Software Engineering Lecture 4/20

先週の復習



Perlを実行して見る

Perl Version 5 と、そのGUI処理系であるPerl/Tkを使う。Version 4 が perl で Version 5 が perl5 である。多少違いがあるので、perl5 を 使うことにする。

% perl5 -de 0
Loading DB routines from perl5db.pl version 1
Emacs support available.
Enter h or `h h' for help.
main::(-e:1):   0
  DB<1> print "Hellow"
Hellow
  DB<2> 
というように対話的に動かすことができる。

集合

対象とするものの集まりを集合という。集合には二通りの表し方がある。

有限集合を考える限りはまったく簡単だ。が、無限集合は難しい。 集合に対して簡単な演算を考えることができる。

Perlの配列

  DB<2> @a = (a,b,c,d,e)

  DB<3> p $a[1]
b
  DB<4> @b = (1,2,3,4)

  DB<5> @c = (@a,@b)

  DB<6> p "@c"
a b c d e 1 2 3 4
  DB<7> 
for文で配列を処理するのが一般的。
for $i ( @a ) {
    print "$i\n";
}
要素を削除するには? splice というのがあるけど、今のところはcopyが 簡単。

写像、関数

何かの入力に対して決まった値を返すものが関数である。

可能な入力の集合を定義域、定義域に対する出力の集合を値域という。



関数を集合と集合の対応と考える時には特に写像という言葉を用いることが 多い。(その方がCの関数と混同しなくてすむし...)

二つの関数を持って来て、片方の値域と他方の定義域が適合していれば、 関数の合成を作ることができる。 入力と出力の組み合わせの集合として関数を定義することもできる。



Perlの連想配列

  DB<7> $a{'kono'} = kono

  DB<8> $a{'key'} = value

  DB<9> p "%a"
%a
  DB<10> p %a
keyvaluekonokono
  DB<11> p join(" ",%a)
key value kono kono
  DB<12> 
のように定義する。 削除する時には delete を使う。
  DB<13> delete $a{'kono'}

  DB<14> p join(" ",%a)
key value
  DB<15> 

問題

Perlの連想配列を使って、fg を使って定義してみよ。


論理

論理は以下の要素から構成される

空集合をF、空でない集合をT、と見ることによって、集合演算と論理演算は 同じものとみなすことができる。

集合を定義するのには、論理式を使うことが多い。



具体的なプログラムに関して集合を使って意味を考える

もし入力が有限で、出力が一つだけなら、とても簡単になる。

入力が無限だったりすると難しい。特にReal-timeプログラミング、並列 プログラミングの意味は難しい。

しかし、この三つの道具は、実際には同等な力を持った道具であり、 望むならば、論理だけ、関数だけ、集合だけ、ですべてを表現することも できる。しかし、適材適所を考えて使おう。



Perl 問題宿題











Perl の宿題は、メールでSubjectを
Subject: Report on Software Engineering Lecture 4/20
として提出すること。この講義の問題を提出する時には、 Subject: Exercise on Software Engineering Lecture 4/20
とすること。