働クリッカーは『プログラミング学習教材』として作ったのではなく、プロハイハイ体験授業のために作った『プログラミングに触れてみよう!』のための教材です。なので、体験授業中にスクリプトを書いて書き足し書き足ししながら、自分の自動ゲームクリアプログラムを育てる感覚を得られるように設計しています。
もちろん、上級者の方が最適化をして楽しめるという側面がないわけではありませんが、狙って創りだされたものではなく、プログラミングゲームとしての面白さを追求した結果の副産物でしかありません。
なので、想定しているストーリーとして言うなら、プログラミングを学ぶこと、が主眼ではなく、書いたプログラムが動く姿をはっきりと視認でき、その結果何を代替したのかがシームレスに理解できること、が理想像です。
我々にとってプログラムが動くというのは普通のことですが、体験授業に来てくれる生徒にとってはそれは常識外の出来事で、パソコンの上でプログラムが動いている、と説明してもすんなりと受け入れることはできないのではないかと考えた結果、自分の書いたプログラムがわかりやすく何かを代替する体験が出来るものを制作しようと決断をしました。
結果、単純なクリックゲームとして作られた働クリッカーの『働く』や『買う』といった行為をプログラムで代替していき、最終的には人の操作がなくても(人が行うより数百倍早く)ゲームをクリアできるプログラムを完成させる、というスケジュールの体験授業を設計し、実行した次第です。
プログラミングに興味を持ってくれることこそが主眼の目的なゲームなので、プログラミングスキルを鍛えるという点においては役に立たないだろうと考えていますし、実際の授業においてこのゲームを使って学習というのも考えていません。あくまで、体験授業の教材として制作したものです。
その他の制作経緯などについては下記ブログを眺めていただければと思います。
http://zeny.io/blog/2016/02/07/working-clicker/
長々と失礼いたしました。
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