CISCO local academy 11/22

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先週はお休みでした。

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も休みとします。(だいぶ先ですが...)


先週の復習

先週は static route を使ったルータの設定の実習を行ないました。

どこまで ping が届くようになったか? 自分の設定を見直す方法はどのようにすれば良かったかなどを思い出してみてください。


Routing Protocol

今回は、Routing Protocol を使って自動的に Route を設定してみます。

    LAB1> enable
    LAB1# config t
    LAB1#(conf) interface s 0
    LAB1#(conf-inter) ip address 10.1.0.1 255.255.0.0
    LAB1#(conf-inter) clock rate 64000
    LAB1#(conf-inter) no shutdown
    LAB1#(conf-inter) exit
    LAB1#(conf) exit
    LAB1#

として、IP address を設定します。(二つついているところは、二つとも)隣同士が ping でつながっていることを確認したあと、Routing を始めます。

    LAB1# config t
    LAB1#(conf) ip routing
                     これでパケットの中継を開始します
    LAB1#(conf) router rip
    LAB1#(conf-router) network 10.1.0.0
    LAB1#(conf-router) exit
    LAB1#(conf) exit

これで、Routing が始まって、指定されたネットワークに自分が知っているRoute を broadcast によって教えるという作業が始まります。

このあと、Routing Table がどう変わるかを調べます。

    LAB1# show ip route

これで表示されたもので、C がついているのは、自分が持っている Routeです。^p (contol-key と p ) で、前に入力したコマンドに戻ることができます。

R がついているのが RIP により教えてもらった Route です。


IGRP

RIP version 1 では、netmask が class で指定されたものと異なる場合に正しく Route を教えることができません。

IGRP は、CISCO 独自の Routing Protocol ですが、これを正しく教えることができます。

    LAB1#(conf) router igrp 100
    LAB1#(conf-router) network 10.1.0.0
    LAB1#(conf-router) exit
    LAB1#(conf) exit

IGRP では、autonomous system という番号を Route を交換する Router 同士で「同じ」番号を持つ必要があります。同じであれば、適当な数値で構いません。

IGRP は、show ip route で、I がついて表示されます。


経路の動的な変更

Ethernet Interface を routing に加えて見ましょう。
    LAB1#(conf) router igrp 100
    LAB1#(conf-router) network 172.16.100.0
    LAB1#(conf-router) exit
    LAB1#(conf) exit

何故か、そのままでは経路は変更されません。これは、Router から見ると、Ethernet も Serial も、同じ程度の経路に見えるからだと思われます。

Serial を一旦外してみると、経路が変更されます。変更される様子をshow ip route で調べましょう。


debug command

    LAB1# debug ip igrp event

などとすることにより、IGRP に関する情報を随時表示することができます。

これを止めるには、

    LAB1# no debug all

とします。ただし、デバッグ情報がたくさん表示されているので、「負けずに」入力してください。落ち着いて、ゆっくり入力してだいじょうぶです。


Shinji KONO / Thu Nov 23 23:13:08 2000