(プログラミング2) Javaの教科書選定
5月頃に候補を絞ってましたが、新しく「新・明解Java入門 (明解シリーズ)が出たとのことで改めて絞り込むことに。
選定時のポイントは、
・既にPythonでプログラミングの基礎は終わっている。
・クラスやオブジェクト、オブジェクト指向、メソッドといったあたりの話はゼロ。
・上記を踏まえて、(a)クラスやオブジェクトあたりの解説が読みやすいか、(b)コード例が豊富か、(c)学生自身が独習(予習・復習も含む)に使いやすいか。
といったところです。
上記を踏まえると、こんな感じ。
- 1位: 新わかりやすいJava入門編 (2015)
- 2位: 新・明解Java入門 (明解シリーズ) (2016)
- 3位: スッキリわかるJava入門 第2版 (2014)
3位の「スッキリわかる」の方は、ドラクエ風ゲーム作成を念頭に進んでいくのでそっち方面に興味があって、コード例を中心に頭から最後まで一度通す分には悪く無いです。ただし、前にも書いたように全体的に「対話やり取り」での説明が多く、ぱっと見でどこにに何書いてるかが分かりにくそう(=復習やリファレンス用途に向いてない)なところが難点。あと、ゲームの例が分かりやすいとは限らないという話もあったし。
2位の今回眺めた「明解」の方は、「スッキリわかる」よりは一般的な事例を採用し、対話方式でもない分探しやすい(読みやすい)のですが、解説のボリュームがやや不足気味。「オブジェクトやクラスって何?」という質問に対して「こういうニュアンス。こう使う」という解説が事例で少し触れてるぐらいで、基本的にはチュートリアル+αに近い印象。書き方は分かるかもしれないけど、何故そう書くのかは分かりにくそう。
1位の「新わかりやすい」の方は、オブジェクトの捉え方についても取り上げて解説されてる分、他2冊よりも「読んでて腑に落ちやすい」構成に見えます。帯に「人気No.1の完全独習テキスト」「学生のわからないを徹底的になくした」とあるのに納得の解説具合です。抜けてるというか簡素化しすぎてる部分もありますけどね。Java仮想マシンの話ほぼ無いとか。
ということで、プログラミング2の教科書は「新わかりやすいJava入門編」に決定かな。これ以上新しく探す余裕は(あまり)無いし。