帯経済状況調査からは、過半数を超える世帯が15歳当時も現在も困窮状況にあると認識しているとの回答があったこと。
  • 保護者の学歴ごとの経済状況を確認すると、中学卒業の父母では約6割が困窮世帯、残りが非困窮世帯であり、高卒・大卒となるにつれこの割合に顕著な差が生じているが、大学卒でも1割程度の困窮世帯があること。
  • 高校就学時の登下校においては約5割の世帯が家族による送迎を行っており、「通勤のついで・防犯・安全」等の積極的理由も各々2割程度見られるが、最も多い理由は交通費削減(23.4%)という経済的理由や、「学校が遠い(17.0%)」「公共交通機関がない(7.3%)」といった物理的障壁も一定の割合でいること。
  • 雇用状況において、困窮世帯に該当する世帯のうち「正規雇用者」である割合が、父親就労でみると約5割であり、正規雇用であることが即困窮対策にならないこと。
  • 若年出産・若年無業率・非正規就業率・離婚率等が高い本県の状況に配慮した支援策が必要であろうこと。

このような状況を踏まえ、既に具体的に動いているアクションもあります。例えば、「生まれ育った環境によって左右されることなく、夢や希望を持って成長していける社会の実現」のための対策計画が策定されたり、幅広い活動を応援する県民運動が始まったり、子どもたちと年齢の近い学生の皆さんが、身近な「お兄さん、お姉さん」的な存在として子どもたちとかかわるセンターが動き出したりしています。

さて、上記で紹介した内容はあくまでもいくつかの側面を眺めてみたに過ぎません。今回のテーマ「子どもの貧困」は、その家庭の暮らしや就業、社会基盤や医療福祉等、極めて多様な側面が折り重なった社会問題です。本デザインスクールでは、問題発見から解決(アイデア提案)までを体験型ワークショップにて取り組む場を提供します。沖縄県内大学生の皆さん、子どもの貧困を解決すべく、是非一緒に考えてみませんか?

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