マッピングの続き@日本認知言語学会全国大会編

Share on:

今日はAO入試業務をしつつ、夕方からゼミな一日。疲れも影響してるのか珈琲持ったまま派手に転んでしまい、右半身が頭から足までずぶぬれ。しくしく。火傷しなかっただけマシではあるが。明日から出張なんだけどまともに体験してこれるか怪しいな。やっぱりちゃんと休み取らないと。

泣き言は後回しにして、昨日に続いて明日から浸かりに行ってくる「日本認知言語学会 第13回全国大会」の事前チェック。金曜日のセミナーは眺め終わったので、土曜日分について虫の眼視点を列挙しておこう。

ちなみに#JCLAで関連ツイートが呟かれているらしい。参加者少ないからなのかそういうクラスタなのかツイート数は少なめだけど、そういうツイートしたらRTされたので見ている人もそれなりにいるらしい。

プログラムによると、土曜日は
 ・ワークショップ4並列
 ・昼食
 ・会長挨拶、開催港挨拶
 ・特別講演: Mysteries of meaning construction
 ・通常セッション5並列(1件あたり35分もあるのね)
 ・懇親会
という流れらしい。並列プログラムはどれかをチョイスするとして、懇親会に参加するかどうかはその時の気分次第だな。

ワークショップ1「場の言語学とは何か」では、「場」、「個物と個物とを別の存在として捉える要素還元主義だけでは説明できない事象」として「場と相互作用のパラダイム」として複雑系の話題、「身体性(身体知)」、「二重生命を基本とする即興劇モデル」といったキーワードが出てくるらしい。複雑研メンバとしてはここに参加するのが良いのかな。逆に複雑系工学/複雑系科学的に当然っぽい話題ばかりだと面白くないから避けた方が良いのかな。

ワークショップ2「「見立て」から考える日本語と日本文化の相同性―比喩との相違を視野に入れて―」では、タイトル通り「見立て」をキーワードにして「日本語と日本文化の相同性(homology)を捉える、文化記号論的な試み」について話が進められるらしい。昨日の日記に書いたように「言い換え」に興味があるのだけど、見立ても一種の言い換えな気がするな。

ワークショップ3「身体経験に基づいた文法研究の可能性」は、WS1と少し似てるのか「言語使用の現場」とか「身体経験」といったキーワードを中心としていくつかの研究例を紹介するらしい。こっちに参加するならWS1が良さそうにも思うけど、リファレンスはこっちの方が充実してるな。

ワークショップ4「認知言語学とメタファー研究の産業的応用―事例から見るその潜在力と展望―」では、商品企画/デザイン/CM/マーケティングとかで実応用されてる認知メタファー理論の概要と実例紹介があるらしい。ライフログを活用した「各人に合わせてわかりやすく伝える」例もあるらしい。これはこれで面白そう。

ということで、ワークショップはどれもこれも面白そうだけど、どれに参加しようかな。。。企業の人も来るっぽいということで比較的機会が少ないかもしれないという点を考慮するとWS4かなー。

一般講演は、タイトルだけでは分からなさすぎるので当日予稿か何か眺めながら決めたい所。タイトルだけで判断する限りでは、第1発表は第1室の「複合語の意味用法」、第2発表は第2室の「多義語ウエの意味の分析」、第3発表は第2室の「粒度変化と関わる日本語時間表現」か第3室の「語彙の多義性」あたり。