CISCO local academy 6/7

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先週の復習

Class B アドレスの分割

ケーブルの作成


10Base-Tのケーブル

UTP カテゴリ5とか言われますが...

となっています。実際に配線したあと、100Mbps がちゃんと通るかどうかは、調べてみないとわからない... 前に書いたように簡単なテスタでもわかりません。(もちろん、高価なテスト機器を使えばわかるのでしょうが...)


物理層 = ケーブルについて

    10Base-T (今はこれが一般的)
    10Base-2 (Thin Ether とも呼ばれます。同軸ケーブル)
	T と呼ばれる金具で接続します
    10Base-5 (いわゆるEthernet 同軸ケーブルが黄色い)
	トランシーバと呼ばれる機器でケーブルと接続します

    光ケーブル
	これが将来は主流になる?

10Base-T のコネクタ

    EIA/TIA-568A
    EIA/TIA-568B

という規格の名称があります。B は、どうもライセンスされているらしく、日本で施工するとAになることが多いらしいです。でも、世界標準は、B です。

末端を A と B にすると、クロスケーブルになります。

Tx (+) ----------> (+) Rx
Tx (-) ----------> (-) Rx
Rx (+) <---------- (+) Tx
Rx (-) <---------- (-) Tx

となっていて、重要なのは、この四本だけです。Tx/Rx の+/-ペアは、必ず、同じ、撚り線ペアにである必要があります。

    撚り線になると、外部からの影響がお互いにキャンセルされる。

これを間違えても

    テスタではチェックできない

のが普通です。なかなか難しいですね。

クロスにすると、

Tx (+) ----------> (+) Tx
Tx (-) ----------> (-) Tx
Rx (+) <---------- (+) Rx
Rx (-) <---------- (-) Rx

となります。

コンピュータ <---> ハブ ストレート
コンピュータ <---> コンピュータ クロス
ハブ <---> ハブ クロス

というように使います。


ARP (Address Resolution Protocol)

(lesson 16,17,18)

ARP (アドレス解決プロトコル) とは、IP アドレスと物理アドレス(Ethernet address )を結びつけるものです。

  1. ネットワークドライバが「このIPアドレスを持つイサーネット装置はどれか」を問い合わせるブロードキャスト(放送)パケットを出す

  2. 該当する装置が「自分のイサーネットアドレス」を返す

  3. そのIPアドレス/イサーネットアドレスの組をarp tableに登録する

arp コマンドを使って arp table を表示し、ping コマンドで arp table にないアドレスにパケットを送ることにより、arp table にイサーネットアドレスが登録される様子を観察しましょう。


RARP

Reverse ARP は、Ethernet の物理アドレスから、IPアドレスを知るプロトコルです。

ディスクレースワークステーションや、プリンタサーバなど、Ethernet address が分かっているものに、自動的に固定IPアドレスが割り振られるものに使います。Ethernet address を調べる方法は、マニュアルに書いてあるのが普通です。(最近はあまり使わないかも...)

では、DHCPは?

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)は、任意のコンピュータにIPアドレスを割り当てます。

DHCP の良い点

    IP アドレス割り当てをあまり意識しないで良い
    使わないコンピュータにアドレスを割り当てないので、アドレス使用効率が良い

DHCP の悪い点
    誰でもネットワークに繋げることができるので、セキュリティは良くない
    同じコンピュータでもIPアドレスが変わってしまう場合がある


シスコルータの設定に付いて

シスコのルータには、IOS という一種のOSがついています。メニューや、コマンドによって設定をおこなうように出来ています。

IP address を設定してネットワークを組んでみましょう。


Shinji KONO / Wed Jun 7 18:05:18 2000