CISCO local academy 11/22
Menu Menu先週はお休みでした。
1/17も休みとします。(だいぶ先ですが...)
先週の復習
先週は static route を使ったルータの設定の実習を行ないました。どこまで ping が届くようになったか? 自分の設定を見直す方法はどのようにすれば良かったかなどを思い出してみてください。
Routing Protocol
今回は、Routing Protocol を使って自動的に Route を設定してみます。
LAB1> enable LAB1# config t LAB1#(conf) interface s 0 LAB1#(conf-inter) ip address 10.1.0.1 255.255.0.0 LAB1#(conf-inter) clock rate 64000 LAB1#(conf-inter) no shutdown LAB1#(conf-inter) exit LAB1#(conf) exit LAB1#として、IP address を設定します。(二つついているところは、二つとも)隣同士が ping でつながっていることを確認したあと、Routing を始めます。
LAB1# config t LAB1#(conf) ip routing これでパケットの中継を開始します LAB1#(conf) router rip LAB1#(conf-router) network 10.1.0.0 LAB1#(conf-router) exit LAB1#(conf) exitこれで、Routing が始まって、指定されたネットワークに自分が知っているRoute を broadcast によって教えるという作業が始まります。
このあと、Routing Table がどう変わるかを調べます。
LAB1# show ip routeこれで表示されたもので、C がついているのは、自分が持っている Routeです。^p (contol-key と p ) で、前に入力したコマンドに戻ることができます。
R がついているのが RIP により教えてもらった Route です。
IGRP
RIP version 1 では、netmask が class で指定されたものと異なる場合に正しく Route を教えることができません。IGRP は、CISCO 独自の Routing Protocol ですが、これを正しく教えることができます。
LAB1#(conf) router igrp 100 LAB1#(conf-router) network 10.1.0.0 LAB1#(conf-router) exit LAB1#(conf) exitIGRP では、autonomous system という番号を Route を交換する Router 同士で「同じ」番号を持つ必要があります。同じであれば、適当な数値で構いません。
IGRP は、show ip route で、I がついて表示されます。
経路の動的な変更
Ethernet Interface を routing に加えて見ましょう。LAB1#(conf) router igrp 100 LAB1#(conf-router) network 172.16.100.0 LAB1#(conf-router) exit LAB1#(conf) exit何故か、そのままでは経路は変更されません。これは、Router から見ると、Ethernet も Serial も、同じ程度の経路に見えるからだと思われます。
Serial を一旦外してみると、経路が変更されます。変更される様子をshow ip route で調べましょう。
debug command
LAB1# debug ip igrp eventなどとすることにより、IGRP に関する情報を随時表示することができます。
これを止めるには、
LAB1# no debug allとします。ただし、デバッグ情報がたくさん表示されているので、「負けずに」入力してください。落ち着いて、ゆっくり入力してだいじょうぶです。