第 1 章: C++ 版 Hello World

最小の C++ プログラム

まずは, 一番小さい C++ プログラムを見てみる

mini.cpp

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/*
  g++ -Wall -O2 -o mini mini.cpp 
*/
int main(){ // main 関数の中に void 引数を加えても大丈夫, 勧めない
  return 0; // return 文が無くても大丈夫
}

C 言語では, 引数がないときに void と明示した方がよいということ述べ, これは C 言語の非常に古いコンパイラでは, 引数を書かないのと void と書くのとで意味が異なるためだが, C++ では void と明示する必要はない, この辺は Java 言語と同じである. もちろん, 明示してもかまわない.

なお, C++ 言語の定義は, main 関数に return 文を省略できる:

int main(){}

Hello World プログラム

helloworld.cpp

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#include <iostream> // for std

int main(){
  
  std::cout << "Hello C++ World!\n";

  return 0;
}

helloworld.cpp の実行結果は:

[wtopia cpp.lang]$ ./helloworld
Hello C++ World!

C++ 言語では, C 言語の printf 関数とか puts 関数とか使える.

ヘッダファイルは <iostream> という名前になっており, 拡張子がない, iostrem の中身を確認するために, 下記のパスを参考してください:

/usr/include/c++/4.2.1/backward
/usr/include/c++/4.2.1

コメントの書き方

基本的には C 言語と同じ:

// 1 行コメント
/*
  複数行コメント 1
  複数行コメント 2
*/

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