入試で選抜することの意義
今日は一日中入試関連業務で、AOやら3年次編入やら院試やらが平行しててあれでそれ。みんな頑張ってるなら&受け入れられるなら全員入ってもらって互いにハッピーになりたいんですが、そう言う訳にもいかず。
大学入学してから勉強する力があるのか、する気があるのか、うちの学科向きかとかあれこれチェックしようと検討した結果が「募集要綱」になっているはず。なんだけど、大学入試に関して言えば「AO入試、推薦入試2、前期日程、後期日程」と並んでて各々どれだけターゲットを絞り込めているのか、それをうまくチェックできる要綱になっているのかは謎。効果測定するにしても「GPA/卒業するまでにかかる平均年数/就職率/就職後の離職率/課外活動等のカリキュラム外アウトプット」とかいろいろあって、どれでどうチェックするか自体がまだあやふやか。いや、「16単位未満除籍を減らそう」という話はずっと前から出てるか。あれこれテコ入れしている割には減ってないし、
数値を改善できること=学生/保護者/教員/学科/大学が嬉しい
とは限らない訳で。それを遡ると、入試でどういう受験生を取りたいか(ひいては教育問題全般をどう解決するか)という話に繋がるのだけど、現状よりうまいマッチング方法はあるはずだよね、という話を河野先生としたり。
大学入学後に限定して話を進めると、除籍されとしても、その後の空いた時間で自分の将来考えてハッピーにしてる人もいることはいるだろうし、諦めるための切っ掛けにもなるかもしれない。大学卒業すること自体に意義がある訳でもない。だから個人的には「辞めたい」なら辞めちゃった方が良いと考えちゃいます。ただし、無目的で辞めるんじゃなくて、何かしら目的を持って妥当な選択肢として辞めることを選択肢に加えて欲しいとは思います。その場合には応援するし、そういう相談にも応じます。折角できた繋がりはどしどし活用しよう。それが入学なりの「新しい出会い」をすることの価値だと思う。