CISCO local academy 11/1

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先週の復習

先週は IP アドレスの割り振りを復習しました。


Class B


Class C


ルーティングの復習

パケットを中継する時に、どのNICにパケットを流せば良いのか決めるのがルーティングです。

    routed protocol	中継されるプロトコル
    routing protocol	中継のための設定をするプロトコル

スタティックルートは、routing protocol を必要としませんが、すべてのルータで設定する必要があります。


ルーティング・テーブル


スタティックルートの設定

実験ネットワークが相互に通信できるように、static route を設定してみましょう。

どことどこが通信できるようなるのでしょうか?

スタティックルートの設定には、ip routeコマンドを使います。

ip routeコマンド説明
network宛先ネットワークまたはサブネット
maskサブネットマスク
address次のホップのルータのIPアドレス
interface宛先ネットワークに到達するためのインタフェースの名前
distanceアドミニストレイティブディスタンス

    ip route 172.16.1.0 255.255.255.0 172.16.2.1

アドミニストレイティブディスタンスは、ルーティング情報のソースがどの程度信頼できるかを、0〜255の数字で表したものです。値が大きいほど信頼できないことを示します。

スタティックルートでは、ルーティングテーブルをマニュアルで構成します。パスが生きている限り、このテーブル・エントリがダイナミックに変更されることはありません。

設定されたルーティングテーブルを見るには、

    show ip route

とします。


演習

class C アドレスを設定して、スタティック・ルートを設定してみましょう。


デフォルトルート

デフォルトルートは、自分の知らないネットワークへのパケットをどのインタフェース(または、ネットワーク)に送るかを指定します。これによって、ルーティングテーブルを小さくすることができます。

デフォルトルートの設定には、ip default-networkコマンドを使います。

ip default networkコマンド 説明
network-number デフォルトとして定義されるIPネットワーク番号またはサブネット番号

宛先ネットワークに対するエントリがルーティングテーブルに存在しない場合、パケットはデフォルト・ネットワークに送られます。ルーティングテーブルにはデフォルト・ネットワークが存在しなければなりません。デフォルトルートを使うことで、ルーティングテーブルを小さくできます。

ルートが必要で、宛先ネットワークに対して不完全な情報しかない場合は、デフォルト・ネットワーク番号を使います。

ルータは、すべての宛先ネットワークに対して完全な情報を持っているわけではないので、未知のネットワーク番号に対して方向を決めるにはデフォルト・ネットワーク番号を使います。


デフォルトルートの効果

どの程度、ルーティングテーブルは小さくなったでしょうか?

ルートをインタフェースではなくネットワークで指定するのとどちらが良いでしょうか?


Shinji KONO / Wed Nov 1 17:37:20 2000