第 1 章: 全般的な Perl 文法

記述方法

Perl では, 整数, 小数, 指数の他に, 8 進数, 16 進数も 数値として扱うことができる:

12345   # 整数
12_345  # 整数 (アンダーバー無視)
123.45  # 小数
1.23E45 # 指数
0x12345 # 16 進数
012345  # 8 進数

文字列はダブルコーテーション (”) または シングルコーテーション (‘) で囲んで表示する. (”) はその中に含まれる変数や エスケープシーケンス展開する, 逆に, (‘) はこれを 展開しない:

$a = 30;
print "$a"; # 変数の内容 30 が表示される
print '$a'; # $a がそのままで表示されてしまう

コメント

コメントはシャープ [#] からその行末まで, 複数 にわたるコメントを記述する場合は, 行の頭に # を複数につける.

しかし数十行もある全ての先頭に [#] をつけなくて はいけないのはちょっと面倒である.

そこで perldoc 用の記述方である =pod と =cut を使用 することで, 複数にわたるコメントを記述できる.

comment.pl

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#!/usr/bin/perl -w

print "ここは実行される\n";

=pod
ここはコメント行になる
ここはコメント行になる
=cut

print "ここも実行される\n";

comment.pl の実行結果は:

~/perl/tuts $ ./comment.pl
ここは実行される
ここも実行される

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