No. 203/305 Index Prev Next
Subject: 幻相記 __
星野力
From: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO)
Organization: Information Engineering, University of the Ryukyus
X-Image-URL: http://www.ie.u-ryukyu.ac.jp/~kono/skono.gif
Fcc: send
X-Newsreader: news.pl,v 1.11 2003/10/08 11:51:01
Date: Sat, 31 Jul 2004 23:23:44 +0900
Message-ID: < 3990068news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>
Newsgroups: fj.rec.sf
MIME-Version: 1.0
Content-Type: text/plain; charset=" iso-2022-jp"
Content-ID:
Content-Transfer-Encoding: 7bit
河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
書店では売ってません。「幻想夢」の続き。450部だったのか〜電
子ブックでもいいのに。自費出版するんだったら横書きでもいいと
思うし。そうすれば色もつけられるし。きっと書いているときは横
書きなんだろうと思います。読みたい人は、きっと星野先生にメー
ルするんじゃないかな。
「幻想夢」は、適応シンセという小道具を中心に、階層型の幻想が
割りと破壊的に進んでいくみたいな話だったんですが、幻想記は「
退職した大学教授」中心に話が静かに進むって感じですね。割りと
何も起きない話だけど、これはこれで良いんじゃないかな。
共通点はその小道具だけなんだけど、手法が素直なせいか、こっち
の方が読みやすいです。やっぱり、うまくなっているのかも知れな
い。
文字っていうか記号はデジタルだから滲まないわけだけど、適応シ
ンセは音を通して伝える色を通して、色んな人の思考が滲むみたい
な感じなのかな。まあ、そう意味ではコンピュータの持つ限界で
はあるんだよね。
恒等式とボンベの話なんかは「あ、出て来た、出て来た」という
感じ。こうでなくちゃね。Fix point を一発で計算できるみたい
な感じかな。
このあたりの話は、意識と時間、そして不可逆性に関連するはず
なので、次回作では時間への挑戦を期待します。
---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
Next
Continue