No. 1299/2188 Index Prev Next
Newsgroups: fj.beginners
Path: ie.u-ryukyu.ac.jp!hakata!sakura.kudpc!kuis-news!wnoc-kyo-news!aist-nara!okufs!orions-news!odins-suita!chiba-ns!hagi!bach.ulis.ac.jp!docile
From: docile@ulis.ac.jp (yasushi -FEEL Mie- ikeda)
Subject: glossary / 用語集のたたき台
Message-ID: < E1K35G.KM5@ulis.ac.jp>
Sender: news@ulis.ac.jp (bach Usenet News System)
Nntp-Posting-Host: titania
Organization: Univ. of Lib. & Info. Sci., Tsukuba, Japan
Date: Thu, 28 Nov 1996 01:08:04 GMT
Lines: 319
池田@ゆうりす、です。
以下は fj に不慣れな方を念頭においた私家版用語集です。(Ver.0.5)
ただし、現時点では誤りが含まれている恐れがあります。
なお、Netnews の使い方などの解説は別の文書を参照して下さい。
誤りの指摘や補足説明以外の議論は fj.news.usage でお願いします。
次回リリースは12月9日ごろを予定しています。
>>
Q1: alphabet / 50音順でないのはなぜか?
A1: 関連のある(ありそうな)項目が離ればなれにならないようにするためです。
コンピュータ上で読むことを想定しているので、検索機能を利用すれば50音
順である必要はないだろうと考えております。
Q2: 辞書を引けばありそうなのも載っているけど...
A2: 辞書を引けばすむような項目は極力削除しましたが、関連する項目が
ある場合は載せてあります。関連する項目もないのに載っていたり、
関連する項目があるのに削除されている場合はお知らせ下さい。
Q3: ネットニュースでしか見られないのですか?
A3: WWW で公開しています。URL は、
http://www-student.ulis.ac.jp/~docile/japanese/misc/dictionary.txt
です。(今後置き場所がかわる可能性があります)
Q4: 意見を言ったのに反映されていない...
何の返事もないのに意見が反映されていない場合、それがわたしのところへ
届いていないか後回しにしたまま忘れている恐れがあります。申し訳ありま
せんが、もう一度意見を送って下さい。
Q5: 転載したいのだけど...
A5: まず、WWW のページへの転載は禁止します。そのかわり、上であげた URL への
リンクは自由です(ただし、URL の変更の時はちゃんとリンクをはりなおして
ください)。
その他の媒体への転載は行ってかまいませんが、その場合全文を転載して下さ
い。一切の改変は認めません。転載を行う場合は、「用語集」が更新された時
に*必ず*新しいものも転載してください。このことを徹底するため、再転載
は禁止します(つまり、NetNews と WWW 以外の媒体からの転載はだめです)。
転載を継続できなくなった場合は、転載する人は転載先にそのことを告知して、
可能なら過去に転載したものは抹消して下さい。ただし、転載することを他の
人が継続できる場合はこの限りではありません。
なお、転載やリンクすることのおうかがいをたてる必要はありませんが、行った
ことを事後にメールしていただけるとうれしいです。返事は約束できませんが。
>>
追加された項目:
ウェルカムページ
内容が変更された項目:
展開、解凍、インターネット、クラッキング、ホームページ、ポインタ、
半角文字、半角カタカナ、moderated、unmoderated、ネットニュース、
spam、Message-ID、signature、シグ、RFC
---------------------------------------------------------------------------
/******** コンピュータ関連および一般 ********/
archives
文書、記録、公文書保管所。
複数のファイルをひとまとめにしたものを指すこともある。
copyright
著作権。音楽や映画、ソフトウエアなどの著作物に対する権利の一つ。
fleamarket
フリーマーケットと読む。フレアマーケットではない。
蚤の市。
FEP
Front-End Processor の略。フロントエンドプロセッサ。
日本語入力プログラムを指して「FEP」と言うのは誤り。
HP
(1) horsepower か、high pressure か、hire purchase の略。
(2) Hewlett Packard(ヒューレットパッカード)のこと。
(3) Hit Point(ヒットポイント)のこと。
ホームページやエッチページの略としてことわりなく使用するのは混乱
のもとである(から、使用しない方がよい)。
IM
InputMethodの略。インプットメソッド。
日本語入力プログラムを指して「IM」と言うのは誤り。
Mailing List
特定の話題に興味のある人がグループを組んで、そのメンバーの一人が
特定の宛先にメールを送ると、全メンバーにメールが転送されるように
した仕組み。
WWW
World Wide Web の略。インターネットのサービスの1つで、
WWWブラウザとよばれるソフト(Netscape等)を用いると、世界中のコン
ピュータにHTMLという言語で記述され保存されているファイルにアクセス
でき、画像、音声、動画を含む情報を得ることができる。リンクを張ら
れた関連情報に次々飛んでいけるのが特徴。
圧縮
元のデータに手を加えて大きさを小さくすること。
展開
圧縮された物をもとの状態に戻すこと。「伸張」、「伸長」とも言う。。
解凍
lha というプログラムでは、展開のことをこう呼んでいる。
インターネット
固有名詞 " The Internet" のこと。世間で「インターネットする」と言う
場合、WWWを使うことを指すことが多いがこの用法は誤り。
一般名詞としての " internet" は TCP/IP を使った LAN を自分の組織の
外の広域ネットワークへ接続することを指す、らしい。接続する相手が
" The Internet" でも、そうでなくても " internet" である。
イソターネット
「いそたーねっと」と読む。世間で言うところのインターネットを
指す造語らしい。似たようなものに「イソトラネット」、「マノレチ
メディア」などがあるが、「イソターネット」ほどは広まっていないよう
である。
クラッキング(cracking)
vandal(バンダル)ともいう。計算機システムを破ってデータを盗むことや
破壊的行為を行うことを指す。
クラッカー(cracker)
クラッキングをする/した人。このような人をハッカーと呼ぶのは
誤り。
ネチケット
ネットワーク上でのエチケット。
ハッカー(Hacker)
破壊的行為をする人を指して使用するのは誤り。そのような人のことは
クラッカーと呼ぶ。
フリーマーケット
英語で fleamarket、と書く。freemarket ではない。
蚤の市。
ホームページ
" Home Page" 。WWW ブラウザを起動したときに最初に出てくるページのこと。
起点となるページ。" Welcome page" のことをホームページと呼ぶことも
あるが、厳密には異なるものである。WWW上のページすべてをホームページ
と呼ぶのは誤り。
ウェルカムページ
" Welcome page" 。「あるページのまとまり」での、目次になっていること
が多い。しばしば「ホームページ」と呼ばれる。実際、ホームページと
ウェルカムページを同じものにしている場合が多いようである。
ポインタ
" pointer" 。「ポインタを示す」という場合、だいたいは
「それを参照すれば問題が解決するような資料の所在を示す情報」のこと。
例えば書籍なら書名やISBN、ネットニュースの記事なら Message-ID で示す
ことになる。
/******** 文字コード関連 ********/
文字コード
文字をコンピュータで扱うために、文字にわりあてた番号。
EUC
Extended Unix Code の略。文字コードの1つ。
ただし、業界によっては " End User Computing" の略だったりするらしい。
Shift-JIS
文字コードの一つ。「MS漢字コード」とも呼ばれる。
ISO-2022-JP
文字コードの一つ。俗に「JIS コード」と呼ばれるものはこれである。
JISコード
ISO-2022-JP 参照。
JIS
Japanese Industrial Standard の略。日本工業規格。
MIME
Multimedia Internet Message Extensions/ Multipurpose Internet
Mail Extensions の略。テキスト、画像、音声などのいろいろな
メディア」を英数文字列を使用して符号化して、電子メールや
ネットニュース等で取り扱うための約束事の一つ。
半角文字
昔、2バイト文字(漢字など)の表示幅と1バイト文字(Roman Alphabet
など)の表示幅が 2:1 であるものがほとんどだった頃の名残。俗語の
類と思われる。しかし今となっては、どこでも「半角文字」が半角文字で
あるとは限らない。また、プロポーショナルフォントを使って画面や紙へ
の印字が行われた時は文字一つ一つ幅が異なるため、「全角文字」「半角
文字」という区別は意味がない。
半角カタカナ
1バイトカタカナをこう呼ぶことが多いようだが、俗語である。
1バイトカタカナのことを指す場合は「JIS X 0201 のカタカナ」と
呼ぶとよいらしい。半角文字参照。
なお、「JIS X 0201 のカタカナ」は文字化けの原因になることが多いので
ネットニュースの記事やメールの中に入れてはいけない。
/******** ネットニュース関連 ********/
#
本文に対する注釈の意味でつけられたり、単なる独り言という意味で
つけられたりする。とくに決まった用法はない。
「# のついた行に返事をしてはいけない」というのは誤り。
d
discussion(議論)のためのニュースグループを示すために、fj.jokes.d の
ようにつかわれることがある。
FAQ
Frequently Asked Questions(よく出る質問)、あるいは
Frequently Answered Questions(よくある質問とその答え) の略。
fj
インターネット上で、主として日本語での投稿が行なわれている、
ネットニュースのトップカテゴリーの1つ。話題等により名前をつけて
ニュースグループと呼ばれるものに分類される。ニュースグループ参照。
fj のニュースグループを指すとき、fj を省略してはいけない。たとえば、
fj.news.usage を指すのに news.usage と書いてはいけない。そのような
ニュースグループが実在するかもしれないからである。
flame
ネットニュース上での喧嘩。flame war とも言う。
ネットワーク上では喧嘩がおきやすいと言われている。
misc
miscellany (寄せ集め、ごた混ぜ、その他いろいろ)
あるいはその形容詞 miscellaneous の略。「その他の話題」を扱う
ニュースグループを示すために、fj.misc のように使われることがある。
moderated
「節制される」。" moderated newsgroup" は moderator(司会者、あるいは
議長)のいるニュースグループのこと。
Net News
Netnews, NetNews とも書かれる。ネットニュース参照。
NG
NewsGroup の略として使う人もいる。NewsGroup のことだと常にわかって
もらえる保証はない。使わないほうがよいという意見もある。
ついでに書くと N.G. は no good の略だったり New Guinea の略だったり
もする。
unmoderated
「節制されない」。" unmoderated newsgroup" は moderator のいない
(つまり、自由に投稿できる普通の)ニュースグループのこと。
うさげ
fj.jokes への投稿記事中で fj.news.usage をさすのに使う人もいる。
ネットニュース
インターネットを利用して行なわれている意見交換や連絡、議論の場。
fj もその一つ。
ニュースグループ
話題などによって分類された、記事の集まり。
記事
「ネットニュースの記事」というような場合は、ニュースグループに
投稿されたものを指す。
投稿
自分の意見等をネットニュースに出すこと。ポストするとも言う。
アップ
日本のいわゆるパソコン通信で、ファイルをホストコンピュータへ
転送する行為や記事を送信する行為を指して使われることがあるが、
ネットニュースではそのような意味で使われない(ので、使わない
ほうがよい)。アップロードも参照。
アップロード
ファイルをホストコンピュータへ転送すること。
ネットニュースの記事は、きまったホストコンピュータへアップロード
されたものをみんなで読んでいるのではなく、読み手のいるそれぞれの
組織(大学やインターネットプロバイダなど)のコンピュータへコピー
されたものを読んでいる。したがって、ネットニュースへ投稿する行為
を指して「アップロード」「アップ」と呼ぶのは不適当。
ダウン
" down" 。
日本のいわゆるパソコン通信で、ファイルをホストコンピュータから
転送する行為を指して使われることがあるが、ネットニュースでは
そのような意味で使われない(ので、使わない方がよい)。
ダウンロード
ファイルをホストコンピュータから転送すること。
クロスポスト
同じ記事を複数のニュースグループで読めるようにすること。
言い換えると、ある記事を1度投稿するだけで、複数のNewsgroupに投稿
されるような仕組み。マルチポストとは異なる。
クロス
クロスポストを略してこのように言う人もいる。
しかしクロスポストのことだと常にわかってもらえる保証はない。
マルチポスト
同じ記事を複数のニュースグループにニュースグループごとに
独立に投稿すること。嫌われる行為でありクロスポストとは異なる。
spam
spamming または EMP(Excessive Multi-Posting) や ECP (Excessive
Cross-Posting) とも呼ばれる。非常に嫌われる行為である。
spam は商品名。最初の " spamming" が spam の広告だったことから、
同一のメッセージをニュースグループを選ばず無差別・大量に投稿する
ことを " spam" と呼ぶようになった。
spew
機械によって同じ投稿が何度も繰り返される状況。非常に嫌われる行為
である。
フォロー
フォローアップのこと。ある記事に関連した意見、回答などを投稿すること。
レス
" Re" が " Response" の略だと誤解したところからできた俗語。" Res" などと
書かれる場合もある。日本のいわゆるパソコン通信で、ある記事に関連した
意見や返事を送ることを指して使うことがあるが、ネットニュースではこの
意味で使われない(ので、使わない方がよい)。
レスポンス
レス参照。
スレッド
thread(議論等の筋道、つながり)。
ヘッダ
ニュース記事の頭の部分に記述されるもの。たとえば、
Newsgroups: fj.beginners < -ニュースグループ名
Path: rinsgw!rins!nisihara < -記事の来た経路
From: nisihara@rins.st.ryukoku.ac.jp (Hironori Nishihara) < -投稿者
Subject: Re: Dictionary for fj (^-^) < -記事の題名
Message-ID: <-Message-ID
Organization: Ryukoku Univ., Seta, Otsu, Japan < -組織・団体名
X-Newsreader: mnews [version 1.19] 1995-07/21(Fri) < -使用ニュースリーダ
References: <- 参照記事
Followup-To: < -フォローアップ先指定
Date: Tue, 20 Aug 1996 00:20:01 GMT < -投稿された日時
Lines: 22 < - 行数
のようなものがある。
Message-ID
投稿された1つ1つの記事につけられた記号で、記事ごとに異なるものが
付けられている(そうでなければならない)。そのために、これを利用して
過去に投稿された記事を示したり、探したりすることができる。
Followup-To
ヘッダ(ヘッダ参照)の1つで記事のフォローアップ先のニュースグループを
指定する。
Re:
with regard to --, -- の件、 ラテン語の “事柄” である res
または re からきた。「Re: Re: ...」などとするのは誤り。
" response" の略ではない。
signature
記事の最後につけられる投稿者を示す部分。必須ではない。
「4行以内でなければいけない」というのは一般的な約束事ではないが、
短い方が好まれることは確かである。
シグネチャ
" signature" のこと。「シグニチャ」と書く人もいる。
シグ
" SIG" (Special Interest Group)のこと。「専門の事業を同じくする人々
の集まり」。あるいは、「PC-VAN においてはそのサービスの1つであり、
テーマ・分野別に存在する情報交換の場。特定の関心事を同じくする人々
の集まり」。
" signature" のことをこのように呼ぶ人もいるが、" signature" のことだと
いつもわかるとは限らないので使用しないほうがよい。
AUP
Acceptable Use Policy, 使用に際し、一般に受け入れられている
(用いられている)原則。
CFA
Call For Approval (承認のお願い)
CFD
Call For Discussion (議論のお願い)
CFR
Call For Rejection (却下のお願い)
CFV
Call For Vote (投票のお願い)
CFX
決定のための CFA, CFR, CFVをまとめて言う。
NGMP
News Group Management Protocolの略。ニュースグループの管理の手引。
RFC
Request For Comments の略。RFC???? と番号のついた解説文書。
規格書とよばれることがある。
--
文責:池田@図書館情報大学(docile@ulis.ac.jp)
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