研究概要
本研究室では,画像処理,情報メディア工学,システム工学,計算機工学,生物システム等を融合した「応用計算工学」という分野を開拓しています。従来の枠組みにとらわれず新しい活用や理論を探求し、情報技術・科学技術を融合するとともに様々な形で役立てることが目的です。特に、世の中をより良くすることや,人々の役に立つシステムを研究・開発することが重要なポイントです。
文明の黎明前の人間は,台風や地震などの自然災害や気候変化,細菌,食糧不足,獣の襲撃など生存を脅かす多くの脅威に何千年・何万年もさらされていました。しかし,あるとき文明が勃興し,人間社会は技術とともに発展してきました。大河の洪水を防ぐ土木工事で水害を無くし,水を農地へ引いて農産物や食料を増やし,鉄の車輪を作って輸送方法を編み出し,蒸気機関・電力によって動力源を得るとともに医学や化学・薬学も発達し,人々は様々な自然の脅威から身を守れるようになりました。大きく見ると現代の社会は過去のどの時代よりも良い時代なのです。しかし現代にあってもなお新しい問題や課題が現れてきます。本研究室ではそれらの課題に取り組み,解決方法を研究していくことが目標です。
大分類キーワード:画像処理,応用計算工学,情報メディア工学,システム工学,生物システム
◆小分類キーワード
Neural Network系(神経回路システム,自己組織化システム,非線形科学,カオス理論)
Soft Computing系(パターン情報処理,画像情報処理,感性情報処理,人工知能,機械学習)
Reliability Engineering系(データ工学,信頼性工学, リスク解析データベース,リスク分析アルゴリズム)
QoL(Quality-of-Life)System系(福祉ロボット,ヘルパーAI,知的防犯カメラ,社会安全システム)