CISCO local academy 11/1
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11/15 休み 1/17 休みとします。
先週の復習
先週は IP アドレスの割り振りを復習しました。
Class B
Class C
ルーティングの復習
パケットを中継する時に、どのNICにパケットを流せば良いのか決めるのがルーティングです。
routed protocol 中継されるプロトコル routing protocol 中継のための設定をするプロトコルスタティックルートは、routing protocol を必要としませんが、すべてのルータで設定する必要があります。
ルーティング・テーブル
スタティックルートの設定
実験ネットワークが相互に通信できるように、static route を設定してみましょう。どことどこが通信できるようなるのでしょうか?
スタティックルートの設定には、ip routeコマンドを使います。
ip routeコマンド | 説明 |
network | 宛先ネットワークまたはサブネット |
mask | サブネットマスク |
address | 次のホップのルータのIPアドレス |
interface | 宛先ネットワークに到達するためのインタフェースの名前 |
distance | アドミニストレイティブディスタンス |
例
ip route 172.16.1.0 255.255.255.0 172.16.2.1アドミニストレイティブディスタンスは、ルーティング情報のソースがどの程度信頼できるかを、0〜255の数字で表したものです。値が大きいほど信頼できないことを示します。
スタティックルートでは、ルーティングテーブルをマニュアルで構成します。パスが生きている限り、このテーブル・エントリがダイナミックに変更されることはありません。
設定されたルーティングテーブルを見るには、
show ip routeとします。
演習
class C アドレスを設定して、スタティック・ルートを設定してみましょう。
デフォルトルート
デフォルトルートは、自分の知らないネットワークへのパケットをどのインタフェース(または、ネットワーク)に送るかを指定します。これによって、ルーティングテーブルを小さくすることができます。デフォルトルートの設定には、ip default-networkコマンドを使います。
ip default networkコマンド | 説明 |
network-number | デフォルトとして定義されるIPネットワーク番号またはサブネット番号 |
宛先ネットワークに対するエントリがルーティングテーブルに存在しない場合、パケットはデフォルト・ネットワークに送られます。ルーティングテーブルにはデフォルト・ネットワークが存在しなければなりません。デフォルトルートを使うことで、ルーティングテーブルを小さくできます。
ルートが必要で、宛先ネットワークに対して不完全な情報しかない場合は、デフォルト・ネットワーク番号を使います。
ルータは、すべての宛先ネットワークに対して完全な情報を持っているわけではないので、未知のネットワーク番号に対して方向を決めるにはデフォルト・ネットワーク番号を使います。
デフォルトルートの効果
どの程度、ルーティングテーブルは小さくなったでしょうか?ルートをインタフェースではなくネットワークで指定するのとどちらが良いでしょうか?