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To: followup@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp
From: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO)
Newsgroups: fj.rec.sf 
Subject: タイムリーパー
Organization: Information Engineering, University of the Ryukyus
Reply-to: kono@ie.u-ryukyu.ac.jp
Date: Sun, 18 Jun 2000 12:57:43 +0900
Message-ID: < 456.961300663@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp> 
Sender: kono@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp

河野 真治@琉球大情報工学です。

最近はたいしたものは読んでないんですが... 大原まり子の
「タイムリーパー」なんですね。

これって、どっかで読んだことがあるのりだなぁ。そんな感じがす
る懐かしい感じ。それだけに、割りとどうでもいい話でした。小松
左京のエスパイに近い? 奥さんが可哀想なんだけど、女の人って、
そんなんでいいんでしょうか。僕だったら、助けちゃうけどなぁ。

はっきり「タイムパトロールもの」ってジャンルはあるんだけど、
多世界解釈を使うものだと、犯罪だろうがなんだろうが、「数ある
未来の一つ」なので、どうでも良くなってしまう。で、たぶん、
そこになんらかの縛りが出ないと成り立たない分野なんですよね。

    戦いの後が、なんらかの形で時空連続体に固定されていく

っていう仕組みが必要なんだけど... その方式に言及した小説は見
たことないです。

時間ものって、科学的な背景を付けにくいのでハードSFには、なり
にくいんですよね。例外は、「タイムスケープ」と「未来からのホ
ットライン」ぐらいかな。やっぱり通信物になってしまいますね。
いきなり「過去のどっかに人間がいきなり出現」じゃあ、物理法則
もなにもないものね。その点、Quatum Leap は良く考えられていた
かも。ハードでなくて良いなら、印象に残っているのは「永遠の終
り」かな。

時間ものといえば、T3 は、まだまだなのかなぁ。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
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