出さないで良い課題は最初から出さない

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教員の立場になって大勢の学生を見て愕然としたのが「課題を出さない学生の多さ」。昔からなのか私が教員なってからなのか分かりませんが、多分、昔からそういう学生はいたんでしょう。ただし、昔はそういう学生に対して「不可」にするだけで良かったのが、そういう学生へのフォローをするのが当然(それも教育の範疇)という方向に流れ過ぎているのかなーと。いろんな人が居ていいんですが、できない学生に対して単位出す(ように頑張らせる)のはどうなのかなー。学生にも面と向かって言ってますが、大学卒業すること自体にはそれほど価値ないです。その過程や結果を活かして何するか、が大事なわけで。

加えて私自身の無理矢理やらせるというのは性に合わないこともあって、課題出さないとか欠席するとかに対して1回ぐらいは突っつくかもですが、基本的には「来る者拒まず去る者追わず」。年次指導とか研究室学生とかだともう少し動くけど、やっぱりデフォルトは「学生からの能動的なアクションへの対応」かなぁ。能動的じゃないところに無理矢理やらせても効果が薄いだろうというのもあるし。

ということで、個人的には「興味を持てるような課題」を用意するのが精一杯の努力のつもりです。面白くない課題だというなら、ごめんなさい。精進します。