授業内容と方法
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・プログラミングIIに関する演習を行う.(旧課程,情報工学科向け,知能情報コースはプログラミング演習IIを受講すること) ・プログラミング1受講(プログラミング基礎終了)を前提に、C言語基礎(2週間)と、Java(13週間)を演習・課題を通じ学ぶ。 ・言語仕様を学ぶだけではなく、「実現したいことを理解し、説明できるレベルまで整理し、コンピュータが処理できる形に翻訳する」 というプログラミング開発一連流れを体験する。
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達成目標
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・提示された課題を口頭および報告書として説明することができる。 ・インタプリタ言語とコンパイラ言語の違いを理解し、開発の流れを踏まえて作業することができる。 ・C言語の基本的な宣言・式・関数・制御文・関数・スコープ・構造体を理解し、用いることができる。 ・Javaの基本的な宣言・式・関数・制御文・関数・スコープ・ファイルI/Oを理解し,用いることができる。 ・オブジェクト指向言語,静的な型付け言語であることを意識し,コードを読み書きできる。 ・開発中に得られたErrors, Warningsを元に,どのようにデバッグしたら良いかを考え,実行に移すことができる。 ・第三者の書いたコード(100行程度)を読み,動作を説明することができる。(小作品理解) ・プログラミングの概念と設計方法を理解し,KISS原則を意識した構造化プログラミング(100行程度)を実践することができる。(小作品制作) ・第三者にとって保守管理し易くするためにコード規約を意識し,適切なコメントを記述,単体テストを用意することができる。(小作品仕上げ)
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評価基準と評価方法
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演習課題(100%)により評価する。
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履修条件
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プログラミングIIを受講していること。
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授業計画
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プログラミングIIに関する課題,演習を行う. 第1回(10/3): C言語入門1(インタプリタ言語とコンパイラ言語,静的な型付け、型宣言、制御文、関数、コンパイル、実行) 第2回(10/10): C言語入門2(配列、構造体) 第3回(10/17): Javaの基本知識(変数と定数,演算子,型変換,配列,制御文) 第4回(10/24): 標準入出力, コメントとコーディング規約 第5回(10/31): オブジェクト指向1: クラスとインスタンス,コンストラクタ 第6回(11/7): オブジェクト指向2: 関数 vs. メソッド,処理と情報の隠蔽(カプセル化),継承 第7回(11/14): 統合環境の利用(コード読みとデバッグ実行)、ユニットテスト、バージョン管理(pull request と merge) 第8回(11/21): 振り返り1(プログラムの実行,バージョン管理,ユニットテスト,コード読解) 第9回(11/28): オブジェクト指向3: 多重定義(Overload) 第10回(12/5): InteliJ + gradle による構成管理、jarの利用 第11回(12/12): オブジェクト指向4: 多態性(polymorphism)とオーバーライド,アノテーション 第12回(12/19): 抽象クラス(Abstract),インターフェース(Interface)と多重継承 *12/26は冬休み、1/9は月曜振り替え。 第13回(1/16): 高度なデバッグ実行(スタックフレームの移動、条件ブレーク) 第14回(1/23): 例外と例外処理、Java: クラスライブラリ 第15回(1/30): 振り返り2(実践的なプログラミング,継承,隠蔽,オーバーロード,オーバーライド,多態性)
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事前学習
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講義用Webページ、教科書で予習(読むだけでなく、コードを書き、動かす)しておくこと。 第1回については予習ではなくプログラミング1の復習を、そして余裕がれば教科書の1章を読んでくること(EclipseではなくIntelliJ IDEAを使う予定です)。 気になる点は質問できるように整理しておくこと。 第2回以降については授業は講義用Webページにて指示する。
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事後学習
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講義で実習したことを復習し、時間内にできなかった課題は次の授業までに行うこと。
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教科書にかかわる情報
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4798042773
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川場隆 著,
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秀和システム
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2015
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教科書全体備考
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参考書にかかわる情報
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参考書全体備考
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使用言語
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日本語
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メッセージ
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オフィスアワー
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火曜日3限,403室
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メールアドレス
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koji@ie.u-ryukyu.ac.jp
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URL
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http://ie.u-ryukyu.ac.jp/~koji/pw
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