演習2回目

目標

1. if文を使ってみよう。
2. 関数を使ってみよう。

演習5: 数当てゲーム1 (大小ヒント付き) を実装してみよう。

• ゲームのルール
  • システム側で用意した正解に対し、ユーザの入力した数字が大きいか、小さいか、等しいかを判定し、その結果を返す。
• 実装の流れ（演習入る前に読まなくてもOK。演習5.1〜5.4に取り組んでから、振り返りとして読みなおしてみよう）
  1. 当てたい数を「任意の整数」とし、これをint型オブジェクトとして変数xへ保存する。ここでは乱数で決定するとする（使い方は後述）。
  2. ユーザからの入力を読み込み、これをint型オブジェクトとして変数yへ保存する。
  3. 変数x（正解）と変数y（ユーザ入力）とを比較し、次の3通りのprint()出力をする。
     • ユーザ入力が小さいのであれば「正解はもっと大きいよ！」と出力する。
     • ユーザ入力が大きいのであれば「正解はもっと小さいよ！」と出力する。
     • 正解と等しい数が入力されたのであれば「正解！！」と出力する。
  4. 手順3の手続きを「check_answer(変数x, 変数y)」として関数定義し、関数を使う。

     # 実行イメージ
     >>> answer = random.randint(0, 100)
     >>> check_answer(answer, 50)
     正解はもっと大きいよ！
     >>> check_answer(answer, 90)
     正解はもっと小さいよ！
     >>> check_answer(answer, 70)
     正解はもっと小さいよ！
     >>> check_answer(answer, 60)
     正解はもっと小さいよ！
     >>> check_answer(answer, 55)
     正解はもっと小さいよ！
     >>> check_answer(answer, 53)
     正解！！
     >>>

演習5.1: 正解データを乱数で用意する。乱数を用意するためのライブラリとして「random」を使用する。具体的には以下のコードを実行し、その結果が実行するたびに異なることを確認せよ。また、random.randint()関数を利用し、正解数値を変数xに用意せよ。

import random
random.randint(0, 100)
random.randint(0, 100)

• 補足1: random.int()は、「第1引数〜第2引数」の両端を含む、その間のint型オブジェクトをランダムに生成する関数である。
• 補足2: 変数xには適切な変数名をつけること。
• 補足3: レポートにはコードと実行結果を掲載すること。

演習5.2: ユーザからの入力を読み込み、それをint型オブジェクトとして変数yへ保存せよ。

• 補足1: ユーザへ入力を促す文面と、ユーザ入力となる数値は自由に決めて構わない。
• 補足2: 変数yには適切な変数名をつけること。
• 補足3: レポートにはコードと実行結果を掲載すること。

演習5.3: 変数x（正解）と変数y（ユーザ入力）とを比較し、次の3通りの出力をするプログラムを示せ。

• 変数x（正解）と変数y（ユーザ入力）とを比較し、次の3通りのprint()出力をする。
  • ユーザ入力が小さいのであれば「正解はもっと大きいよ！」と出力する。
  • ユーザ入力が大きいのであれば「正解はもっと小さいよ！」と出力する。
  • 正解と等しい数が入力されたのであれば「正解！！」と出力する。
• 補足: レポートにはコードと、どれか1通りの実行結果を掲載すること。

演習5.4: 演習5.3で書いた処理に「関数check_answer()」として名前をつけて定義せよ。この関数の仕様は次のとおりである。

• 関数名: check_answer
• 入力(引数)
  • 第1引数: 正解データ（演習5.1で保存した変数）
  • 第2引数: ユーザ入力（演習5.2で保存した変数）
• 出力
  • 演習5.3参照。（第1引数、第2引数の大小関係に応じて出力が変更される）
• レポート上の補足
  • 関数定義と、3通りの異なる出力が得られることを確認できる実行結果を掲載すること。
  • この際、全出力が得られるまで「input() を複数回実行」しても構わないし、それ以外の方法で省略しても構わない。あくまでもcheck_anwer()が正しく機能することを確認することが目的である。

演習5.5: 演習5.4で書いたコードを「week3_ex5_5.py」というファイル名で保存し、シェル上でスクリプトを実行せよ。

• 補足
  • レポートには、シェル上で実行する様子と、実行結果を掲載すること。
  • 演習5.4と異なり、一度ファイルに保存したうえでの実行結果が出力される形になるため、スクリプトを実行する都度3通りの出力全てを得られるとは限らない。ここでは3通りの出力を確認するため、変数x（正解）を50とし、変数y（ユーザ入力）を0, 50, 100の3通りで試すコードとなるようにすること。