この実験では,nTSPに対しIAが有効に機能するかどうかを確認する.設定 する問題は都市数12,セールスマン数4とし,都市配置は出発都市を中心に円周 上に配置した.IAの各パラメータは以下のように設定した.
集団数
100
世代数
10000
記憶細胞の総数
50
サプレッサー細胞の総数
5
濃度の閾値
0.35
交叉確率
0.2
突然変異確率
0.02
また,遺伝子の再構成に使用するGAのオペレータは以下のように設定した.
図7は初期集団内のプランの一例であり,図8は8523世代後に得られた最適 解である.
図7:初期集団内の一解
図8:IAにより得られた最適解
これらの図から,IAが適切なnTSPに対するプランを作成可能であると考えら れる.この例ではセールスマンの巡回経路に対するサイズにばらつきが見られる が,これは適応度を最短経路条件のみとしたためであり,全セールスマンの負荷 配分を均等にする必要がある場合には,この条件を適応度関数に加える必要があ る.
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