予備審査x予備審査
学部生の所謂「卒論」は、情報工学科的には「卒業研究」と「セミナー」という2つの授業で構成されていて、卒業研究の中に中間審査・最終審査が組み込まれています。中間審査はwebサイト上での予稿公開&質疑応答を通してチェックされ、最終審査は予稿と卒論提出に加え最終発表を通してチェックされることになります。
これに対して修士の方はシステムが若干異なっていて、
- 4ページ以上の予稿提出を含む学会発表をすること。
- 主査1名、副査2名以上を含む審査員による予備審査(1時間)をすること。
- 最終審査をすること。
という3点を実施する必要があります。中でも情報工学専攻では予備審査の重要度が高く、最終審査で落ちる可能性が高い学生は予備審査自体を開かない(申請の時点で許可しない)こともあります。
数人の教員相手に1時間バトルすることになるだけでもそれなりの緊張感があると思いますが、余程安心できるケースでない限りは「主査の先生が一番胃が痛くなる」場でもあります。(私はミッション・インポッシブルが脳内で流れたことがあります(遠い目))。
予備審査で「落とさざるをえないギリギリの内容」と判断された場合、学生本人の意思にも寄りますが「最終審査までに最低限これこれを追加すること」と宿題が課されます。そのため予備審査後の1,2週間はゾンビ状態になる学生もいますね。
という話をしてるのは、今学期修了予定の修士2名の予備審査を今日やったからです。一先ずお疲れ様でした。最終審査も期待しています。