(1)
宿題6−3のFF部分の回路図 | |
動作波形図 | 状態遷移図 |
(2)
宿題6−4の回路図 | |
動作波形図 | |
以下の内容が重要!!!
(例題1)整数で書いて、0、1、2、3、4、5、0、1、2、3、4、5、と0から5を繰り返すカウンタを設計する。
実際には、2進法で"000",
"001","010", "011", "100", "101"を繰り返すようにする、RESET信号で"000"に戻せるようにする。
(STEP1) "000", "001","010", "011", "100", "101" なる6つの状態をもつ必要があるので、3つのDフリップフロップが必要である。また、RESET信号が’1’の時に、3つのD−FFの出力を’0’にする必要があるので、RESET付のD−FFを用いると、以下のようになりそう。
(STEP2) 上記回路では、CLOCKの立ち上がりエッジにてD0はQ0へ、D1はQ1へ、D2はQ2へ転送される。
したがって、組み合せ回路は入力Q0, Q1, Q2から次の状態を作り出し、それをD0, D1, D2へ出力すれば良い。
したがって、以下の真理値表に示される組み合せ回路を設計すれば良い。’X’はDON’T CAREです。
入力 | 出力 | |||||
Q2 | Q1 | Q0 | D2 | D1 | D0 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | |
0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | |
0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | |
1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | |
1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
1 | 1 | 0 | X | X | X | |
1 | 1 | 1 | X | X | X |
(STEP3) 上記真理値表からカルノー図を作成して、組み合せ回路を設計する。
D2のカルノー図 | D1のカルノー図 | D0のカルノー図 |
すなわち、もし雷等のノイズでD−FFの出力が整数値で6になると、以下のように動作する。
6 ⇒ 7 ⇒ 4 ⇒ 5 ⇒ 0 ⇒ 1 ⇒ 2 ⇒ 3 ⇒ 4 ⇒ 5 ⇒ 0
6 ⇒ 0 ⇒ 1 ⇒ 2 ⇒
もしくは
7 ⇒ 0 ⇒ 1 ⇒ 2 ⇒
となるように設計できる。
雷などのノイズを考えれば、DON’T CARE を使わない設計も重要である。
宿題7 学籍番号 名前 日付 を書いて 提出すること。
1)整数で書いて、0、1、2、3、4、0、1、2、3、4、と0から4を繰り返すカウンタを設計する。
実際には、2進法で"000",
"001","010", "011", "100", "000"を繰り返すようにする、RESET信号で"000"に戻せるようにする。DONT'
CAREを用いて、設計せよ。
2)整数で書いて、0、5、4、3、2、1、0、5、4、3、2、1、0と繰り返すカウンタを設計する。
実際には、2進法で"000",
"101","100", "011", "010", "001",
"000"を繰り返すようにする、RESET信号で"000"に戻せるようにする。例題と同様にDON'T CAREを利用して、回路を小さくすること。
3)上記カウンタでは3ビットのD−FFを用いたので、D−FFの出力が、整数で、6,7になることはないが、実際の電子機器では雷等のノイズで、D−FFの出力が6,7に誤動作で変化することがある。
このようなノイズに対応するために、D−FFの出力が整数で、6もしくは7になっても、次のサイクルで0に変化し、以下のように動作するように設計し直せ。
以上