先生に質問したくなるような授業づくり
先生に質問しない日本の大学生というのは「あるある」の一つだよね。私自身が学生だった頃は、結果的には先生を使い倒すつもりでやってました。あくまでも結果論で、そうしようと行動してたわけじゃないです。一般高校からの入学だったこともあってどれもこれも目新しくて楽しくて。PC触るのほぼ初めてで楽しくて。Hello World! 出力するだけで感動して。割とほとんどの専門科目で質問してたんじゃなかろうか。ただし、授業中ではあまり質問しなかったかもしれない。教科書や参考書を読み漁って、考えてもわからない所があれば質問するというのを繰り返してました。
どんな形であれ「質問せずに放置する学生」については、授業料もったいないな、面白く無いのかなと思う一方。教員になった以上、質問したくてたまらない授業づくりも同じぐらい大切だと思うのですよ。プログラミング1ではレポート&ペアプロぐらいしか機能してない気がするので、まだまだ努力(練具合)不足。面白い課題作れてないという解釈のほうが理解しやすいのだけど、応用ではないので基本だから「やればできる」レベルの間はそもそも質問しようがない、という側面もある?
学び方という点では、どの教科でも「教科書を隈なく100%理解できるまで繰り返す」ことがやれるか否かだと思ってるので、如何にそう仕向けるかが肝だよね。輪読ゼミで「○○ってどういう意味?」みたいな質問するのもその一環。如何に「なんとなく」で読み飛ばさせないかという工夫が必要で、その工夫の中身は「やりたくなる」仕掛けがあるとベター。アフターケアだけじゃなく、事前準備にも工夫が仕組まれてると更に良い。言葉だけの能動学習とか言ってないで、そう仕向ける工夫が必要。
難しいのだけど、学生がやらないのを嘆くだけじゃなく、教員側がやれる努力はやろうよ、と。