No. 1322/2188 Index Prev Next
Path: ie.u-ryukyu.ac.jp!hakata!sakura.kudpc!kuis-news!wnoc-kyo-news!aist-nara!odins-suita!chiba-ns!villon.nig.ac.jp!aa.com!newsbase.nisiq.net!newsfeed.internetmci.com!in2.uu.net!192.244.176.52!news.iij.ad.jp!iijnet!maczuka-news!hitachi-cable.news!jouugate-news!ito
From: ito@htk.hitachi-cable.co.jp
Newsgroups: fj.beginners,fj.lang.misc
Subject: Re: アセンブラ?
Date: 26 Nov 1996 11:11:37 GMT
Organization: Info Sys Admin Office, Hitachi Cable Ltd., Japan.
Message-ID: < ITO.96Nov26201137@johp425.htk.hitachi-cable.co.jp>
References: < 01bbda8a$ec6e1540$1d63cd85@1> < 57c93o$fol@ryozan.ryozan.rim.or.jp>
< KISE.96Nov26125040@ns.imicom.or.jp>
NNTP-Posting-Host: localhost
In-reply-to: kise@imicom.or.jp's message of 26 Nov 1996 03:50:40 GMT
Lines: 44
Xref: ie.u-ryukyu.ac.jp fj.beginners:3192 fj.lang.misc:1134
伊藤@日立電線と申します.
In article < KISE.96Nov26125040@ns.imicom.or.jp> kise@imicom.or.jp (Hiroshi KISE) writes:
> アセンブリ言語ってのは、機械語(マシン語ともいいます)に一対一で
> 対応したものです。機械語は、0と1だけで構成されていますから、
> (その筋の方々以外の)人間には理解不可能です。そこで、命令を
> もう少し意味のわかる言葉にしたものがアセンブリ言語です。
>
> プログラムをアセンブリ言語で書いて、機械語に変換する(アセンブル)のが
> アセンブラ。
もともとのアセンブリ言語は, 機械語一対一で対応するニモニックしかなかったの
でしょうが, それだけでは不便なので, アセンブル作業を制御する制御命令が
加わったり, 一連の命令を生成するマクロ機能が加わったりして今日のアセンブリ
言語ができているのでしょう.
そして, このマクロ機能というのが意外に強力なので, 機械語を生成する
本来の使い方以外の使い方もされています.
私は, 日立の大型汎用機 (IBM 互換機) のアセンブラしか知らないのですが,
たとえば, 1 から 1000 までの番号がパンチされたカード (古い) を作るのに
MACRO
GENCARD & MAX
LCLA & AL1
& AL1 SETA 0
.M00 ANOP
& AL1 SETA & AL1+1
AIF (& AL1 GT & MAX).M90
PUNCH '& AL1'
AGO .M00
.M90 ANOP
MEND
*
GENCARD 1000
END
などとすればよく, 機械語は全く現れませんが, これでもアセンブリ言語で
書いたプログラムです.大型汎用機では, UNIX の awk, perl のような
テキスト処理用ユーティリティが貧弱なので, アセンプリ言語は, テキストの
生成の目的で使用されることが往々にしてあります.
--
日立電線(株)情報管理室 伊藤一光 (Ito Kazumitsu) ito@htk.hitachi-cable.co.jp
Next
Continue < 57m1en$382@ns.src.ricoh.co.jp>