(関連話) 沖縄の歴史的背景?

一つ前の記事では「全国ランキングから沖縄の特徴」を眺めてみました。これはこれで一つの視点になりますが、今のような状況を形作った「歴史的な背景」についてはどうなのでしょう。何がどのように影響して、今が形作られているのでしょうか。様々な解釈があると思われますが、ここでは名桜大学・嘉納先生の書籍「子どもの貧困問題と大学の地域貢献」に描かれている説明を概説してみます。

[ 沖縄の歴史的背景? ]

  • 戦後27年間、米国の統治下にあった特殊事情。沖縄は日本政府の財政援助から除外され、日本本土との社会資本・生活基盤の格差、所得格差が生じた。
  • 孤児があふれ、父親や夫を失った家族は、母子家庭で支え合い生活をしていくために懸命であった。まともに義務教育を修了していない者も多かった。
  • 沖縄の人々の生活は米軍からの配給によるものだった。
  • 基地周辺の米兵を相手にする特飲街の形成は、基地の街として発展したが、共生を強いられた歪な発展であり、米国基地の存在と基地経済によって沖縄の地場産業を含む経済基盤が十分な成長が遂げられなかった。
  • 復帰後の沖縄の振興政策は、少なくとも1970年代は本土との「格差是正」を目標としていたわけであるが、公共事業、観光、基地の「沖縄3K経済」を推進する高率補助や外発的な圧力を受けることで歪な社会構造が形成された。これは格差是正を目指していたが、結果としては県外との格差だけではなく県内格差も顕在化させた。

ざっくりまとめると、戦後米国統治下に伴う結果(約27年間)はB円や米ドル通貨ということもあり輸入が安く付くため製造業があまり発達せず、復帰後の目先優先政策(約8年間?)の合計約35年間(1945年〜1970年代)もの間は3K経済推進による更に歪な発展へと繋がった。ということでしょうか。

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