〇前回の補足
ビットエラー率とシンボルエラー率、
前回の宿題で、シンボルエラーレイト と ビットエラーレイトが混同しており、
すなおに計算するとシンボルエラーレイトになってしまいます。(申し訳ないです!)
以下に補足します。
シンボルとは情報を運ぶ単位のエラーであり、以下の場合は2ビットを固まりとして情報を送信しているので、シンボルは2ビットからなります。
シンボルエラーは図のようになります。
とすると
1)シンボルエラーは
SER=1/4(α+2α+2α+α)=1.5 α
2)ビットエラー(バイナリ−)の場合は
BER(BIN)= 1/8(8α)=α
3)ビットエラー(グレイ)の場合は
BER(GRAY)=1/8(6α)=0.75α
ビットエラーレイトテスター(P156)
〇ランダムなデータを送信する(P158)
PRBSコード
P52のCOLUMN1(ランダムデータ)
PN9は511ビットで周期をもつ回路
シフトレジスタとXORによる回路(リニア・シードバック・シフトレジスター)という回路
〇P164のVHDLによるBERTの解析
著者よりのVHDLリスト list5-1.vhd
中間試験終了後に、大きめのレポートとして、このリストを用いたシミュレーション・回路合成課題を出す予定
講義の中で、回路構成をチェックする!
中間試験のについて
教科書・資料持込可・電卓持ち込み可
範囲:今日までのところ
主にでそうな内容
ASK,PSK,FSK(宿題1関連)
伝送システム構成(図3−7関連)
多ビットの同時送信(宿題2のような)
コンスタレーション・複素指数関数(宿題3のような)
雑音の種類・白色雑音
ビットエラー率・シンボルエラー率の計算、ERFCの使用(宿題4のような、および本日の追加説明)
PRBS回路の動作(宿題5のような)
では、がんばってください!
宿題5
(1)教科書P52の図C3-1のPN9回路で、FFの初期値を全て’1’とした時に、クロックの立ち上がり変化ごとに、PN9OUTの信号はどのように変化するかCLK16サイクル分を示せ。
(2)初期値をALL0とするとどうなるか?
以上