タイトル

科目番号
知能330 
開講年度 期間 曜日時限 開講学部等
2019 後学期 木3 工学部工学科  
講義コード 科目名[英文名] 単位数
617032002 画像処理   2 
担当教員[ローマ字表記]
長山 格 
授業の形態
講義
 
アクティブラーニング
学生が文献や資料を調べる
 
授業内容と方法
ディジタル信号の高次形態である画像・映像・音声・音響などのマルチメディア情報処理について講義する.これらの情報は人間にとってのみ意味のある高度な創造性の現れともいえる.人間はどうやってこれらの情報を『理解&処理』しているのか,さらにコンピュータでこれらの情報を処理するには,どのような手法・機構が用いられているのか,マルチメディア情報表現の基礎的手法および応用について解説する.特に,人間の感覚器を通じた認知心理機序と感覚情報処理の大部を占める視覚情報・画像情報を中心に解説する.適宜,資料を配付する.また,講義の進展に応じてJAVA(または他言語)による画像処理プログラミングを行い,理解を深めるとともに4年次の卒業研究、卒業後の技術開発・製品開発および大学院での研究等に備えた基礎力・実践力を養成する。
 
URGCC学習教育目標
自律性、問題解決力、専門性
 
達成目標
画像と音声及び人間の知覚機構・認知心理機序の特性とデジタル信号の概念を理解し,様々な処理アルゴリズムと新しい計算法を実行できること(専門性)
マルチメディア情報処理のアルゴリズムをプログラムする知識を身につけること(実践性)
基本的な問題に対する解法を設計できること(創造性)
 
評価基準と評価方法
評価基準
以下の項目について達成できるかどうかを評価基準とする。
(0) 人間の感覚器官の生理的特性および認知心理的特性について理解している。
(1) 画像におけるデータ処理アルゴリズムについて説明できる。
(2) 画像におけるデータ処理アルゴリズムをプログラム実装できる。
(3) マルチメディア情報に対する感覚と心理の特性を説明できる。
(4) マルチメディア情報に関する基礎知識を説明できる。
(5) ディジタルフィルタの概念を説明できる。
(6) 応用システムの仕組みを説明できる。
評価方法
定期試験(50%),レポート課題(50%)によって評価する。100点満点中の60点以上を合格とする。また、60点以上70点未満を「D」、70点以上80点未満を「C」、80点以上90点未満を「B」、90点以上を「A」とする。ただし、全講義数の3分の2以上の出席の無い者は不可とする。
 
履修条件
JAVAまたは何らかのプログラミング言語を利用できることが望ましい。
先修科目として線形代数学、ディジタル信号処理、パターン認識等のいずれかを履修していれば望ましい。
 
授業計画
第1回 () 概説 画像・音声の信号処理の基礎
第2回 () デジタル信号と人間の心理・知覚機構
第3回 () 信号・画像の入出力と生成モデル
第4回 () 信号・画像の性質とパラメータ
第5回 () 濃淡変換
第6回 () 空間フィルタリング
第7回 () 周波数フィルタリング
第8回 () フィルタリング処理
第9回 () 幾何学的変換
第10回 () 2値画像処理と領域処理
第11回 () パターンと図形の検出
第12回 () パターン認識
第13回 () 動画像処理
第14回 () 画像符号化
第15回 () 応用
第16回() 期末試験
 
事前学習
教科書の図表を多数参照するので,生協で必ず教科書を購入しておくこと。講義前後を問わず教科書を読んで基本的知識・概念を理解するよう自発的に努めること。また、ノートPCを持参するとともにJAVA開発環境等必要な開発環境をインストールできること。
 
事後学習
レポート・課題などを確実に実施すること。課題学習や自習を通じてプログラミング力や深い理解を涵養することが出来る。
 
教科書にかかわる情報
教科書 書名 ISBN
490347450X
備考
著者名
出版社
出版年
NCID
 
教科書全体備考
 
 
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ISBN
4795263043
備考
著者名
出版社
出版年
NCID
参考書 書名 ISBN
9780849372544
備考
著者名
出版社
出版年
NCID
参考書 書名 ISBN
4627806809
備考
著者名
出版社
出版年
NCID
 
参考書全体備考
 
 
使用言語
日本語
 
メッセージ
講義時間以外にも十分な自習学習時間をとり、知識習得に努めること。
 
オフィスアワー
水曜日10:20-11:50 事前にメールください。その他いつでも電子メールで対応します
 
メールアドレス
nagayama@ie.u-ryukyu.ac.jp
 
URL
 
 

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