学生実験 1 : LaTeX の使い方(課題案)
- 目的
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- 情報工学実験1,2においてはテーマ毎に1つ以上のテーマが与えられ,テーマ毎にレポート提出が求められる.今回のテーマ「LaTeXの使い方」でも同様に幾つかの課題(Level X)が出てくるが,本テーマでは LaTeX を用いたレポートの作成方法について実習を行う.
- レポートに含めるべき必要な項目について留意すること.(e.g., そのレポートは何について述べたものか?誰が書いたのか?いつ書いたのか?・・・)
- 進め方
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- LaTeX2e を使った文書作成 written by 白土先生
- レポート作成技術(時間がなければ次週に回すか,自習とする)
- 課題と提出方法
レポート作成技術
レポート(ここでは印字物を指す)は第三者の読者により中身を適切に伝えるための一手段である.身振りを交えた口頭ですら行き違いが生じる事があるように,どんなに優れたアイデア・実験内容・考察等があったとしても,それを第三者に伝えられないようでは低い評価しか得る事が出来ない.これはとても不幸なことだ.
では,(適切に思った通りの事を相手に伝える事の出来る)良いレポートを作成するにはどうすれば良いのか.そのポイントを紹介する.
- 表紙
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- 必須:タイトル・氏名
- 適宜:大学の実験レポートならば,課題{番号/日/名},学籍番号,提出日等.
- 構造化文書
- 学術論文ならば,,,
- 概要
- 背景
- 目的
- 目標
- 先行研究・問題点
- 提案手法・改善点
- 理論的解説
- 期待される効果
- 検証方法
- 検証
- 結果
- 考察
- まとめ
- 残された課題
より一般的には,,,5W1H/2H
- Why, Who, What, When, Where, How, How many / How much
ストーリー的には,,,起承転結(メリハリをつける).
- 理論的に書く
- 意図を正しく伝えるためにはロジックに書く事.
- 抽象化して分かりやすく
- 必要に応じ具体例を示し解説する事は効果的だが,度が過ぎると目的を見失いやすい.基本は抽象論で述べ/考え,徐々に具体化するようにするぐらいで十分である事が多い.
- 読み手のレベルに合わせる
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- 学術論文の場合は・・・(前記)
- 専門家相手に必要十分を超えた解説を加える事は,場合によっては退屈させてしまう!
- SEがユーザ相手に企画書・報告書等を作成する場合は・・?
- 曖昧な表現を避ける
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- 少し改善した → x%改善した
- 似ている → xという観点から見た場合y%類似点がある
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- 適切な表現法を選択する
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文字だけでは伝えにくい内容は,*適切な*図表を用いることで解決せよ.その際,見やすさが欠落しては意味が無いことに留意すること.
- 接続詞・”てにをは”を適切に使用する事
- 日本語的に正しい文を書きましょう.
- 引用せよ!
- やったこと1から100まで全てを書こうとすると,肝心のメインテーマにたどり着くまでに何十枚何百枚ものレポートを書く事になる.他人の成果である場合にはその説明は必要十分に留め,より詳細を知りたい人のためにその人の文献を参考文献として挙げよ.
課題と提出方法
- 課題
- 以下に示す文章と同じ物を作成せよ.但し,名前・学籍番号・日付を変更すること.
- 提出方法
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- 参考文献・サイト
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