GNUソース・コードCD-ROMには 事前コンパイルされていないプログラム が入っているので、Cコンパイラ(他のインタープリタを必要とするプログラム か、あるいはブートストラップ・プログラムのCソース・コードを通常提供し ているようなコンパイラ) が必要である。FSFでは、いくつかのシステム向け の C コンパイラ・バイナリをsection 1998年3月版コンパイラ・ツール・バイナリCD-ROMに 収めて出荷している。
以下のものを含むGNUソース・コードCD-ROMのほとんどの版が配布可能である。
第1版から第10版までは、存庫がある限り低価格にて配布している。これらに は、GNUソフトウェアや X Window Systems、 section GNUマニュアルについて に記載のGNUマニュアルのための Texinfoソース・コードのそれぞれ当時のバー ジョンが入っている。詳細は、Free Software Foundation注文票(日本専用)を 参照のこと。
ソース・コードCD-ROMの第11版(2枚組) が現在配布可能である。以下に示すパッ ケージと、パッケージの一部とは独立しているマニュアルが入っている。 (実際の CD-ROMには、ここに示した当時よりも最新のバージョンが入っている 場合がある。)
* abuse 2.0 * acct 6.3 * acm 4.8 * aegis 3.0 * apache 1.2.4 * Autoconf 2.12 * Automake 1.2 * BASH 2.01.1 * bc 1.04 * Binutils 2.8.1 * Bison 1.25 * C ライブラリ 2.0.6 * Calc 2.02f * cfengine 1.4.10 * Chess 4.0.pl77 * CLISP 1997.09.25 * clx 5.02 * Common Lisp 2.2.2 * cook 2.0.1 * cperf 2.1a * cpio 2.4.2 * CVS 1.9 * cxref 1.4 * ddd 2.1.1 * DejaGnu 1.3 * Diffutils 2.7 * dld 3.3 * doschk 1.1 * ed 0.2 * Elib 1.0 * elisp アーカイブ 1998.03.12 * Emacs 18.59 * Emacs 19.34 * Emacs 20.2 * enscript 1.5.0 * es 0.84 * Exim 1.73 * f2c 1997.11.09 * ffcall 1.3 * Fileutils 3.16 * Findutils 4.1 * Finger 1.37 * flex 2.5.4 * Fontutils 0.6 * g77 0.5.21 * gawk 3.0.3 * gcal 2.40 * GCC/G++/Objective-C 2.7.2.3 * GCC/G++/Objective-C 2.8.1 * GDB 4.16 * gdbm 1.7.3 * Generic NQS 3.50.2 * geomview 1.6.1 * gettext 0.10 * gforth 0.3.0 * Ghostscript 3.33 * Ghostview 1.5 * Ghostview (Windows 2.1版) * GIMP 0.99.20 * GIT 4.3.16 * gmp 2.0.2 * GN 2.24 * Gnans 1.5.1 * gnat 3.09 * GNATS 3.2 * GNU Emacs Lisp Reference Manual 1.03 * GNU Emacs Lisp Reference Manual 2.4.2 * GNU Emacs Lisp Reference Manual 2.4.jp2.0 * GnuGo 1.2 * gnuplot 3.5 * gnuserv 2.1alpha * gnussl 0.2.1 * gpc 2.0 * grep 2.1 * Groff 1.11 * guavac 0.3.1 * guile 1.2 * gzip 1.2.4 * GTK 0.99.5 * hello 1.3 * hp2xx 3.1.4 * HylaFAX 4.0.1 * Hyperbole 4.01 * ID Utils 3.2 * ilisp 5.8.a04 * indent 1.9.1 * Inetutils 1.3.1 * Ispell 3.1.20 * jargon 4.0.0 * karma 1.6 * less 332 * LessTif 0.81 * libg++ 2.8.1 * libobjects 0.1.19 * libstdc++ 2.8.1 * libtool 1.0 * lout 3.11 * lynx 2.7.1 * m4 1.4 * make 3.76.1 * MandelSpawn 0.07 * maxima 5.2 * mc 4.1 * MCSim 4.2.0 * mesa 2.1 * <Meta-HTML> 5.06 * miscfiles 1.1 * mkisofs 1.11GNU * mm 1.07 * mtools 3.8 * MULE 2.3 * mutt 0.85e * nana 1.13 * ncurses 4.2 * NetHack 3.2.2 * NIHCL 3.1.4 * nvi 1.79 * Oaklisp 930720 * OBST 3.4.3 * Octave 2.0.11 * Oleo 1.6 * p2c 1.20 * patch 2.5 * pcl-gcl 2.2 * perl 4.036 * perl 5.004.04 * pips 1.01 * plotutils 2.0 * prcs 1.2.0 * Programming in Emacs Lisp an Introduction 1.05 * ptx 0.4 * rc 1.4 * RCS 5.7 * readline 2.1 * recode 3.4 * regex 0.12 * Roxen 1.1 * rsync 1.6.3 * rx 1.5 * SAOimage 1.20 * screen 3.7.4 * sed 2.05 * Sharutils 4.2 * Shellutils 1.16 * Shogi 1.2p03 * SIPP 3.1 * smail 3.2 * Smalltalk 1.1.5 * sneps 2.3.1 * spell 1.0 * stow 1.3.2 * Superopt 2.5 * swarm 1.0.3 * tar 1.12 * Termcap 1.3 * Termutils 2.0 * TeX 3.1415 * Texinfo 3.12 * Textutils 1.22 * tiff 3.4 * Tile Forth 2.1 * time 1.7 * ucblogo 4.2 * units 1.54 * UUCP 1.06.1 * vera 1.2 * vrweb 1.5 * W3 2.2.26 * wdiff 0.5 * wget 1.4.5 * windows32 0.1.2 * WN 1.19.0 * X11R6.3 * xboard 3.6.2 * xgrabsc 2.41 * xinfo 1.01.01 * xmcd 2.2 * xshogi 1.2p03 * Ygl 3.1 * zlibc 0.9e
FSFの予約配布サービスを利用すると、GNUの開発成果を最新の状態に保つこと ができる。1 回の料金はCD-ROMの 3 回分に相当し、 section ソース・コードCD-ROM かsection 1998年3月版コンパイラ・ツール・バイナリCD-ROM のどちらかを以後 4 回送る。どのCD-ROMも、制作のたびに新しい版として送 付される。我々の制作目標は、ソース・コードCD-ROMは年に4回、コンパイラ・ ツール・バイナリCD-ROMは年に2回となっている (section GNU速報に記載の「新 しいスケジュール」参照)。
(米国とカナダ以外からの予約配布サービスの申し込みの場合、4回分の送料を 加算してお支払いいただきたい。 (4) 詳細は、 section Free Software Foundation注文票(日本専用) を参照のこと。)
GNUでは、品質が良くて使いやすいオンライン兼プリンタ出力用のドキュメント 作成に時間を割いている。GNU マニュアルでは基礎的な概念について説明し、各 プログラムの全ての機能の使い方やコマンドの使い方例を示している。GNU マニュ アルは、Texinfoソース・ファイルとして配布されており、ハードコピー用と、メ ニュー指向の Info システムを使ったオンライン・ハイパーテキスト風の表示用 の両方を生成することができる。これらのマニュアルのテキスト・ソース・ファ イルは、我々のソフトウェアと共に提供されているが、製本された印刷物とし ても出版している。 See section Free Software Foundation注文票(日本専用) を参照のこと。
ほとんどの GNU マニュアルが、ソフトカバーの本のように、本を開いたまま にしておける綴じ方で製本されている。これにより、綴目にしわが寄らず、机 の上に平らに置くことができる。本の背表紙の内側に布を使い、外側には厚紙 の表紙を付けて、普通のペーパーバックと同じように本が破れたりしわが寄ら ないようになっている。現在、 Using and Porting GNU CC、 GDB、 Emacs、 Emacs Lisp Reference、 Programming in Emacs Lisp, An Introduction、 GAWK: The GNU Awk User's Guide、 Make、 Bison の各マニュアルがそういった仕上がりになっている。その他の GNU マニュア ルも、GBCを使って平らに開いて置けるような綴じ方になっている。我々のマ ニュアルの寸法はどれも縦 9.25 インチの横 7 インチであり、Calcだ けが縦 11 インチの横 8.5 インチである。
ここに記述されている各マニュアルの名前の後ろに付いているマニュアルの版やプ ログラムのバージョン番号は、本小冊子([訳注] 英文版)が発行された時点の ものである。
Debugging with GDB マニュアル (バージョン 4.16用) は、GNU デバッ ガの制御下におけるプログラムの実行方法や、プログラムの実行中のデータの 表示や変更の方法、制御の流れの変更方法、GNU Emacs 上でのGDBの使い方に ついて説明したものである。
GNU Emacs Manual (バージョン20用、第13版)は、GNU Emacs を使った
編集方法について説明したものである。マニュアルには、
国際文字セットや
アウトライン・モード、
正規表現の検索などの高度な使い方、
C++ や TeX のような言語を使ったプログラム作成のための
特殊モードの使い方、
tags
ユーティリティの使い方、
コードのコンパイルや修正方法、
キーの独自の割り当て方、
その他の初歩的なカスタマイズ方法
も載っている。
Programming in Emacs Lisp, An Introduction (1995年10月第1.04版)は、 プログラマとは限らないが、自分の計算環境をカスタマイズしたり拡張したい人向 けに書かれている。Infoモードを使ってGNU Emacs からこのテキストを読めば、プ ログラム例を直接実行することができる。
GNU Emacs Lisp Reference Manual (バージョン 19.29用、第2.4版) と GNU Emacs Lispリファレンスマニュアル (バージョン 19.29用、英語 第2.4版対 応、日本語改訂 第1.0版)は、プログラミング言語 (GNU Emacs Lisp) について詳説 したものである。データの型、制御構造、関数、マクロ、構文表、検索と一致、モー ド、ウィンドウ、キー・マップ、バイト・コンパイル、オペレーティング・システ ム・インタフェース、等が載っている。
GNU Software for MS-DOS and MS-Windows はCD-ROM付きの書籍である。 CD-ROMには、MS-DOSとMS-WindowsとMS-Windows 9Xのためのソース・コードと 実行形式が入っている。
GAWK: The GNU Awk User's Guide (バージョン 3.0.3用、第 2 版) は、
gawk
の使い方について説明したものである。awk
を使ったこと
のない人を対象としており、文字列とレコードの強力な操作言語の特徴が網羅
されている。POSIX awk
部分の特徴について、gawk
の拡張部分
から明瞭に描写しており、awk
プログラムの移植性についてもわかりや
すく解説している。
GNU Make (バージョン 3.75@Beta{}用、第0.50版) マニュアルは、他
のプログラムを部分的に再コンパイルして使う GNU make
プログラム
について説明したものであ。マニュアルには、makefile の書き方、プ
ログラムのコンパイル方法、プログラムを構成しているファイルの依存関係の
修正方法が載っている。初心者のための入門の章や、自動生成される依存関係
に関する節が設けられている。
Flex マニュアル(バージョン 2.3.7用、第1.03版) は、flex
プ
ログラムに対する字句解析の定義を与える方法について解説している。
flex
プログラムは、定義されたパターンを認識する C++ やC言語
の字句解析プログラムを生成する。字句解析について予備知識のないユーザを
対象としている。
The Bison Manual (バージョン 1.25 用、1995年11月版) は、C 言語のプロ グラムに変換する Bison プログラム向けの自由文脈文法の書き方について説明した ものである。構文解析自動生成系について予備知識のないユーザを対象としている。
Using and Porting GNU CC (バージョン 2.7.2用、1995年11月版) は、GNU C コンパイラの実行、インストール、および新しいシステムへのGNU C コンパイラ の移植の各方法について説明したマニュアルである。コンパイラの新しい機能や非 互換機能について説明しているが、C 言語に馴染みのない人は C 言語のプログラミ ングに関する良書も必要となるだろう。このマニュアルは G++に関しても 網羅している。
Texinfo マニュアル(Texinfoのバージョン 3.11用) は、オンラインの Info 形式のファイルと版組みされたハードコピーの両方の生成に用いられる 記述式言語について説明したものである。表や箇条書、章、ノード、アクセン ト文字、特殊文字、索引、相互参照、誤りの見つけ方も載っている。
The Termcap Manual (バージョン1.3用、第3版) には「Termcap についてユー ザが知りたかったことの2倍」のことが書いてある、とよく言われる。これには、 termcap のデータベースの形式、端末の性能についての定義、端末の仕様の探し方 についての説明が載っている。このマニュアルは主にプログラマを対象としている。
C Library Reference Manual (バージョン 1.09 β用、第0.07版) は、
ライブラリの機能について説明したもので、Unix でいうところの「ライブラ
リ関数」と「システム・コール」の両方が載っている。記述内容がさらに安定
するまで、このマニュアルの印刷部数を抑えている。正誤情報や改良情報を
bug-glibc-manual@gnu.org
まで送っていただきたい。
Emacs Calc Manual (バージョン 2.02用) には、Calc の入門編と詳細 編の両方が載っている。一般演算子の使い方、Calc による代数や計算、その 他の数式の使い方、Calc の拡張方法について説明している。
Free Software Foundation から配布しているソフトウェアと出版物には、修 正とコピーと再配布の許可を付けて配布している。GNUソフトウェアを入手す る方法の1つは、誰か他の人からコピーさせてもらうことである。CD-ROM を FSFへ直接注文すれば GNU ソフトウェアも入手することができる。FSFスタッ フがより多くのフリー・ソフトウェアを開発するための資金のほとんどがその ような注文で支えられているので、なるべく FSF へ発注して我々を支援して いただきたい。 See section Free Software Foundation注文票(日本専用) を参照のこと。
我々のソフトウェアを配布している第三者のグループもある。 読者のために、そのグループのリストを示す (section フリー・ソフトウェアの再配布組織からの寄付)。 他にsection 非Unix系システム用のフリー・ソフトウェア。 ただし、このグループは、Free Software Foundation とはいかなる意味での 提携をも結んで いない ので、流通しているバージョンや、問い合わせに 対して迅速に回答する責任をFSFは負わない、という点にご注意いただきたい。
こういった配布業者と一緒にビジネスを行なう方は、フリー・ソフトウェア開発を どの程度支援するのかをその業者に尋ねていただきたい。例えば、フリー・ソフト ウェア開発プロジェクトへの資金を援助するのか、一般利用のためにフリー・ソフ トウェア自体を作成しているのか、等を。この要因を少しでも理解していただくこ とにより、フリー・ソフトウェアの開発支援を奨励する一助となる。
我々の主な FTP ホスト・マシンは非常に混んでおり、FTP ログインのできる
数が制限されている。次に示す他の複数のサイトでは、GNU ソフトウェアを
FTPで入手可能にしているのでご利用いただきたい。(ftp
プログラム
を使って、user: には anonymous
を 、passwd: にはあなたの電
子メイル・アドレスを、mode: には binary
を入力する。)ホスト・
マシンのどれをもアクセスすることができない場合は、GNU の主要な FTP ホ
スト・マシンである ftp.gnu.org
から同じ方法で FTP で GNU ソフト
ウェアを入手することができる。詳細は、任意のホスト・マシンの
`/pub/gnu/GETTING.GNU.SOFTWARE' と `/pub/gnu/GNUinfo/FTP' と
いうファイルを参照のこと。
FTPサイトのファイルはほとんど、FTPトラフィックを減らすために
gzip
で圧縮されている。それらの復元方法については、サイトに置い
てある`/pub/gnu/README-about-.gz-files'というファイルを調べていた
だきたい。(uncompress
とunpack
では復元できない!)
ftp.sun.ac.za
ftp.unicamp.br
、
ftp.inf.utfsm.cl
、
sunsite.ulatina.ac.cr
、ftp.cs.ubc.ca
(`/mirror2/gnu' の下)
ftp.cs.titech.ac.jp
、
ftp.nectec.or.th
(`/mirrors/gnu' の下)、cair-archive.kaist.ac.kr
archie.au
(ACSnet では archie.oz
)、
ftp.progsoc.uts.edu.au
ftp.fi.muni.cz
、
ftp.etsimo.uniovi.es
、
ftp.ieunet.ie
、
ugle.unit.no
、ftp.funet.fi
、
ftp.denet.dk
、
ftp.isy.liu.se
、
ftp.eunet.ch
(`/mirrors4/gnu' の下)、
ftp.informatik.rwth-aachen.de
、
ftp.mcc.ac.uk
、
ftp.win.tue.nl
、
ftp.univ-lyon1.fr
、
ftp.irisa.fr
、
ftp.eu.net
ftp.digex.net
、
uiarchive.cso.uiuc.edu
、
mango.rsmas.miami.edu
(VMS GCC)、
ftp.hawaii.edu
(`/mirrors/gnu' の下)、
ftp.uu.net
(`/archive/systems/gnu'の下)、
gatekeeper.dec.com
UUCP で入手可能な方は、info@contrib.de
(ヨーロッパ) へ電子メイ
ルを出すと、UUCPの使い方を電子メイルで送ってくれる。
FSFのオリジナルTシャツの前身頃には、 初めて作ったGNU Tシャツの「typing gnu」というデザインに、「GNU's Not Unix!」 と 「Free Software Foundation」の文字が描かれている。後ろ身頃 には、GNU General Public Licenseの Preamble 文が印刷されている。
Tシャツは厚手の綿 100%で、黒 (black) と生成り (natural、オフホワイト) は S/M/L/XL/XXL、ワインレッド (burgundy) と ブルーグリーン (blue-green) は L/XL/XXLのサイズがあり、XXXLは黒のみ若干数ある。注文前に、FSFの web サイトで希望のサイズと色をチェックしていただきたい。在庫に限り、以前の デザインのサイズと色も注文可能である。
テクニカル・コンファレンスや大学構内ではよく、この GNU T シャツを着て 自然発生的な友好を築いている人を見かける。早速、今日着てみよう!
FSF では非Unixシステム用の GNU ソフトウェアをサポートしない。GNU プロ ジェクトの目標ではなく、GNUというフリーなオペレーティング・システムを できるだけ良いものにしたいからである。ボランティアが多くのGNUプログラ ムを MS-DOSや MS-Windows に移植しており、そのようなシステムが非常に普 及しているので、移植したものを CD-ROM に収めて書籍として出版することに した。Microsoft社のシステムも含めて、非 Unix 系システムでの GNUソフト ウェアのサポートには関わり合いたくない。
しかし、我々は、そういった移植をサポートしたり保守しているグループの情 報を快く提供している。何か関連情報があれば、郵送先の住所、アーカイブ・ サイトとメイリング・リストを含む詳細を、 最上位のメニューの 郵便住所または電子メイル・アドレスのどちらかへ教えてほしい。
以下に示すプロジェクトや、前述のオペレーティング・システムや非 Unixシ ステム上で動作するその他のソフトウェアに関する詳細について、我々に尋ね ないでいただきたい。FSF はここに記載した以外の情報は持っていないし 保守もしていないからである。
fnf@ninemoons.com
) を代表とし、AmigaとBeOSの熱心なファン
のグループで積極的に支えられている。
Geek Gadgetsに関する一般的な討論やプログラム固有のためのメイリング・リ
スト (gg@ninemoons.com
) がある。
電子メイル・メッセージの本文に「help」という一語を入れて
majordomo@ninemoons.com
へ宛てれば、入手可能なプログラムの
リストや配布予約の申し込み方法に関する情報が得られる。
Geek Gadgets プロジェクトにも http://www.ninemoons.com/GG/
に web ページがあり、広域読み取りアクセスのできる anonymous CVSサーバ
が用意されている (詳細はその webページを参照のこと)。
GNU Emacs の移植情報は Dave Gilbert
(dgilbert@jaywon.pci.on.ca
) へ問い合わせのこと。
進捗情報については
http://www.realtime.tinymush.org/~dgilbert/emacs-19.htmlを参照
のこと。
詳細は、 GNU FTPホスト・マシン (see section GNUソフトウェアの入手方法) の `/pub/gnu/MicrosPorts/Amiga' から入手可能である。
atari.archive.umich.edu
マシンの
`/atari/Gnustuff' から入手可能であり、
Howard Chu (hyc@hanauma.jpl.nasa.gov
) が保守している。
GNU ソフトウェアは、68000 や 68030 を搭載した全システム上で動作する。た
だし、コンパイラを使う場合は、ハード・ディスク1台と最低4MバイトのRAMが
推奨されている。
この移植に関する討論の USENET ニュース・グループは、
comp.sys.atari.st.tech
などを参照のこと。
ftp-os2.cdrom.com
の`/pub/os2/' に置かれている。そのうちの
1つは、OS/2 2.x 版とOS/2 Warp版のGNU C/C++/Objective-C コンパイラであ
り、GNUアセンブラやドキュメント、OS/2仕様の C ライブラリが付いている。
これは、Eberhard Mattesが emx
に移植したものであり、GDBや多くの
Unix 関連のライブラリ関数(fork
に類似のもの)も備えている。これで
コンパイルされたプログラムは80386マシンのDOS環境上でも動作する。これは
`/pub/os2/lang/emx09'に入っている。emx0.9c
には、GCC
2.7.2.1 の移植部分が入っている。メイリング・リストに参加するには、
「subscribe emx」というキーワードの入った電子メイルを
majordomo@iaehv.nl
へ宛てる。
gnu@gnu.org
へ問い合わせのこと。
gnu@gnu.org
)のどちらか一方へ連絡を乞う。
gnu@gnu.org
まで連絡を乞う。
gnu@gnu.org
まで連絡を乞う。
citations@gnu.org
へ知らせてほしい。
寄贈品や自分の報酬の代わりに、GNUに必要な寄付をFSFへ送るようにしてくれ た数人の友人に対して、その寛大な行為に感謝する。
FSFへの多大な寄付をお金や物品で作ってくれた以下の人々に感謝する (see section FSFの後援者となるには)。1997 年 1 月以降ではこのような人々がい る。
また、少額でも寄付金を送ってくれた非常に多くの人々にも感謝する。 FSFオリジナルのCD-ROMやマニュアル、リファレンス・カード、Tシャツを購入 してくれた人々に感謝する。デラックス・パッケージを購入してくれた多くの 組織や、デラックス・パッケージの制作のためにシステムを貸してくれた COS Inc.、PCI Inc.、SPDCC Inc. に感謝する。
(株)トッパンからの報酬の一部を寄付してくれたコヤマ ヒロシ とその他の日本の Linux Primer の著者達に感謝する。
GNU Objective-C の DEC Alpha/Windows NT への移植資金を援助してくれた Gentia Software と、GCCの配列境界チェック機能と詳細報 告機能の開発資金を援助してくれた GMD Forschungszentrum Informationstechnik の Institute for System Design Technology に感謝する。
様々な種類の援助をしてくれた MIT の 人工知能研究所と コンピュータ科学研究所と プロジェクト Athenaの皆に、そして、 Cygnus Solutionsや Scott Christley、 Net Community に感謝する。
我々のマシンのためにディスクとインターネット・アクセスを提供してくれた ボストンの マサチューセッツ州立大学や、Santa Fe Institute で第 2のネーム・サービスを調整してくれた Tim Carlson、Webサ イトと FTP サイトのミラーを提供してくれている多くのプロバイダに感謝す る。
本小冊子の別の箇所で触れた全ての人々、特に、「GNUスタッフの紹介」のボ ランティアに感謝したい。 システム管理者として支援してくれた Aaron Ball、 Karl Berry、Rick Martin、 Len Tower に感謝する。 非常に貴重な技術的協力を進めてくれた AMB に感謝する。
宣伝のページを割いてくれたコンピュータ出版グループ (SunExpert Magazine)や、 ニューヨークとローマでのコンファレンスで会議の席を用意してくれた LXNY と Sergio Ruoccoと 彼らを手伝ってくれたボランティア に感謝する。 日本で支援を続けてくれている 半田剣一、 林 隆史助教授、 引地美恵子、 引地信之、 日本 Unix ユーザ会、 (株)ビレッジセンターの中村 満 に感謝する。
著作権を FSF へ譲渡したり、GNU General Public Licenseに則ってソース・ コードを出してくれた全ての人々に感謝する。ドキュメント作成や優れたバグ 報告、有用な批判をしてくれた全ての人々に感謝する。
本小冊子の作成 (6) でもって、我々の行なっていることに関心を示してくれた全ての人々に対して感謝 の意を表したい。本小冊子を、読んでもらえそうな場所に配布してくれている 人々に感謝する。
Emacs や GNU Cコンパイラ、Ghostscript、その他のフリー・ソフトウェアに 感謝しているのであれば、将来、より多くのフリー・ソフトウェアを確保する ために何らかの行動を起こしたいに違いない。 「寄付はフリー・ソフトウェアに貢献する」ことを記憶に留めていただき たい。
FSF への寄付金は、米国の政府とそれ以外の税金の控除の対象となる。米ドル なら最も便利ではあるが、我々はどのような種類の通貨でも喜んで受け入れて いる。
もし自分の働いている会社が慈善寄与取り組みプログラムを用意しているので あれば、受け取り人としてFSFを承認して寄付金に取り組むよう会社へ求めて いただきたい。よくわからなければ、会社の人事部へ尋ねてほしい。
以下の切り取り線内を切り取って寄付額を〇で囲み、その他の必要事項を記入 し、それを下記の住所まで寄付金と一緒に送っていただきたい。
Free Software Foundation, Inc. 59 Temple Place - Suite 330 Boston, MA 02111-1307 USA
また、クレジット・カードでの寄付も可能である。その場合には、 +1-617-542-2652. までファックスで連絡していただきたい。扱っているクレジット・カードは、 Diner's Club、 Discover、 JCB、 MasterCard、 Visa、 American Express である。
本小冊子に公開した「謝辞(Thank GNUs)」に記載の人々と100ドル以上の寄付 者 (section FSFの後援者となるには) へは、FSFからささやかな記念品を贈って いる。
$500(後援者) $250 $100 $50 その他の金額$_____ Card type: __________________ Expiration Date: _____________ Account Number: _____________________________________________ Cardholder's Signature: _____________________________________ Name: _______________________________________________________ Street Address: _____________________________________________ City/State/Province: ________________________________________ Zip Code/Postal Code/Country: _______________________________ Telephone Number: ___________________________________________ Email Address: ______________________________________________
「ユナイテッド・ウェイ」基金運動に参加する方は、あなたの寄付金の受け取 り人に Free Software Foundation を指名することを検討していただきたい。
参加方法は、あなたの住所地に依る。というのは、ユナイテッド・ウェイは単 一の全国組織ではなく、どちらかというと、規則と体系を個々に持つ地方組織 で構成されているからである。ユナイテッド・ウェイのいくつかの支部では、 関連する慈善団体として FSF を載せている。一部では、FSF などを 501(c)3 資格の組織として承認する予定である。厳密で明確な焦点を持っていれば、 「委託を受けた特定の機関に関わっている我々の寄付者に応じる」ことになっ ている。支部によっては、名簿には載っていない「その他の」受け取り人のた めに励ます形態を採っているところもあれば、あなたがもっと働きかける必要 のある支部もある。
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*は新項目または引き続き更新された項目を表す。 .............................. 《 最新のCD−ROM 》.................................... 企業価格枚数 個人価格枚数 小計 *ソースコード @35,000円 @8,700円 1998年3月第11版、X11R6.3付 ______ ______ ______ @125,000円 @26,000円 予約配布サービス(次の4版分) ______ ______ ______ *コンパイラツールバイナリ @32,000円 @8,000円 1998年3月第5版 ______ ______ ______ *MS−Windows版とMS−DOS版の @21,000円 @5,000円 入ったGNUソフトウェア ______ ______ ______ ........................ 《 旧版のCD−ROM 》(在庫分のみ) ............................ 企業価格枚数 個人価格枚数 小計 @12,000円 @3,000円 ソースコードバイナリ 1997年7月第10版、X11R6.3付 ______ ______ ______ 1997年1月第9版、X11R6.3付 ______ ______ ______ 1996年7月第8版、X11R6.1付 ______ ______ ______ 1995年12月第7版、X11R6付 ______ ______ ______ 1995年6月第6版、X11R6付 ______ ______ ______ 1994年5月第4版、X11R6付 ______ ______ ______ 1993年11月第3版、X11R5付 ______ ______ ______ 1993年5月第2版、X11R5付 ______ ______ ______ 1992年10月第1版、X11R5付 ______ ______ ______ コンパイラツールバイナリ 1997年1月第4版 ______ ______ ______ 1995年12月第3版 ______ ______ ______ 1994年12月第2版 ______ ______ ______ 1993年12月第1版 ______ ______ ______ .................................. 《 マニュアル 》........................................ 単価 冊数 小計 Emacs manual (リファレンスカード付)4,500円 ___ ______ (バージョン20用、第13版) Programming in Emacs Lisp, An Introduction(第1.04版)3,000円 ___ ______ Emacs Lisp Reference Manual (バージョン19.29用、第2.4版)(2分冊組) 7,100円 ___ ______ Emacs Lispリファレンスマニュアル 8,000円 ___ ______ (バージョン19.29用、英語 第2.4版対応、1996年12月 日本語改訂 第1.0版) Emacs Calc manual 7,500円 ___ ______ (リファレンスカード付)(バージョン2.02用) Using and Porting GNU CC manual (バージョン2.7.2用、1995年11月版) 7,100円 ___ ______ GNU C Library Reference manual (バージョン1.09β用、第0.07版) 7,500円 ___ ______ Debugging with GDB manual (リファレンスカード付)(バージョン4.16用) 3,000円 ___ ______ *Texinfo manual 4,000円 ___ ______ (バージョン3.11用) Termcap manual 2,200円 ___ ______ (バージョン1.3用、第3版)(リファレンスカード付) Bison manual (リファレンスカード付)2,900円 ___ ______ (バージョン1.25用、1995年11月版) *GNU:The GNU Awk User’s Guide (バージョン3.03用、第2版) 4,000円 ___ ______ GNU Make manual 3,000円 ___ ______ (バージョン3.75β用、第0.50版) Flex manual (リファレンスカード付) 2,900円 ___ ______ (バージョン2.3.7、第1.03版) ................. 《 リファレンスカード 》(10枚1セット、@1,500円) ........................ セット数 小計 Emacs 20リファレンスカード ___ ______ Emacs Calcリファレンスカード ___ ______ GDBリファレンスカード ___ ______ Bison リファレンスカード ___ ______ Flex リファレンスカード ___ ______ ............... 《 旧版のマニュアルやリファレンスカード 》(在庫分のみ) .............. Using and Porting GNU CC manual (バージョン2.7.2用、1995年11月版) 4,500円 ___ ______ (内容は現在のものと同じだが、プラスチック綴じの旧製本方式のもの) ........................ 《 FSF Tシャツ 》(1枚5,000円) ........................ Black(黒)、Natural(オフホワイト)、Burgundy(ワインレッド)、Bluegreen(青緑)の中から希望するサイズの色を○で囲んでください。 サイズ 色 単価 枚数 小計 S Natural、Black @5,000円 __ _______ M Natural、Black @5,000円 __ _______ L Natural、Black、Burgundy、Bluegreen @5,000円 __ _______ XL Natural、Black、Burgundy、Bluegreen @5,000円 __ _______ XXL Natural、Black、Burgundy、Bluegreen @5,000円 __ _______ XXXL Black @5,000円 __ _______
送料 1,500円 FSFへの寄付金(任意)「もっとフリーソフトウェアを作るためにご支援を!」 ______ 合計 ______ ............................................................................................ 以下は、FSFからの発送ラベルに用いるので、『すべて必ず楷書の英文表記(ローマ 字)で』ご記入ください。注文はすべて前払いになっています。支払い方法は次ペー ジを参照してください。 Name: _______________________________________ Company: _____________________________________ Address: _____________________________________ また、貴注文に何か問題があった場合に備えて、以下の情報もご記入ください。 Telephone: _________ Fax: _________ E-Mail: ___________ □ 日本での今後のFSFのイベントのメイリングリストに自分の名前の登録を希望する。 通知方法: □ fax □ e-mail □ GNUデラックスパッケージ(GNUソフトウェアとマニュアル入り)情報を送ってほしい。 □ 私の所属する会社は、FSFの後援者になることに関心がある。 □ 私は、FSFのためにボランティアで働くことに興味がある。 ............................................................................................. 価格と内容は、1998年7月31日以降に予告なく変更することがあります。 バージョン: 1998年3月 ASCII etc/ORDERS.JAPAN Free Software Foundation ファクシミリ番号: 001-1-617-542-2652 59 Temple Place - Suite 330 電話番号: 001-1-617-542-5942 Boston, MA 02111-1307 U.S.A 電子メイル: fsforder@gnu.org
……………………………………………注文方法…………………………………………… ●日本国内からの注文には、001-1-617-542-2652 のFSFへ直接ファクシミリで注文することができます。ご不明な点は、fsforder@gnu.org へお問い合わせください。また、以下の住所へ書面で注文票を郵送してもかまいません。 Free Software Foundation 59 Temple Place - Suite 330 Boston, MA 02111-1307, U.S.A. ●注文は 5,000円(送料を含まず)から受け付けています。FSFでは、残念ながら 5,000 円未満の注文には応じられません。500,000円以上の注文の場合は、事前にFSFへ直接、001-1-617-542-5942 へ電話するか、あるいは 001-1-617-542-2652 へファックスでご連絡ください。 ●返品は、不足や物理的に読めない等の不良の場合のみといたします。 ●どのプログラムがどのCD-ROMに入っているのかを知りたい場合は、1998年3月号のGNUダイジェストを参照してください。GNUダイジェストがお手元にない場合は、FSFへご連絡ください。 ●Tシャツを注文する際は、Black(黒)、Natural(オフホワイト)、Burgundy(ワインレッド)、Bluegreen(青緑)の中から希望するサイズの色を○で囲んでください。 ●お支払いは、クレジットカードか銀行送金のどちらかで前払い願います。FSFで扱っているクレジットカードは、Carte Blanche、Diner's Club、Discover、MasterCard、JCB、Visa、American Expressです。クレジットカード利用の場合は、カードの種類、有効期限、カード番号、ご本人の署名を記したものをファクシミリか郵送にてお送りください。銀行送金の場合には、以下の所にお振り込みください。 銀行: 三和銀行、麻布支店(#620) 口座名: Free Software Foundation 口座番号:3683216 預金の種類:普通 ●価格と内容は、1998年7月31日以降に予告なく変更することがあります。あらゆるソフトウェアと出版物が、その複製と再配布の許可を与えた形で配布されています。各マニュアルの Texinfo 形式のソーステキストファイルは、該当のソースコードCD-ROMに入っています。特に指定がない限り、最新のバージョンを送付いたします。 ●FSFでは、日本の企業のためにデラックスパッケージを用意しています。これの中には、ご希望のソースコードや、アーキテクチャとオペレーティングシステムに対応したカスタムバイナリのフルセット、製本された各種マニュアル(リファレンスカード付き)が入っています。デラックスパッケージのご購入者を、将来、Richard Stallman 個人が開催するイベントに招待する予定です。デラックスパッケージの価格は 1,000,000円 です。詳細は、FSFへ直接お問い合わせください。 ●残念ながらRichard Stallman は、以上の通信販売方式による注文品へはサインできません。時間が許せば、Richard Stallman の講演会場で購入か持参していただければサイン致します。 価格と内容は、1998年7月31日以降に予告なく変更することがあります。 Free Software Foundation 59 Temple Place - Suite 330 Boston, MA 02111-1307, U.S.A.
GNU一般公有使用許諾書 ============ 1991 年6 月,バージョン2 Copyright (C) 1989,1991 Free Software Foundation, Inc. 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA (7) 【注意】 現在、このバージョン2の発行者(FSF)住所は、正式に新しい住所の 59 Temple Place - Suite 330, Boston, MA 02111-1307, USA に変わっている。 何人も、以下の内容を変更しないでそのまま複写する場合に限り、本使用許諾書を複製したり頒布することができます。 はじめに ほとんどのソフトウェアの使用許諾は、ソフトウェアを共有し、変更するユーザの自由を奪うことを意図しています。それに対して、我々のGNU一般公有使用許諾は、フリー・ソフトウェアを共有したり変更する自由をユーザに保証するためのもの、即ちフリー・ソフトウェアがそのユーザ全てにとってフリーであることを保証するためのものです。本使用許諾は、Free Software Foundation のほとんど全てのソフトウェアに適用されるだけでなく、プログラムの作成者が本使用許諾に依るとした場合のそのプログラムにも適用することができます。(その他の Free Software Foundation のソフトウェアのいくつかは、本許諾書ではなく、GNUライブラリ一般公有使用許諾で保護されます。)あなたは自分のプログラムにもこれを適用できます。我々がフリー・ソフトウェアについて言う場合は自由のことに言及しているのであって、価格のことではありません。我々の一般公有使用許諾の各条項は、次の事柄を確実に実現することを目的として立案されています。 ・ フリー・ソフトウェアの複製物を自由に頒布できること(そして、望むならあなた のこのサービスに対して対価を請求できること)。 ・ ソース・コードを実際に受け取るか、あるいは、希望しさえすればそれを入手する ことが可能であること。 ・ 入手したソフトウェアを変更したり、新しいフリー・プログラムの一部として使用 できること。 ・ 以上の各内容を行なうことができるということをユーザ自身が知っていること。 このようなユーザの権利を守るために、我々は、何人もこれらの権利を否定したり、あるいは放棄するようにユーザに求めることはできないという制限条項を設ける必要があります。これらの制限条項は、ユーザが、フリー・ソフトウェアの複製物を頒布したり変更しようとする場合には、そのユーザ自身が守るべき義務ともなります。例えば、あなたがフリー・ソフトウェアの複製物を頒布する場合、有償か無償かにかかわらず、あなたは自分の持っている権利を全て相手に与えなければなりません。あなたは、相手もまたソース・コードを受け取ったり入手できるということを認めなければなりません。さらにあなたは、彼らが自分たちの権利を知るように、これらの条項を知らしめなければなりません。 我々は次の2つの方法でユーザの権利を守ります。(1)ソフトウェアに著作権を主張し、(2)本使用許諾の条項の下でソフトウェアを複製・頒布・変更する権利をユーザに与えます。 また、各作成者や我々自身を守るために、本フリー・ソフトウェアが無保証であることを全ての人々が了解している必要があります。さらに、他の誰かによって変更されたソフトウェアが頒布された場合、受領者はそのソフトウェアがオリジナル・バージョンではないということを知らされる必要があります。それは、他人の関与によって原開発者に対する評価が影響されないようにするためです。 最後に、どのフリー・プログラムもソフトウェア特許に絶えず脅かされています。我々は、フリー・プログラムの再頒布者が個人的に特許権を取得し、事実上そのプログラムを自分の財産にしてしまうという危険を避けたいと願っています。これを防ぐために我々は、いずれの特許も、誰でも自由に使用できるように使用許諾されるべきか、あるいは何人に対しても全く使用させないかの、いずれかにすべきであることを明らかにしてきました。 複写・頒布・変更に対する正確な条項と条件を次に示します。 GNU一般公有使用許諾の下での複製、頒布、変更に関する条項と条件 ================================ 1. 本使用許諾は、本一般公有使用許諾の各条項に従って頒布されるという著作権者か らの告知文が表示されているプログラムやその他の作成物に適用されます。以下に おいて「プログラム」とは、そのようなプログラムや作成物を指すものとし、また、 「プログラム生成物」とは、上述した「プログラム」自身、または、著作権法下に おける全ての派生物;すなわち、その「プログラム」の全部又は一部を、そのまま 又は変更して、且つ/又は他の言語に変換して、内部に組み込んだ作成物を意味し ます。(以下、言語変換は「変更」という用語の中に無条件に含まれるものとします。) 本使用許諾によって許諾を受ける者を「あなた」と呼びます。 複製、頒布、変更以外の行為は本使用許諾の対象としません。それらは本使用許諾 の範囲外です。「プログラム」を実行させる行為に関して制約はありません。「プ ログラム」の出力は、( 「プログラム」を実行させて作成させたかどうかとは無関 係に) その内容が「プログラム生成物」である場合に限り本使用許諾の対象となり ます。これが当てはまるかどうかは、「プログラム」が何をするものかに依ります。 2. あなたは、どのような媒体上へ複製しようとする場合であっても、入手した「プロ グラム」のソース・コードをそのままの内容で複写した上で適正な著作権表示と保 証の放棄を明確、且つ適正に付記する場合に限り、複製又は頒布することができま す。その場合、本使用許諾及び無保証に関する記載部分は、全て元のままの形で表 示してください。また、「プログラム」の頒布先に対しては、「プログラム」と 共に本使用許諾書の写しを渡してください。複製物の引き渡しに要する実費は請求 することができます。また、あなた独自の保証を行なう場合はそれを有償とするこ とができます。 3. 次の各条件を全て満たしている限り、あなたは、「プログラム」又はその一部分を 変更して「プログラム生成物」とすることができ、さらに、変更版や右作成物を上 記第2項に従って複製又は頒布することもできます。 (a)ファイルを変更した旨とその変更日とを、変更したファイル上に明確に表示す ること。 (b)変更したか否かを問わず、凡そ「プログラム」又はその一部分を内部に組み込 んでいるか又はそれから派生した生成物を頒布する場合には、その全体を本使 用許諾の条項に従って第三者へ無償で使用許諾すること。 (c)変更したプログラムが実行時に通常の対話的な方法でコマンドを読むようになっ ているとすれば、最も普通の方法で対話的にそのプログラムを実行する時に、 次の内容を示す文言がプリンタへ印字されるか、或いは画面に表示されること。 ・適切な著作権表示。 ・無保証であること(あなたが独自に保証する場合は、その旨)。 ・頒布を受ける者も、本使用許諾と同一の条項に従って「プログラム」を再頒布 できること。 ・頒布を受ける者が本使用許諾書の写しを参照する方法。 (例外として、「プログラム」自体は対話的であっても起動時の文言を通常は印 字しないのならば、あなたの「プログラム生成物」はこのような文言を印字す る必要はありません。) これらの要件は変更された作成物にも全て適用されます。その変更版の或る部分が 「プログラム」の派生物ではなく、しかもそれ自体独立で異なる作成物だと合理的に 考えられる場合、あなたがそれらを別の作成物として頒布した時は、本使用許諾と その条項はそれらの部分には適用されません。しかし、それらを「プログラム生成 物」の一部として頒布する場合は、全体が本使用許諾の条項に従って頒布されなけ ればならず、使用許諾を受ける他の全ての者に対する許諾もプログラム全体にわたっ て与えられなければならず、結果として、誰が書いたかにかかわらず、全ての部分 に本使用許諾が適用されなければなりません。 このように、本条項の意図するところは、完全にあなたによって書かれた作成物に ついて、権利を要求したり、あなたと権利関係を争うことではありません。むしろ その目的は、作成物が「プログラム生成物」である場合にその派生物や集合物の頒 布を規制することにあります。 さらに、「プログラム」(又は「プログラム生成物」) と「プログラム生成物」とは ならない他のプログラムとを、単に保管や頒布のために同一の媒体上にまとめて記 録したとしても、本使用許諾は他のプログラムには適用されません。 4. あなたは、以下のうちいずれか1つを満たす限り、上記第2項及び第3項に従って 「プログラム」(又は、上記第3項で言及している「プログラム生成物」)をオブジェ クト・コード又は実行可能な形式で複製及び頒布することができます。 (a)対応する機械読み取り可能なソース・コード一式を一緒に引き渡すこと。その場 合、そのソース・コードの引き渡しは上記第2項及び第3項に従って、通常ソ フトウェアの交換に用いられる媒体で行なわれること。 (b)少なくとも3年間の有効期間を定め、且つその期間内であれば対応する機械読み 取り可能なソース・コード一式の複製を、ソース頒布に関わる実費以上の対価を 要求せずに提供する旨、及びその場合には上記第2項及び第3項に従って、通常 ソフトウェアの交換に用いられる媒体で提供される旨を記載した書面を、第三者 に一緒に引き渡すこと。 (c)対応するソース・コード頒布の申し出に際して、あなたが得た情報を一緒に引き 渡すこと。(この選択肢は、営利を目的としない頒布であって、且つあなたが上 記の(b)項に基づいて、オブジェクト・コード或いは実行可能形式のプログラム しか入手していない場合に限り適用される選択項目です。) なお、ソース・コードとは、変更作業に適した記述形式を指します。また、実行可能 形式のファイルに対応するソース・コード一式とは、それに含まれる全モジュールに 対応する全てのソース・コード、及びあらゆる関連のインタフェース定義ファイル、 及び実行を可能にするコンパイルとインストールの制御に関する記述を指します。特 別な例外として、実行可能なファイルが動作するオペレーティング・システムの主要 な構成要素(コンパイラ、カーネルなど) と共に(ソース・コード又はバイナリのど ちらかで) 頒布されているものについては、その構成要素自体が実行形式に付随して いない場合に限り、頒布されるソース・コードに含める必要はありません。 実行可能形式またはオブジェクト・コードの頒布が、指示された場所からの複製のた めのアクセス権の賦与である場合、同じ場所からのソース・コードの複製のための同 等なアクセス権を賦与すれば、たとえ第三者にオブジェクト・コードと共にソースの 複製を強いなくとも、ソース・コードを頒布したものとみなします。 5. 本使用許諾が明示的に許諾している場合を除き、あなたは、「プログラム」を複製、 変更、サブライセンス、頒布することができません。本使用許諾に従わずに「プログ ラム」を複製、変更、サブライセンス、頒布しようとする行為は、それ自体が無効で あり、且つ、本使用許諾があなたに許諾している「プログラム」の権利を自動的に消 滅させます。その場合、本使用許諾に従ってあなたから複製物やその権利を得ている 第三者は、本使用許諾に完全に従っている場合に限り、引続き有効な使用権限を持つ ものとします。 6. あなたはまだ同意の印として署名していないので、本使用許諾を受け入れる必要はあ りません。しかし、あなたに「プログラム」又はその派生物を変更又は再頒布する許 可を与えるものは本使用許諾以外にはありません。これらの行為は、あなたがもし本 使用許諾を受け入れないのであれば、法律によって禁じられます。従って、あなたが 「プログラム」(又は「プログラム生成物」)の変更又は頒布を行えば、それ自体であ なたは本使用許諾を受け入れ、且つ、「プログラム」又はその「プログラム生成物」 の複製、頒布、変更に関するこれらの条項と条件の全てを受け入れたことを示します。 7. あなたが「プログラム」(又はその「プログラム生成物」)を再頒布すると自動的に、 その受領者は、元の使用許諾者から、本使用許諾の条項に従って「プログラム」を複 製、頒布、変更することを内容とする使用許諾を受けたものとします。あなたは、受 領者に許諾された権利の行使について、さらに制約を加えることはできません。あな たには、第三者に本使用許諾の受け入れを強いる責任はありません。 8. 裁判所の判決、又は特許侵害の申し立て、又は(特許問題に限らない)何らかの理由 の結果として、あなたに課せられた条件が本使用許諾と相入れないものであったとし ても(裁判所の命令、契約、その他によるものであれ)、本使用許諾の条件が免除され るものではありません。本使用許諾による責務と、その他の何らかの関連責務を同時 に満たす態様で頒布することができないならば、あなたは「プログラム」を全く頒布 してはいけません。例えば、特許権の内容が、あなたから直接又は間接に複製を受け 取った全ての人に使用料のないプログラムの再頒布を許さないものであれば、あなた がかかる特許上の要請と本使用許諾の両方を満足させる方法は、「プログラム」の頒 布を完全に断念することだけです。 本条項の或る部分が何らかの特別な状況下で無効または適用不可能になった場合、本 条項のその他の残りの部分が適用されるように意図されており、また、本条項は全体 としてその他の状況に当てはまるように意図されています。 本条項の目的は、特許やその他の財産権を侵害したり、そのような権利に基づく主張 の妥当性を争うようにあなたに勧めることではありません。本条項の唯一の目的は、 フリー・ソフトウェアの頒布システムの完全性を守ることで、それは公有使用許諾の 実践によって履行されます。多くの人々が、このシステムの一貫した適用を信頼して、 このシステムを通じて頒布されている幅広い範囲のソフトウェアに惜しみない貢献を してくれました。作成者や寄贈者が他の何らかのシステムを通じてソフトウェアを頒 布したいと決めることは彼らの自由意志であり、使用許諾を受ける者はその選択を強 いることはできません。 本条項は、本使用許諾の他の条項の意味内容が何であるかを完全に明らかにすること を意図しています。 9. 「プログラム」の頒布・使用が、ある国において特許又は著作権で保護されたインタ フェースのどちらかで制限される場合、「プログラム」を本使用許諾下においた原著 作権保持者は、その国を除外する旨の明示的な頒布地域制限を加え、それ以外の(除 外されない) 国に限定して頒布が許されるようにすることができます。そのような場 合、その制限を本使用許諾の本文にあたかも書かれているかのように本使用許諾の中 に組み入れられるものとします。 10. Free Software Foundation は随時、本一般公有使用許諾の改訂版、又は新版を公表 することがあります。そのような新しいバージョンは、現行のバージョンと基本的に 変わるところはありませんが、新しい問題や懸案事項に対応するために細部では異な るかもしれません。 各バージョンは、バージョン番号によって区別します。「プログラム」中に本使用許 諾のバージョン番号の指定がある場合は、その指定されたバージョンか、又はその後 に Free Software Foundation から公表されているいずれかのバージョンから1つを 選択して、その条項と条件に従ってください。「プログラム」中に本使用許諾のバー ジョン番号の指定がない場合は、Free Software Foundation が公表したどのバージョ ンでも選択することができます。 11. 「プログラム」の一部を頒布条件の異なる他のフリー・プログラムに組み込みたい場 合は、その開発者に書面で許可を求めてください。 Free Software Foundation が著 作権を持っているソフトウェアについては、 Free Software Foundation へ書面を提 出してください。このような場合に対応するために我々は例外的処理をすることもあ りますが、その判断基準となるのは、次の2つの目標の実現に合致するか否かという 点です。即ち、1つは我々のフリー・ソフトウェアの全ての派生物をフリーな状態に 保つことであり、もう1つはソフトウェアの共有と再利用とを広く促進させることで す。 無保証 12. 「プログラム」は無償で使用許諾されますので、適用法令の範囲内で、「プログラム」 の保証は一切ありません。著作権者やその他の第三者は全く無保証で「そのまま」 の状態で、且つ、明示か暗黙であるかを問わず一切の保証をつけないで提供するもの とします。ここでいう保証とは、市場性や特定目的適合性についての暗黙の保証も含 まれますが、それに限定されるものではありません。「プログラム」の品質や性能に 関する全てのリスクはあなたが負うものとします。「プログラム」に欠陥があるとわ かった場合、それに伴う一切の派生費用や修理・訂正に要する費用は全てあなたの負 担とします。 13. 適用法令の定め、又は書面による合意がある場合を除き、著作権者や上記許諾を受け て「プログラム」の変更・再頒布を為し得る第三者は、「プログラム」を使用したこ と、または使用できないことに起因する一切の損害について何らの責任も負いません。 著作権者や前記の第三者が、そのような損害の発生する可能性について知らされてい た場合でも同様です。なお、ここでいう損害には通常損害、特別損害、偶発損害、間 接損害が含まれます(データの消失、又はその正確さの喪失、あなたや第三者が被っ た損失、他のプログラムとのインタフェースの不適合化、等も含まれますが、これに 限定されるものではありません)。 以上 注意 ** 英文文書 (GNU General Public License) を正式文書とする。この和文文書は弁護士の意見を採り入れて、できるだけ正確に英文文書を翻訳したものであるが、法律的に有効な契約書ではない。 和文文書自体の再配布に関して ************** いかなる媒体でも次の条件がすべて満たされている場合に限り、本和文文書をそのまま複写し配布することを許可する。また、あなたは第三者に対して本許可告知と同一の許可を与える場合に限り、再配布することが許可されています。 ・受領、配布されたコピーに著作権表示および本許諾告知が前もって載せられている こと。 ・コピーの受領者がさらに再配布する場合、その配布者が本告知と同じ許可を与えて いること。 ・和文文書の本文を改変しないこと。 あなたの新しいプログラムにこれらの条項を適用する方法 ========================== あなたが新しくプログラムを作成し、それを公用に供したい場合は、プログラムをフリー・ソフトウェアにして、全ての人々が以上の各条項に従ってこれを再頒布や変更をすることができるようにするのが最良の方法です。 そうするためには、プログラムに以下の表示をしてください。その場合、無保証であるということを最も効果的に伝えるために、ソース・ファイルの冒頭にその全文を表示すれば最も安全ですが、その他の方法で表示する場合でも、「著作権表示」と全文を読み出す為のアドレスへのポインタだけはファイル上に表示しておいてください。 <プログラム名とどんな動作をするものかについての簡単な説明の行> Copyright(C) 19○○年、<著作権者名> 本プログラムはフリー・ソフトウェアです。あなたは、Free Software Foundation が公表したGNU 一般公有使用許諾の「バージョン2」或いはそれ以降の各バージョ ンの中からいずれかを選択し、そのバージョンが定める条項に従って本プログラム を再頒布または変更することができます。 本プログラムは有用とは思いますが、頒布にあたっては、市場性及び特定目的適合 性についての暗黙の保証を含めて、いかなる保証も行ないません。詳細については GNU 一般公有使用許諾書をお読みください。 あなたは、本プログラムと一緒にGNU 一般公有使用許諾の写しを受け取ってい るはずです。そうでない場合は、Free Software Foundation, Inc., 675 Mass Ave, Cambridge, MA 02139, USA (8) 【注意】 現在、このバージョン2の発行者(FSF)住所は、正式に新しい住所の 59 Temple Place - Suite 330, Boston, MA 02111-1307, USA に変わっている。 へ手紙を書いてください。 また、ユーザが電子メイルや書信であなたと連絡をとる方法についての情報も書き添えてください。 プログラムが対話的に動作する場合は、対話モードで起動した時に次のような短い告知文が表示されるようにしてください。 Gnomovision バージョン69、Copyright(C)19○○年 <著作権者名> Gnomovision は完全に無保証です。詳細は show w とタイプしてください。これは フリー・ソフトウェアなので、特定の条件の下でこれを再頒布することができます。 詳細は show c とタイプしてください。 上記のshow w やshow c は各々、本一般公有使用許諾の関連する部分を表示するコマンドを指します。もちろん、あなたが使うこれらのコマンドはshow w やshow c といった呼び名でなくても構いません。さらに、それらのコマンドはあなたのプログラムに合わせる為に、マウスでクリックしたりメニュー形式にすることもできます。 また、必要と認めた場合には、あなたの雇い主(あなたがプログラマとして働いている場合) や在籍する学校から、そのプログラムに対する「著作権放棄」を認めた署名入りの書面を入手してください。ここにその文例を載せます。名前は変えてください。 Yoyodyne, Inc. は、James Hacker が開発したプログラム`Gnomovision' (コンパイ ラにつなげるプログラム) についての著作権法上の全ての権利を放棄する。 <Ty Coon の署名>, 1 April 1989 Ty Coon, 副社長 本一般公有使用許諾は、あなたのプログラムを財産権の対象となっている他のプログラムに組み込むことは認めていません。あなたのプログラムがサブルーチン・ライブラリであって、あなたがそのライブラリを財産権の対象となっている他のアプリケーションとリンクさせることによって、さらに有用なものにしようとする場合には、本使用許諾書の代わりに、GNU ライブラリ一般公有使用許諾書に従ってください。
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