音楽だろうがスポーツだろうが自主トレしないと身につかない
GWや月曜日振替えが入って木曜日の授業が2週間ぶりな日だったわけですが、面白いぐらいにあれもこれも覚えてない学生がいるかと思えば、逆にハッカー精神溢れる学生もいていとをかし。
私「大丈夫?」
学生1「なんとかやれそうです」
私「今やってる例題動かしてみて」
学生1「…」私「大丈夫?」
学生2「何やって良いか分かりません」
私「よし、まずは例題を動かしてみよう。エディタ開いて例題を手打ちかコピペして保存して。」 学生2「エディタってなんですか?」学生3「毎回 alias するのって面倒なんですが、どうにかなりませんか?」
私「シェル設定を記入するファイルというのがあってだな」学生4「(もくもくと emacs 3画面分割してシェル実行用・ソース編集用・その他(?)用行き来しながら作業)」
学生5「(もくもくと vim で作業)」
私「(敵だ…)」
あるある。分からないことは何の問題も無いです。問題があるのは自習してなさそうにみえるところ。いや、やっててこの状態なら「自習」の仕方に問題があるかなと。
入学式でも授業中にも話してますが、大学の単位ってのは法律で定められてます。
我が国の大学教育は単位制度を基本としており、1単位あたり45時間の学修を必要とする内容をもって構成することが標準とされています。ここでいう1単位あたりの学修時間は、授業時間内の学修時間だけではなく、その授業の事前の準備学修・事後の準備復習を合わせたものとなっています。
(文科省サイトより引用)
プログラミング1の2単位で考えると「2単位*45時間/15週間=毎週6時間」が必要。このうち授業が1.5時間で、2時間カウントしても残り4時間は自習しなくちゃいけない。そのぐらいの自習して初めて達成できる目標をクリアしないと2単位認めないよ、と決められてるのが大学の単位。逆に、それだけ学ぶだけの何かしらを用意してない講義があるなら、それは訴えてみるも良いかな(興味あるなら授業とは別に話するというケースの方が一般的だとは思うが)。
理解度が低いことの要因の一つとして「web上にテキスト関連を用意するようになってる(とどこに何があるか逆に探し難くて自習し難い)から?」というのを想像してた時期があるんですが、そうじゃないんだよな。理解度が低い学生って教科書があっても自分で読まないか、読んで学ぼうとする力に欠けてることが多い。教授されないとできないし、教授されたものはその瞬間だけしかできなくてすぐ忘れるというか。物事を結びつけて学べてないのだよな。
入学して1ヶ月で既に2極化が始まってるとも言えるけど、いつでも「自分でやる」方に移れます。勉強じゃなくても良いのだけど、折角高い授業料払ってるのだから大学でしかやれないことを頑張ろう。プログラミングが特殊とかいう話ではなくて、何でも新しいことを身につけるには計画的継続的に学ぶ必要があります。移るタイミングが遅くなればなるほど差が大きくなるのは仕方ないよね。