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From: teruo Takeuchi
Newsgroups: fj.sci.misc,fj.engr.misc,fj.soc.copyright,japan.sci.misc
Subject: Re: Patent(ビジネスモデル特許)
Date: Wed, 24 May 2000 10:06:37 +0900
Organization: TAKEUCHI-SEKKEI
Lines: 97
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2000/05/24 T.Takeuchi
Patent(ビジネスモデル特許) news:fj.sci.misc
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( Murakami Hiroshi )さん news:3929C100.9D2B822E@ca2.so-net.ne.jp
> 最近、ビジネス特許とかで、特許の周辺が騒がしい様子らしいので。。。
日本だけではなく、その当のアメリカでさえ問題視されているよう
ですよ。
> 特許の制度はもともと国家が技術を保有する者からその内容を公開させる
> ことを目的として、その代償に一定の期間権利を許諾するというものだと
> 思います。
まぁそれは「特許本来の理念」としてはそう有るべきものでしょう。
> ところが、実際には個人がそうやたらと特許を出願するには経費がかかり
> 過ぎるのではないかと思います。
「個人、中小企業」には「半額制度?猶予制度」と言うのも出来た
そうですが。?
> さて、世の中にはGPLなどのように、無料で著作物を公開する動きも
> ありますし、企業の中にはある技術を開発した際に、それを他社に
> よって排他的に独占されさえしなければかまわないし、大して重要
> とも思えない内容に対して特許出願や防衛の経費もかけたく無い
> 場合、その企業の技術的出版物にその内容を出願することなく載せて
> 公開してしまう場合もあります。
そう言う考え方こそが、本当のアイデアの有り方とは思いますが、
「闇雲に特許の保有件数を増やすことのみ」に関心を持っているよ
うな会社も、また一方に存在しているような気もします。
> そこで、以下のようなことを考えます。
> どこかに公的もしくは公開の電子掲示板もしくはデータベースを
> 設置して、無料もしくは非常に安価にて、誰でも技術的なアイデアや
> 特許になりそうな内容を思いつきでもよいから投稿・書き込みする。
過去記事を保存してくれるところなら、このようなニュースである
「FJ」のようなところでも良いわけですよね。
> 後でトラッキングできるようにサーチ機能をつけるほか、その受理
> 日時が特定できて、しかも通し番号としては一貫している。
> この投稿場所に書かれた内容は公知のものとなり特許権をえる権利を、
> 放棄したものとみなす。
「サーチ機能」は当然必要でしょうね。「公知」になるのも当然の
ことでしょう。
> このようなデータベースに書き込みをする理由は、そのアイデアを
> 出した本人が金銭的な権利を主張するためではなくて、フリーソフト
> と同様、あるいみで自慢するためであり、また他者による独占を阻止
> し、かつ誰にでも思いつくような内容で特許などをとられないように
> して、特許内容の技術的レベルの向上をはかる為です。
以前まったく上と同様の趣旨で、 news:japan.life.health グルー
プに「使い捨てカイロ」のアイデアを投稿されていた方がおられま
した。
> 本当は、このような目的のためのサーバーは東京都特許許可局あたりで
> 保持されるのが望ましいのですが、必ずしもそうである必要はないでしょう。
> もちろん新聞や雑誌でもよいのです。
「アイデア」とか「商品開発」と言う名前のメーリングリストもあ
りますが、記事を永久に保存すると言う確証までは無はずです。
しかしこの方法の懸念されることと言えば、すべての人の要求を受
け付けるとなると、図面画像などを含めた時に相当な容量が必要に
なってくると言うことでしょう。
当然本人は「良いアイデア」と信じているのでしょうが、(@^.^@)
お金がかからないからと言うことで、膨大な「クズのアイデア」を
出して来る人が出てこないとも限りませんしね 。。。。
> 最近のビジネスモデル特許のあまりにも低俗さに吐き気がするのですが、
> それを阻止するために対抗する特許をとるほどひまでもなければ金も無いのが
> 一般人だと思います。
この「ビジネスモデル特許」に付いては、考え出したアメリカ自身
も困った問題のよううに感じはじめているようですね。いろいろと
法改正の提案も出されているようですよ。
「アメリカが特許攻撃をかけ」て、「他の国がそれに負ける」と言
う構図なら、それも思惑通りと言うことになるのでしょう。
しかし、つまらないアイデアまでを一々特許と認めていたら、今度
はその「情報技術で先進国のアメリカ自身」が、自らの手足を縛っ
てしまうことにもなりかねませんよね。
どのような種類の特許にしても、「ある程度以上技術的に高度なも
ので無ければ」、特許にすることはかえって弊害になると言う考え
方も有ってなのか、日本では「実用新案制度」も形骸化する方向に
向かっているようです。
私は、「実用新案制度」を「無料の公開システム」にしてしまえば、
それが1番良い方法だと思うのですが、どうでしょう。(@^.^@)Y
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