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From: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO)
Newsgroups: fj.soc.copyright
Subject: Re: fj 社会での公正
Date: 2 Sep 2000 16:06:18 GMT
Organization: Information Engineering, University of the Ryukyus
Lines: 98
Distribution: fj
Message-ID: < 2165.967910809@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> 
References: < 39B0CFAD.9A94732A@af.wakwak.com> 
Reply-To: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp
NNTP-Posting-Host: rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp
Originator: agent@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp
Xref: ie.u-ryukyu.ac.jp fj.soc.copyright:11614

河野 真治@琉球大情報工学です。

In article < 39B0CFAD.9A94732A@af.wakwak.com>  , 
	Hideaki Iwata  writes 
> で、現実的にはこの種の依頼記事が出れば、正しい知識を持った人はこう
> いった類の「警告文」をリプライしていると認識しているんですけど...

君達は、結局、そういう警告文を、誰もが勝手に、垂れ流すことが、
fj に良くない影響を与えているのを理解してないってことだよね。
君は、僕が、この件に関して、いろいろ発言するのを快くは思って
ないんでしょ? なんとかしたいんじゃないの?

> 河野氏も合意を得たかったら、国会議員に働きかけて議員立法を目指せば
> どうです?法律として可決成立すれば、有効な「合意」になりまっせ:-)

fj は、今までの社会とは異なるし、逆に、人間の行ないは、どこでも、
それほど変わりがない。だから、いろいろな衝突が起きるわけです。
fj という社会が法律で律することができるのかどうかは、まだ、
open problem でしょう。この議論でも「合意はいっさい必要ない」
とかいう人もいるからね。

国の法律にする利点は、裁判所や警察などの国家機関を使えるという
ことだけです。例えば、会社内部の規則を作るのに、国の法律を立法
するメリットはまったくありません。君は馬鹿だから、それでも、fj
のことを決めるのに国会を使えとか思うのだろうけど、ここで合意手順
を使う方が合理的な判断でしょう。

こんな当り前のことを言われるのは、僕だったら恥ずかしいと思う。
岩田氏はいつも恥ずかしい奴だけどさ。ま、面白いけど。

> だからこそ、議論しましょうよ、ってみんな言っているんだけどなあ。
> 議論を否定しちゃったら、民主主義を放棄したことになるし、人類の発展
> もとまると思うけどなあ...

fj で必要なのは、議論ではなくて、

    選択

です。君は、それを理解してないね。fj に「見逃しました。貸し
てください」というのが出て来るのは、fj というメディアに対す
る一つの需要です。このメディアでは、その需要をどうするのかを
選択する必要があります。そして、徐々にプロトコルが決まって来
るわけです。

例えば、japan は営利okで、fj は非営利です。それが選択と言う
ものでしょう。議論だけ続けていれば良い、議論で言い負かした方
が勝ちみたいな考えは、古くは、mohta 氏の時代からあるわけだが、
それではうまくいきません。

> 貸与権は著作者が専有しているんだから、あくまでも著作者本人の問題
> であって、他人が介入する問題では原則、ありませんよね。

自分自身に貸与するならね。岩田氏に、貸与するのは二者関係だと
誰か教えてあげてください。

> また、世の中には詐欺って行為が常に存在してますからね。

だからなんなんだ? 悪用されるかも知れないから、するなってこと?
そういう「犯罪でないこと」に対して、法律解釈をどんどん広げて
いくことを積極的に認めていくのが、現代の法学の主流なんですか?
そのように考えているならば、君は社会学の勉強しなおしが必要の
ようだね。

> 法律の立法論なのか、通説の議論なのか、運用レベルでの議論なのか、それ
> とも全部をミックスしたいのか、さっぱり判りません。
> 本人も多分、意識してないんでしょうね。

僕の議論は簡単です。もちろん、それは、それらに適当に関わって
います。それを君がちゃんと分類できないのは、君が無能だからで
しょう。

> フェーズがそれぞれ違っていて、しかしながら相互に関連をもっているのも
> また事実。だからといってそれらを区分するのではなく、ミックスした上で
> 自分の都合の良い部分だけを抽出しようとする態度が卑屈ですね。

君は、抽出する事さえできてない。

> >  実際には、法律よりも先に、使用者と著作者の間の権利の調節があ
> >  り、それが著作権法に反映されるわけです。それはわかっているん
> >  だよね?
> 
> 判らん判らん。
> 著作権ってのは無体財産(知的所有権)である、っていう大前提を無視し
> ちゃあいけませんぜ。で、権利の範囲自身を著作権法が定めることにより、
> 初めて権利としての体裁を整えている訳なんだから、どっちが先か、って
> 議論は無意味。

権利は法律によってのみ生じるものではないです。例えば、公表権
などは、法律とは関係なく存在してますね。それは無体であること
とは関係ないです。一方で、複製権みたいのは人工的に作られてい
るものだよね。そういう人工的な権利を、どんどん拡張してくと、
矛盾が生じてしまいます。

このあたりの、あったりまえのことを、誰も教えてくれないのか?

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
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