授業の形態
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講義、実習
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アクティブラーニング
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学生が議論する、学生が自身の考えを発表する
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授業内容と方法
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ブロードバンド・インターネットの急速な普及に伴い、新しい時代のインターネットとデジタルテクノロジが生み出す私たちの情報環境は急激に進化しています。しかし、このような情報環境に対する不安と警戒の世論が高まっているのも現実です。 本授業では、ICTが急激に発展する時代における情報セキュリティをどのように捕らえるか、具体的な対処法を中心に解説します。また、国際規格および情報システムの要素技術と様々な事故・事例を説明し、受講者個人の考え方を尊重したグループディスカッション・発表を通して、情報セキュリティにおける課題解決へのアプローチを深めます。このディスカッションから、次世代情報化社会の情報セキュリティへの具体的な課題と課題解決への共通理解を得、受講者自らが主体的に情報セキュリティに取り組める知識と技能を得ることを目的とします。
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URGCC学習教育目標
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自律性、社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー、問題解決力、専門性
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達成目標
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1. 国際規格としての情報セキュリティ・マネジメントシステム(ISMS)および関連法令・規格等を理解し、具体的に説明できる。[社会性][地域・国際性][コミュニケーション・スキル] 2. 情報の防御に関する要素技術の具体的な知識をもち、情報システムに実装できる。[情報リテラシー][問題解決力] 3. 主体的に情報システムにとっての脅威の最新動向を取得し、多面的で具体的な対応策を実施できる。[自律性][問題解決力] 4. 情報セキュリティを損ねる要因となるリスクを顕在化させるぜい弱性を分析し、具体的なリスクアセスメントを実施・評価できる。[情報リテラシー][問題解決力] 5. 情報セキュリティ技術や情報セキュリティ諸規程に関する基本的な知識をもち、組織・部局等の情報セキュリティ・マネジメントシステムを監査・評価できる。[問題解決力][コミュニケーション・スキル][専門性]
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評価基準と評価方法
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課題(80%)と自習問題(20%)から評価する。 課題提出状況は順次講義用Webページで公開する。
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履修条件
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情報工システムを使うため、情報工及び知能情報コースの学生のみ履修可能である。
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授業計画
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第1回:ガイダンス(情報システムの定義) 第2回:マルウェア&情報セキュリティ「10大脅威」 第3回:インターネット・アプリケーション 第4回:インターネット社会の安全対策 第5回:コンプライアンス(法令順守) 第6回:インターネットとコンプライアンス(著作権) 第7回:情報セキュリティ・マネジメントシステム(ISMS) #1 第8回:情報セキュリティ・マネジメントシステム(ISMS) #2 第9回:高等教育機関におけるセキュリティポリシー 第10回:教育情報セキュリティポリシー(小中高) 第11回:情報資産のリスク管理プロセス 第12回:事例分析(利用者) 第13回:事例分析(セキュリティ管理者) 第14回:情報セキュリティ映像コンテンツ(情報モラル・倫理) 第15回:情報セキュリティマネジメント & 省察(reflection)-振り返り
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事前学習
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・講義用Webページで予習しておくこと。
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事後学習
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・講義で実習したことを復習し、時間内にできなかった課題は次の授業を受講前までに行うこと。
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教科書にかかわる情報
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教科書全体備考
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参考書にかかわる情報
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9784048677820
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日本ネットワークセキュリティ協会教育部会著
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角川グループパブリッシング (発売)
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2009
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BA89724332
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参考書全体備考
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使用言語
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日本語
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メッセージ
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課題に対する考察の課程が分るような表現法を考え、レポートとしてまとめること。
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オフィスアワー
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木曜 8:30~10:00(総合情報処理センター2F教員室) いつでもメールでの質問等に応じる。
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メールアドレス
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taniguchi@cc.u-ryukyu.ac.jp tanisun@gmail.com
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URL
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http://s150001.skr.u-ryukyu.ac.jp/lectures/
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