AO事前学習の選書決定
ジュンク堂開店と同時に入店し、入り口にて「「「いらっしゃいませー!」」」攻撃を頂いてきました。あーいうのが嬉しい人ってどれぐらいいるんだろう。と書くぐらいには邪魔臭く感じてしまいます。
それはさておき、AO合格組みへの事前学習で使う本探しの結果、「やさしく学べる微分積分」がベストとの結論に達しました。扱ってる範囲の広さと例題や問の質・量的にグッド。ベクトルとか一部扱ってない分野もあるのが最後の気がかりだったのだけど、線形代数で指定されてる教科書では「ベクトルって何?」から扱ってるので無理に別本増やすよりは1冊集中が良いだろうと判断。手を動かして問題を解く時間を増やすことで傾向なりパターン化なりが血肉になって身に付き、理解するための素地となるだろう。ということで問題解かすことを主題にしていて、かつ、微分積分の手前までしかやってない高校生向けに高校での範囲を広く扱っているということではベストな一冊だと思う。
そろそろ科研費申請の時期。科研費とは、
科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。
で、国が助成する研究費。研究種目毎に目安となる助成金額が異なりますが、例えば「特別推進研究」だと1件あたりの総額は5億円程度とかなりの額。その分、採択件数は少ないし、それなりの実績等が問われるのでそもそも簡単には採択されないですね。採択率とかも公開されてるはずですが、見た事無いぐらいにはアチラの世界。そんなこと言ってちゃ駄目なんだろうけど。
いずれにせよ助成金としては結構な金額なので、応募可能な人はほぼ全員が応募するという大規模な競争的資金の一つです。そういう意味では一つのお祭り騒ぎ状態なので、「科研」でツイート検索すると、検討してる人/手続きの煩わしさについて嘆いている人/関連リンクを告知してる組織アカ(っぽく見えるツイート)/デッドラインを気にしている人/latexテンプレート作成者とすれ違って拝みたくなった人とかいろんなツイートが発掘できます。ワッショイワッショイ。
今年度の申請から大きく変わった点がいくつかあって、その中で個人的に関係するのは、(1)申請内容についてどういう分野として応募するかを決めるキーワードである「系・分野・分科・細目表」が改正されてた点と、(2)そのキーワードの最も細かい「細目」を適切な理由があれば2個選択できるようになった点かな。
変更点を確認したら、取りあえず有志の方(阪大の山中)が公開してくれているテンプレートをダウンロードして(ありがとうございます!)、昨年度ベースで取りあえずアップデートする方向で検討することに。別案も検討中ですが、まずはアップデート版を仕上げよう。
P.S.
さようならHTML5…。アメリカ人と日本人の標準化に差を感じる【連載:村上福之⑦】(1/2)というブログ記事を見かけたのだけど、実際にHTML5頑張ってる(実装してる)人たちはどういう意見を持っているんだろう。実装したことない素人な意見としては、hatenaのコメントで見かけた「JavaScriptだって日本じゃさんざんdisられてて使わないのが正義な時期あったじゃん。2005年ごろ。その裏で海外じゃprototype.jsやらjQueryの開発が進んでたんだけど。それと一緒じゃね?」に一票なんだけど。