授業の一部をオンデマンド化

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1年次のプログラミング1だけで試行的に授業の一部をオンデマンド化しました。本音では「全部オンデマンド化。授業時間は希望者に対して相談対応(対面・遠隔併用)」みたいな形が理想です。文科省の遠隔授業気をつけろという指示は正直馬鹿だなとしか思えない。

ただしこの理想は「私がやりやすい」という意味での理想であって、学生にとって学びやすいかどうかは別問題。わかりやすい欠点は「よりサボりやすい」こと。自宅なりどこからでも好きなタイミングでやれるということは、流れやすい人(私も一面ではそうだ)にとってはドンブラコドンブラコと低い方に流れてしまいがち。これに対して対面授業という強制力は馬鹿にできず、周りの人がやってる・楽しんでいるという雰囲気や折角来たのだから授業には参加しようという気にもなるしで色んなフラグがポンポン立ちやすい。(逆にオンラインだからこそフラグ立ちやすい人もいる)

別側面として、プログラミングは個々人が具体的に何しているかを確認することが必ずしも用意ではなく、結果として個々人の作業進展のばらつきがとても大きくなりやすくて。結果として「平均的な学生のスピード」に合わせるように授業進めることが多いのですが、こうすると「早い学生にとっては退屈」、「遅い学生にとっては早すぎる」ことに。だからこそ全部オンデマンド化だろうと思うけど、既に述べたとおりそれにも問題があると。

こういう状況を少しでも改善したいなということで、授業の一部をオンデマンド化してみることにしました。冒頭30分を授業前に好きなタイミングでやれるようにしておき、授業当日は30分遅れで60分授業。ただし冒頭30分で質問相談にも対応するよという形をとっています。

完全オンデマンドと比べると、、、

  • オンデマンド部分は「毎週30分だけ」で、残り60分は対面なのでその分サボりにくい(だろう)
  • オンデマンド部分を自分のペースでやることができるので、早い学生はちゃっちゃとやって余った時間で好きなことに使える(これは確定)。授業60分内なら待ち時間も多少は緩和される。
  • 遅い学生は繰り返すなり相談するなりで授業開始前に「そこまでの理解度」を高めやすくなる(だろう)。結果的に残り60分にも付いてきやすくなる(だろう)。
  • おまけ効果:授業1限目なので、開始時間が30分遅れになること自体が嬉しい。

といったことを期待しての試行ですが、実際どうなるかなー。