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From: Hideaki Iwata 
Newsgroups: fj.soc.copyright
Subject: Re: fj 社会での公正
Date: Thu, 07 Sep 2000 13:48:08 +0900
Organization: WAKWAK Internet service
Lines: 44
Distribution: fj
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ひで＠自宅、です。

H-OGURA wrote:
 
>  「fjを通して知り合った人が、私的使用として複製を融通する」というのを、
>  
>  「fjを通じて知り合った人が、あるテレビ番組をうっかり録画し損なって困っ
>  ているようだったので、自分が後で見ようと思って録画しておいたビデオテー
>  プを貸してあげた。」
>  
>  という意味に解釈するならば、これは著作権侵害にあたらないとする見解は
>  感服されるほど特異な見解ではありません。

すると、30条における「使用」には「貸与することも含む」という点において、
議論する必要もなく自明である、ということですか？

＃ 少なくとも、小倉氏が解釈した意味においても、いくつかの問題点があり、
＃ 国民的コンセンサスを求めるには至っていない旨を注意書きしておく必要は
＃ あると思いますが....

＃ 自明である、と断言しちゃうと、それはもう、感服する以外に手立てはなく...

つまり、家庭内やそれに準ずる範囲に使用者が自ら複製した著作物を貸すという
行為は、30条における「使用」に無条件で含まれる訳ですね。
そうなると、「その使用する者が複製することができる」における「使用」も
同値に理解することが可能になりますね。

私個人は、別に含んでもいいだろう、とは考えてますが、それが自明であり、
また、それに反する論が成立する余地などない、とは考えていません。

むしろ、厳密に考えれば含まれないだろうし、そういった論の方が論理的かも
知れない、と考えています。

だから、これは法律の解釈論ではなく、立法論として論じるべきだ、と考えて
います。
議論の余地のない自明な結論である、とする根拠はなんですか？
良ければ教えてください。

また、「fjを通じて知り合った人」＝「30条における家庭内その他これに準ず
る限られた範囲内」と即断できるかの様にも読み取れる表現もいただけません。
「fjを通じて知り合った」とはあくまでも手段であり、人間関係の実態には
踏み込んでいません。30条における「私的使用の範囲」とは、その形態を意味
するのではなく、人間関係の実態を表しているのだ、というのが通説であると
理解しているのですが、この理解は間違っていますか？