実験をする際には目的と確認方法(実験計画)を考えてから取り組む

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2クラスあるうちの片方だけですが、実験1/探索アルゴリズム1が終了しました。主題は「最急降下法の動作を観察して考察」なんですが、それだけじゃつまらないかなということで前後に関連話題を付け合わせたオードブル形式に(?)。

上手く繋がってない気もするのだけど、課題にテコ入れするぐらいでこの方式は続けています。最適性とは何か、効率性とは何か、そもそも何に対して最適/効率と言ってるのかといったことに疑問を持って欲しいというのが裏目的です。なので「解説→グループ活動→報告会」という形で課題毎に報告してもらい、そこへのフィードバックをしながら「意図」を伝えたり、どういう解釈・視点が考えられるかの幅をあれこれ伝えるようにしています。うまくいってるかは「?」ですが、面白いと感じてくれる学生が1割いたら御の字かなーぐらいの気持ちです。

より一般的な目的としては実験計画を考えて、目的に則した実験を行い、結果を観察し、考察するという一連の計算機実験に慣れて欲しいという意図が含まれてます。が、なかなか伝わってないかも。一応今回は「何をどう観察したいのか観察意図と方法(実験計画)を示せ」というのも加えてみました。これで少しは考える切っ掛けになるんじゃないかと期待してます。

P.S.
大分ズレるかもしれないけど実験計画法みたいな講義があると良いのかしら。